日立ビッグドラムのC04エラーの原因と対処法を解説

日立ビッグドラムのC04エラーの原因と対処法を解説

脱水が始まるタイミングで「C04」と表示されて洗濯機が止まってしまう。そんな経験をして困っている方は少なくありません。せっかく洗い終わった洗濯物が濡れたままで取り出せず、どうすればいいか分からないと焦ってしまうこともあります。

C04エラーは日立ビッグドラムが搭載している安全機能のひとつで、洗濯物の片寄りを検知したときに脱水を自動停止するコードです。機械の故障ではなく、ほとんどのケースは洗濯物を入れ直すだけで解消できます。

C04が出るたびに洗い直しになるの?毎回止まって困ってる…

洗い直しにはなりません。洗濯物を均一に入れ直して再スタートすれば、脱水だけやり直せます。原因と手順を覚えると対処がスムーズになりますよ。

この記事では、日立公式の情報をもとにC04エラーの仕組みと具体的な対処手順を説明します。スムーズモードの設定方法や片寄りを防ぐ洗い方のコツも紹介しているので、C04が頻繁に出て困っている方にも参考になります。

この記事のポイント
  • C04は「洗濯物の片寄り」を検知した脱水停止エラーで、まず洗濯物の入れ直しを試す
  • 片寄りしやすい洗濯物の種類と量(容量の6〜7割が目安)を把握しておく
  • スムーズモードへの切り替えで片寄りによる中断回数を減らせる
  • 自己対処で改善しない場合は日立の修理相談窓口へ依頼する
目次

日立ビッグドラムでC04エラーが表示される原因

  • C04エラーが示す意味と機械的な仕組み
  • C04が出やすい洗濯物の種類と量の問題

C04エラーが示す脱水停止の意味と仕組み

C04エラーが示す脱水停止の意味と仕組み

C04エラーは、脱水時に洗濯物が洗濯槽内で片寄っていることを洗濯機が検知したときに表示されるエラーコードです。脱水運転が始まると洗濯槽は高速回転しますが、洗濯物が一方に偏っていると槽全体のバランスが崩れ、激しい振動や異音が生じます。これを放置すると洗濯物が傷んだり、洗濯機本体が故障したりするリスクがあるため、日立ビッグドラムはこの状態を自動的に検知して安全に停止する仕組みが備えられています。

エラーが出るまでの流れを整理すると次のようになります。まず脱水開始時に洗濯機が片寄りを検知すると、自動的に注水すすぎに戻り、洗濯物の位置を変える補正運転を行います。この補正運転を繰り返しても片寄りが解消されない場合に、初めて「C04」が表示されて運転が一時停止します。つまりC04が出る前に、洗濯機はすでに複数回の自動補正を試みているということ。

C04が出ても、洗濯機が壊れたわけではありません。洗濯物の片寄りを検知した安全停止です。まず洗濯物を取り出して入れ直すことを試してください。

脱水モーターやベルトなどの機械的な部品が原因でC04が出るケースもまれにあります。長期間使用している場合や、洗濯物を均一にセットし直しても改善しない場合は、機械的な劣化を疑う必要があります。ただし、大半のケースでは洗濯物の入れ方の見直しで解消できる。

C04が起きやすい洗濯物の種類と量の問題

C04が起きやすい洗濯物の種類と量の問題

C04エラーが発生しやすい洗濯物の種類には傾向があります。日立公式によると、次のような洗濯物は片寄りが起きやすいとされています。

  • 洗濯ネットに入れたもの
  • 大物や厚手のもの(シーツ・毛布など)
  • フリースなど水を含みにくいもの

これらは洗濯中にドラム内で動きにくく、一方向に固まりやすい性質があります。また、綿素材のように水を含んで重くなりやすい洗濯物も注意が必要です。均一に見えてもバランスが崩れている場合がある点に注意。

洗濯物の量も片寄りに大きく影響します。洗濯機の容量ギリギリまで入れてしまうと脱水時にバランスが崩れやすくなります。目安は洗濯槽の6〜7割程度。一方、少なすぎる量も片寄りエラーが出やすくなります。少量の洗濯物だけを回す場合は特に注意が必要です。

