一人暮らしでドラム式洗濯機を検討しているけれど、「サイズが大きくて設置できないのでは?」「電気代が高くなるのでは?」と不安を感じている方も多いのではないでしょうか。縦型洗濯機と比べてどうしても高価なイメージがあり、購入をためらってしまうこともあるでしょう。
実際にドラム式洗濯機は、洗濯から乾燥まで一台で完結できる点が最大のメリットです。仕事で忙しい日々でも、洗濯物を干す手間がなくなり、雨の日でも天候を気にせず洗濯できます。さらに縦型洗濯機と比べて水量が約半分で済むため、水道代の節約にもつながります。
一方で「一人暮らしの部屋に置けるコンパクトなモデルはあるのか」「ヒートポンプ式とヒーター式のどちらを選べばいいのか」「防水パンのサイズはどう確認すればいいのか」など、選ぶ際に確認すべきポイントは意外と多くあります。
この記事では、一人暮らしでドラム式洗濯機を選ぶ際の重要な選び方ポイントと、一人暮らし向けのおすすめ機種を紹介します。購入前に知っておくべき注意点もあわせて解説するので、ぜひ参考にしてください。
- 一人暮らしのドラム式洗濯機は洗濯容量7〜8kgが目安で、乾燥容量も必ず確認する必要がある
- 乾燥方式はヒートポンプ式(省エネ・衣類にやさしい)とヒーター式(本体価格が安い)の2種類があり、乾燥頻度で選ぶのがポイント
- 設置前に防水パンの内寸・搬入経路・ドア開閉スペースを測ることが必須
- 静音性・洗剤自動投入・インバーター制御など一人暮らしに役立つ機能も選び方の重要な基準になる
一人暮らしがドラム式洗濯機を選ぶときの4つのポイント
- 洗濯容量と乾燥容量の選び方
- ヒートポンプ式とヒーター式の違いと選び方
- 設置スペースと搬入経路の確認方法
- 静音性・自動投入・インバーターなど便利機能の見方
洗濯容量と乾燥容量の選び方

一人暮らしのドラム式洗濯機って、何キロを選べばいいの?
洗濯容量7〜8kgが目安です。乾燥容量も一緒に確認しておくと安心ですよ。
一人暮らしにおすすめの洗濯容量は7〜8kgとされています。ドラム式洗濯機はコンパクトなモデルでも7kgからのラインナップが多く、縦型洗濯機と比べて全体的に容量が大きい傾向があります。
1日あたりの洗濯物の量は約1.5kgとされており、毎日または2日に1回洗濯する人には7〜8kgの容量がちょうどよいとされています。週末にまとめて洗濯するスタイルの方には8〜9kgが目安となります。また、シーツや布団カバーなど大物を洗う機会が多い場合は、8〜9kgの大きめモデルが適しているとされています。
洗濯槽いっぱいに衣類を詰め込むと汚れが落ちにくくなるため、6〜7割程度の量で使うのが目安です。これを踏まえると、7kgモデルでも実際に一度に洗える量はやや少なめになります。まとめ洗い派の方は余裕を持って8kg以上を検討するとよいでしょう。
乾燥容量のチェックも忘れずに行いましょう。乾燥容量は洗濯容量の約半分程度であることがほとんどで、例えば洗濯7kgのモデルでは乾燥3.5kgになるケースが多く見られます。
乾燥機能を頻繁に使う予定があるなら、乾燥容量を基準に選ぶのがおすすめです。「洗濯は7kgで十分だけれど、毎日乾燥まで使いたい」という場合、乾燥容量が大きいモデルを選んでおくと日々の洗濯がスムーズになります。


ヒートポンプ式とヒーター式の違いと選び方


ドラム式洗濯機の乾燥方式には、ヒートポンプ式とヒーター式の2種類があります。どちらを選ぶかで、電気代や衣類へのダメージ、本体価格が大きく変わるため、乾燥をどの程度使うかを基準に選ぶことが重要です。
ヒートポンプ式は、本体内のヒートポンプが熱を交換して衣類を乾燥する方式で、電気代を抑えられるのが特徴です。乾燥1回あたりの電気代は約20〜30円とされています。また、約65度ほどの低温風で乾かすため衣類が傷みにくく、縮みが出にくい点も魅力です。
ヒーター式は、内蔵ヒーターで衣類を乾燥する方式です。ヒートポンプ式に比べて熱効率が劣るため電気代が高くなりやすく、1回あたり約50〜70円とされています。ヒートポンプ式と比べると1回あたり約14円の差があり、1日1回乾燥を使った場合、1年間で約5,100円の差が生じる計算になります。
一方でヒーター式は本体価格が安い傾向があり、8kg以下の小容量モデルにはヒーター式が多く見られます。カラッとした仕上がりになりやすいとされていますが、約80度程度の高温風で乾燥するため衣類が縮みやすい面もあります。
週4回以上乾燥を使うならヒートポンプ式がトータルでお得とされており、乾燥を頻繁に使う生活スタイルであれば、初期費用が高くてもヒートポンプ式を選ぶ方が長期的にはメリットがある場合があります。乾燥頻度が低い一人暮らしの場合は、ヒーター式で本体価格を抑えるという選択肢もあります。自分の洗濯スタイルに合わせて選んでみてください。
乾燥を毎日または週4回以上使う予定なら、1日1回使用で年間約5,100円の電気代差が生じることを踏まえ、ヒートポンプ式を検討する価値があります。
設置スペースと搬入経路の確認方法


ドラム式洗濯機は縦型と比べてサイズが大きく、設置できない事例も少なくありません。購入前に必ず以下の点を実測しておきましょう。
まず確認すべきは防水パンの内寸サイズです。ドラム式洗濯機はサイズが大きく、一般的な防水パン(内寸640mm×640mm)に入らない可能性があります。購入前には防水パンの内寸を測り、候補機種の設置寸法と照らし合わせることが必要です。
ドア全開時の奥行きも確認が必要です。例えばシャープES-S7Jの場合、ドア全開時の奥行きは973mmに達します。ドラム式洗濯機は扉が前側に開くため、ドアを開けて洗濯物を取り出せるだけの空間が必要になります。
コンパクトタイプ(幅60cm前後)のモデルであれば、ワンルーム対応のマンションにも置きやすいとされています。扉の開閉方向(左開き・右開き)も、設置場所の壁の位置に合わせて選ぶ必要があります。
搬入経路の確認も欠かせません。玄関・廊下・階段・エレベーターの幅を事前に測り、本体サイズ+10cm程度の余裕があるか確認しましょう。曲がり角・手すり・照明器具などの障害物もチェックが必要です。
その他、蛇口の高さや真下排水に対応しているかどうかも事前に確認しておくと、設置時のトラブルを防ぎやすくなります。
コンパクトドラムとして幅60cm以内のモデルが各メーカーから展開されており、ワンルームマンションでも設置しやすい選択肢が増えています。左開き・右開きの両方が選べるモデルを選ぶと、壁の位置に関わらず対応できるため設置の自由度が高まります。
防水パンの内寸・搬入経路・ドア開閉スペースの3点を測らずに購入すると、搬入できない・設置できないというトラブルにつながる可能性があります。購入前の実測を忘れずに行いましょう。