防水性の高い物(レインコート、自転車カバー、おむつカバーなど)や水を通しにくい物(ウィンドブレーカー、カーペット、足ふきマットなど)は洗濯・脱水しないでください。これらを洗うと片寄りエラーが出るだけでなく、洗濯機の故障原因になります。

洗濯と乾燥を続けて行う「洗濯→乾燥」コースでは、乾燥工程の前に片寄りエラーが起きやすいとの報告。そのため、洗濯コースと乾燥コースを別々に実行すると改善するケースもあります。

ビッグドラムのC04エラーを解消する具体的な対処法

  • まず試すべき洗濯物の取り出しと入れ直しの手順
  • スムーズモードへの切り替えでC04を減らす方法
  • C04を繰り返さないための予防と洗い方のコツ
  • それでも改善しないときの修理相談のタイミング

まず試すべき洗濯物の取り出しと均一な入れ直し手順

まず試すべき洗濯物の取り出しと均一な入れ直し手順

C04エラーが出たら、まず洗濯物を一度取り出して均一に入れ直す手順を試します。日立公式が案内している手順は次のとおり。

手順1: 一時停止して水が抜けたか確認する

「スタート/一時停止」ボタンを押して運転を一時停止し、槽内の水が抜けていることを確認します。水が残ったまま洗濯物を取り出すと周囲が濡れてしまいます。

手順2: 洗濯物を取り出す

洗濯物には多量の水分が含まれているため、下にタオルなどを敷いてゆっくり取り出してください。ドア(ふた)がロックされて開かない場合は、本体の電源を切り、コンセントを抜き差ししてから電源を入れ直してみてください。それでもドアが開かない場合は、販売店または修理相談窓口に点検を依頼してください。

手順3: 洗濯物を均一に入れ直す

タテ型の洗濯機であればドーナツ状になるように入れます。ドラム式の場合は、洗濯物を広げてから均等に入れ直します。綿素材など水を含んで重くなりやすい洗濯物が1か所に固まっている場合は、均一に見えてもバランスが悪い状態になっています。洗濯物をほぐしてから入れ直すことが大切です。シーツや大きなタオルなど絡まりやすいものは、絡まりをほどいてから小分けにしてセットし直すと改善することがあります。

手順4: 脱水運転を再スタートする

「スタート/一時停止」ボタンを押して脱水運転を再開します。電源を切った場合は、脱水のみ個別に選択してやり直してください。

スムーズモードへの切り替え方と効果(ドラム式)

スムーズモードへの切り替え方と効果(ドラム式)

日立ビッグドラムには「スムーズモード」という脱水設定があります。このモードに切り替えると、洗濯物の片寄りによる脱水中断の回数を少なくすることができます。

スムーズモードは脱水の立ち上がりをスムーズにすることで、片寄りによる運転の中断を少なくする仕組みとなっています。ただし、振動や音が通常より大きくなる場合があります。

スムーズモードはあくまで「中断を少なくする」設定です。C04が出なくなることを保証するものではありません。洗濯物の入れ方の工夫と組み合わせて使うと効果的です。

機種によって設定方法は異なりますが、BD-SG100FLでの設定手順を一例として示します。

1. 「切/入」を押して電源を入れる

2. 「洗い」ボタンを3秒以上押す

3. 「脱水」ボタンを押すたびに表示が切り替わる(001:標準モード/002:スムーズモード/003:低振動モード)

4. 「002」が表示された状態で「スタート/一時停止」を押す

5. 「切/入」を押して電源を切る

なお、スムーズモードに設定してもC04エラーがなくなるわけではなく、洗濯物の量や種類によってはエラーが出ることがあります。設定を試した後も改善しない場合は、洗濯物の入れ方の見直しや他の対処法と組み合わせることが必要です。設定方法は機種によって異なるため、詳細はお使いの機種の取扱説明書を確認してください。

C04を繰り返さないための予防と洗い方のコツ

C04を繰り返さないための予防と洗い方のコツ

C04エラーを繰り返さないためには、洗い方のコツを事前に把握しておくことが効果的です。

洗濯物の量を適切にする

前述のとおり、洗濯物の量は洗濯槽の6〜7割程度が目安。多すぎても少なすぎても片寄りの原因になります。

タオルだけでまとめて洗わない

タオルのみで洗濯すると、洗濯後にドラムの周囲にタオルが密着した状態になりやすく、片寄りエラーが出やすいというケースもあります。タオルだけを洗う場合は、洗濯と乾燥を分けて実行し、洗濯終了後に洗濯物をほぐしてから乾燥コースを回しましょう。