静音性・自動投入・インバーターなど便利機能の見方


一人暮らしでドラム式洗濯機を選ぶ際、価格や容量だけでなく、生活スタイルに合った便利機能もチェックしておくと後悔が少なくなります。
静音性については、夜間に洗濯することが多い人は運転音が45dB未満のものがおすすめとされています。騒音規制法では集合住宅での騒音基準が40〜45dBに定められており、これを目安にすることで近隣への配慮もしやすくなります。
インバーター制御は、洗濯物の量に合わせてモーターの回転数を調整する機能で、静音性・節電・節水・衣類ダメージの軽減につながるとされています。小容量の洗濯機にはインバーターが搭載されていないものが多い傾向があるため、スペック表でしっかり確認しましょう。
洗剤自動投入機能は、タンクに洗剤を入れておくだけで自動的に計量・投入してくれる機能です。洗剤の無駄を削減でき、洗濯機まわりをすっきりさせられます。10万円台のモデルにも搭載が増えつつあるとされており、コスパの高い選択肢も広がっています。
温水洗浄機能があると黄ばみや皮脂汚れへの効果が期待でき、消臭効果も見込めるとされています。また、乾燥ダクト自動おそうじ機能があると故障の原因となる詰まりを防ぎやすく、乾燥フィルターレス仕様のモデルは掃除の頻度を減らせる最新トレンドとして注目されています。
スマホ連携機能があると外出先から操作したり、終了通知を受け取ったりすることができます。一人暮らしで日中外出していることが多い方には、帰宅前に乾燥まで完了しているよう設定できて便利です。
一人暮らし向けドラム式洗濯機のおすすめ機種と購入時の注意点
- 一人暮らしにおすすめのドラム式洗濯機 機種比較
- ドラム式洗濯機を一人暮らしで使うメリットと注意点
- 予算帯別の選び方(安い・コスパ重視・高機能)
一人暮らしにおすすめのドラム式洗濯機 機種比較


一人暮らし向けのドラム式洗濯機として、各メーカーからコンパクトなラインナップが展開されています。代表的なモデルを比較してみましょう。
シャープ ES-S7Jは、洗濯7kg・乾燥3.5kgのモデルで、本体サイズは幅640mm×奥行600mm×高さ1039mm。防水パン内寸奥行540mmに対応しており、コンパクト設置が可能です。ヒーター式乾燥を採用していますが、DDインバーター搭載で静音性が高く、乾燥時の運転音は38dB、洗濯時は24dBとされています。プラズマクラスター搭載で除菌・消臭効果も期待できます。
アイリスオーヤマ HDK852Zは、洗濯8kg・乾燥5kgのモデルで、温水洗浄・洗剤自動投入を搭載しています。洗濯時40dB・乾燥時44dBの運転音とされており、静音性も確保されています。
アイリスオーヤマ DKC85A1は、洗濯8kg・乾燥5kgで、5センサー(ファイブセンシング)による乾燥ムラ防止機能を搭載。価格は約10万円とされており、コスパを重視したい方に向いています。
東芝 ZABOON TW-84GS4Lは、洗濯8kg・乾燥4kgのモデルで、本体サイズは幅640mm×奥行633mm×高さ975mm。抗菌ウルトラファインバブル洗浄と温水洗浄機能を搭載しています。
パナソニック NA-VG780Lは、洗濯7kg・乾燥3.5kgのヒーター式モデル。本体サイズは幅639mm×高さ1050mm×奥行600mmで、スゴ落ち泡洗浄を搭載しています。
AQUA AQW-SD8Aは、洗濯8kg・乾燥4kgでヒートポンプ乾燥を採用した、一人暮らし向けではヒートポンプ式の比較的コンパクトなモデルです。本体サイズは幅595mm×高さ943mm×奥行616mmで、お湯洗いモードも搭載されています。
TCL CWD60AWは、洗濯6kgで価格は約49,800円と手頃ながら、薄型設計でスチーム機能を搭載しています。乾燥機能は付いていないため、乾燥まで不要という方向けのモデルです。
左開き・右開きの両方が用意されているモデルを選ぶと、設置場所の壁の位置を問わず対応しやすくなります。
ドラム式洗濯機を一人暮らしで使うメリットと注意点


一人暮らしでドラム式洗濯機を使う場合、生活がどう変わるかをイメージしておくことが大切です。
メリットとしてまず挙げられるのが、洗濯から乾燥まで全自動で完結し、干す手間がなくなって家事の時短になる点です。仕事や学業で忙しい一人暮らしには大きな助けになります。
水道代の節約も期待できます。ドラム式は使用水量が30〜40Lで1回あたり約15〜20円程度とされており、縦型洗濯機の使用水量50〜70L・1回あたり25〜35円程度と比べて節約できるとの情報があります。
天候を気にせず洗濯できるため、雨の日や花粉の季節でも部屋干し臭の心配がありません。乾燥まで完了するため干し忘れの心配もなく、外出中に洗濯を終わらせられます。外干し不要でプライバシーが守れる防犯面のメリットもあるとされています。
注意点としては、まず導入コストの高さがあります。一人暮らし向けでも7〜20万円程度かかるため、購入のハードルは縦型洗濯機より高くなります。
防水パンやドア開閉スペースの関係で設置できない物件もあるため、事前確認が欠かせません。また、引越し時にサイズが大きく重量もあるため、引越し費用が割増になる場合があるとの報告もあります。
ウール素材や刺繍が入った衣類など、乾燥機にかけられない衣類があることも覚えておきましょう。泥汚れなど頑固な汚れは水量の少ないドラム式では落ちにくい場合があるとされています。使い始める前にこれらの特性を理解しておくことで、日々の洗濯をより快適に行うことができます。


予算帯別の選び方(安い・コスパ重視・高機能)


ドラム式洗濯機は価格帯によって選べるモデルが異なります。予算に合わせた選び方を整理しました。
一人暮らし向けドラム式の価格帯はヒーター式で7〜20万円、ヒートポンプ式で15〜30万円程度とされています。
予算重視(7〜10万円)ならヒーター式モデルが選択肢になります。乾燥頻度が低い場合に向いており、アイリスオーヤマのFLK842(約7〜8万円台)は温水洗浄搭載のコスパモデルとして紹介されています。TCL CWD60AW(約49,800円)は乾燥機能なしのドラム式として最も手頃な選択肢の一つです。
激安モデルの中には乾燥機能が付いていない「洗濯のみ」のドラム式も存在するため、購入前にスペックを確認することが必要です。
コスパ重視(10〜15万円)では、洗剤自動投入・温水洗浄・インバーター制御を搭載したモデルが選べるようになります。アイリスオーヤマ DKC85A1(約10万円)はこの価格帯で機能が充実しているとされています。
高機能・省エネ重視(15〜30万円)ではヒートポンプ式が選択肢に入り、週4回以上乾燥を使うならトータルでお得とされています。AQUA AQW-SD8Aはヒートポンプ式の中では比較的コンパクトなモデルです。
型落ちモデルを狙うと数万円安く購入できる場合があります。中古・型落ちを検討する際は保証の有無と動作確認が重要とされており、長期保証への加入も高価な洗濯機の購入時には検討が推奨されます。本体価格だけでなく、水道代・電気代を含むランニングコストで総合的に判断することが大切です。
一人暮らし向けドラム式洗濯機の選び方まとめ
この記事のまとめです。
- 一人暮らしの洗濯容量は7〜8kgが目安。乾燥容量は洗濯容量の約半分であることを踏まえて確認する
- 1日あたりの洗濯物は約1.5kgとされており、毎日・2日に1回の洗濯なら7〜8kgがちょうどよい
- 乾燥頻度が高いならヒートポンプ式(電気代約20〜30円/回・衣類にやさしい)、初期費用を抑えたいならヒーター式(電気代約50〜70円/回)
- 1日1回乾燥を使った場合、ヒートポンプ式とヒーター式の電気代差は年間約5,100円になるとの情報がある
- 購入前に必ず防水パンの内寸サイズ・搬入経路・ドア開閉スペースを実測する
- ドアを開けて洗濯物を取り出せるスペースが必要。シャープES-S7JはドアフルOpen時の奥行きが973mmになる
- 集合住宅や夜間に洗濯する場合は運転音45dB未満・インバーター制御搭載モデルが安心
- 洗剤自動投入・温水洗浄・スマホ連携など便利機能は一人暮らしの家事時短に役立つ
- シャープES-S7Jは7kg・コンパクト設計・静音性(洗濯時24dB・乾燥時38dB)が高く人気モデルの一つ
- アイリスオーヤマや東芝ZABOON(8kg)も一人暮らし向けラインナップが充実している
- 導入コストは一人暮らし向けでも7〜20万円程度かかる。設置できない物件や引越し費用の割増に注意
- 型落ち・中古を検討する場合は保証の有無と動作確認を必ず確認し、ランニングコストも含めて総合的にコストを比較する