水を含んで重くなりやすい衣類の入れ方を工夫する

綿素材のトレーナーなど、水を含むと非常に重くなる衣類は、二つ折りにしてドラムに沿うように入れると片寄りが起きにくくなるケースもあります。これらを少量だけで洗うのも避けた方が無難です。

洗濯機が水平に設置されているか確認する

洗濯機が傾いている状態では、片寄りが起きやすくなります。水準器を使って、気泡が円の中に入っていることを確認してください。設置状況の調整方法は据付説明書を参照してください。

洗濯と乾燥を分けて実行する

洗濯→乾燥の連続コースでC04が出やすい場合は、前述のとおり洗濯と乾燥を別々に実行するのもひとつの方法。

それでも改善しないときの修理相談のタイミングと方法

それでも改善しないときの修理相談のタイミングと方法

洗濯物の入れ直しやスムーズモードへの切り替えなど、上記の対処法を試しても改善しない場合は、洗濯機本体の部品に問題が起きている可能性があります。

特に長年使用している場合は、脱水モーターやベルトの劣化も原因のひとつ。これらの部品が摩耗・故障すると、洗濯物の入れ方が正しくてもC04エラーが出続けることがあります。

修理を相談できる主な窓口は次のとおりです。

  • お買い上げの販売店
  • 日立のWeb修理申し込みページ(日立公式サイトから申し込み可能)

修理料金の目安は日立公式サイトの修理料金目安一覧の「C04表示」の項目で確認すること。対象機種はドラム洗濯機(BD-系)、洗濯乾燥機(BW-D系・NW-D系)、全自動洗濯機(BW-系・NW-系)です。

自己対処で改善しない場合は早めに修理相談をすることをおすすめします。無理に運転を続けると、洗濯物を傷めたり、他の部品への影響が広がったりする可能性があります。

日立ビッグドラムのC04エラー対処と予防のポイントまとめ

この記事のまとめです。

  • C04エラーは洗濯物の片寄りを検知した脱水停止エラーコード
  • 洗濯機は補正運転を自動で複数回試み、改善しない場合にC04を表示して停止する
  • 多くの場合は洗濯物を入れ直すだけで解消できるので、まず試してみよう
  • 取り出すときは下にタオルを敷き、水分で周囲が濡れないようにゆっくりと
  • ドアがロックされて開かない場合はコンセントを抜き差しして電源を入れ直す
  • 洗濯物を均一に入れるとき、水を含んで重くなる素材は1か所に固まらないよう広げてセット
  • 片寄りしやすいのは洗濯ネット・大物・厚手のもの・フリースなどが代表的
  • 防水性の高いもの・水を通しにくいものの洗濯・脱水は避けましょう
  • 洗濯物の量は洗濯槽の6〜7割程度が目安
  • スムーズモードに切り替えると片寄りによる脱水中断の回数を少なくできる
  • スムーズモードは振動や音が大きくなることがある点に注意が必要
  • 洗濯→乾燥コースでC04が出やすい場合は、洗濯と乾燥を別々に実行するのが有効
  • タオルのみで洗うときは洗濯後にほぐしてから乾燥コースを回しましょう
  • 水準器で洗濯機の水平設置を確認しておくと片寄りエラーを防げる
  • 対処法を試しても改善しない場合は、日立の修理相談窓口または購入店に連絡を
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この記事を書いた人

こんにちは!
「洗濯機のミカタ」を運営している ミカちゃん先生 です。

家電量販店での勤務経験と、洗濯機オタクな日常から得た知識を活かして、
「どの洗濯機を選べばいいの?」「この機能って何?」といった疑問に
やさしく、分かりやすくお答えしていきます。

ドラム式か縦型か、メーカーの違い、実際の使用感など、
洗濯機にまつわる情報をたっぷりお届けしていきますので、
あなたの洗濯機選びに、少しでもお役に立てればうれしいです♪

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