ハイターで洗濯機を掃除する方法と注意点まとめ

ハイターで洗濯機を掃除する方法と注意点まとめ

洗濯物からなんとなくカビ臭いニオイがする、黒いカスが付いている……そんな経験はありませんか?その原因は洗濯槽に潜むカビかもしれません。洗濯槽の内側は湿度が高く、温度や栄養にも困らないのでカビにとって理想的な繁殖環境。月に1回の槽洗浄が推奨されていますが、専用クリーナーの代わりにハイターを使えないか気になっている方も多いのではないでしょうか。

ハイターには複数の種類があり、洗濯槽のカビ取りに向くものとそうでないものがあります。また、用途外使用には補償が受けられないリスクもあります。この記事では、ハイターを洗濯機掃除に使えるのか、使うとしたらどのハイターがよいのか、具体的な手順と注意点をソースに基づいて解説します。洗濯槽を清潔に保つための日常ケアについても紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

この記事のポイント
  • 洗濯槽の掃除に使えるハイターの種類と、使ってはいけない種類がある
  • 花王が推奨する「洗たく槽ハイター」の正しい使い方と手順
  • キッチンハイターを代用する場合の希釈量と6ステップの手順
  • カビを防ぐために日常でできる洗濯槽の清潔維持ポイント
目次

ハイターで洗濯機を掃除する前に知っておきたいこと

  • ハイターを洗濯機掃除に使えるか?壊れる心配は?
  • 洗濯機掃除に使えるハイターの種類と選び方
  • 洗濯槽の汚れの原因とカビが繁殖しやすい理由

ハイターを洗濯機掃除に使えるか?壊れる心配は?

ハイターを洗濯機掃除に使えるか?壊れる心配は?

結論からいうと、ハイターを使って洗濯機のカビ取りをすることは可能です。しかし、「絶対に壊れない」とはいえません。ハイターはもともと洗濯機のカビ取りを目的に作られた洗剤ではないため、メーカーも想定した使い方ではありません。

通常考えられる使用方法であれば、洗濯機が壊れる心配はさほどしなくてよいとされています。ただし、洗濯機の取扱説明書に「ハイターNG」と書かれている場合は使用できません。事前に必ず取扱説明書を確認してください。

花王の公式Q&Aでは、衣料用ハイターを洗濯槽クリーナーとして設計された製品ではないため、使用をおすすめしていないと明示されています。洗濯機の取扱説明書で「ハイター」が使用できると記載されている場合は、使い方の手順・使用量の説明に必ず従うことが求められています。

用途外使用で洗濯機にトラブルが生じた場合、洗濯機メーカー・花王いずれにも補償してもらえないおそれがあります。

万が一の補償リスクを考慮すると、洗濯槽専用の「洗たく槽ハイター」を使うのが最も安心できる選択です。しばらくお手入れしておらずカビが気になる場合は、まず塩素系の洗たく槽クリーナーで一掃し、その後は「洗たく槽ハイター」で月1回の定期ケアをするのが推奨されています。

洗濯機でハイターを使った洗濯機洗浄は可能ではありますが、このようなメーカーの立場を理解した上で使うことが大切です。取扱説明書を確認し、NG記載がなければ、適切な手順のもとで利用してください。

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洗濯機掃除に使えるハイターの種類と選び方

洗濯機掃除に使えるハイターの種類と選び方

花王のハイターにはいくつかの種類があり、洗濯槽の掃除に向くものとそうでないものがはっきり分かれています。選び方を間違えると十分な洗浄効果が得られないため、種類の違いを押さえておきましょう。

洗たく槽ハイター(粉末酸素系):洗濯槽の掃除のための専用洗剤です。2009年6月発売で、1回使いきりタイプ。9kgまでの全自動洗濯機専用として設計されており、酸素の泡の力で洗濯槽の裏側にこびりついたカビ・水垢・汚れを落とし、衣類へのニオイ移りを防ぎます。花王が推奨しているのはこの製品です。

普通のハイター(白無地衣料専用):塩素系漂白剤で、衣料用の製品です。もともと衣料用のため、洗濯機のカビ取りに使用すること自体は問題ないと考えられています。ただし、花王は洗濯槽クリーナーとしての使用を推奨しておらず、用途外使用に該当します。

ワイドハイター:酸素系漂白剤で、色柄物にも使える優しい成分が特徴です。塩素系に比べて洗浄力が低いため、洗濯槽のカビ取りには不向きです。

キッチンハイター:塩素系漂白剤ですが、キッチン用の製品です。洗濯機のカビをごっそり落とす効果は期待しにくく、仮に使うとしても大量に必要になるためコスパも悪くなります。

洗濯槽の洗浄には塩素系漂白剤が効果的です。塩素系漂白剤・市販の洗濯槽クリーナー・メーカー純正クリーナーはいずれも主成分が塩素系で、洗浄力の面では大きな差はありません。

洗浄剤の比較:塩素系漂白剤(強い・安い約300円/1,500ml)、市販洗濯槽クリーナー(強い・安い)、メーカー純正(強い・高い約2,000円/1回分)、酸素系漂白剤(弱い・やや高い)

酸素系漂白剤や重曹は洗浄力が低く、洗濯槽の洗浄には向きません。コスパを重視するなら台所用塩素系漂白剤がよく、コンビニや100円均一でも入手できます。

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洗濯槽の汚れの原因とカビが繁殖しやすい理由

洗濯槽の汚れの原因とカビが繁殖しやすい理由

洗濯槽のカビ臭や洗濯物に付く黒いカスは、洗濯槽のカビが原因です。なぜ洗濯槽にカビが生えやすいのかを知っておくと、予防対策に役立ちます。

洗濯槽の内部は湿度が高く、温度や栄養にも困らないのでカビにとって理想的な繁殖環境です。文部科学省「カビ対策マニュアル 基礎編」によると、カビは湿度60%以上の環境で活発に繁殖するとの報告があります。

洗濯槽にも生えるクロカビは、湿度80%以上であれば10日以内に胞子を発芽させるとの報告があります。一方、湿度80%未満の環境では発芽に40日程度かかるとされています。この環境を保ったまま30日周期で槽洗浄を行えば、カビが繁殖することは非常に困難です。これが月1回の槽洗浄が推奨される理由です。

カビが繁殖しやすくなる主な原因として、以下のことが挙げられます。衣類を洗濯機に入れたままにすると、衣類に付着した雑菌が洗濯槽の中で繁殖してカビ臭の原因になります。また、洗剤の溶け残りが多すぎるとカビのエサになります。使い終わったあとにフタを閉めたままにすることで密閉状態が続き、湿気がこもりやすくなることも大きな要因です。

月1回の槽洗浄を続けることで、カビが定着する前に除去でき、カビ予防に効果的です。

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ハイターを使った洗濯機掃除の手順と注意点

  • 洗たく槽ハイターで洗濯槽を掃除する手順
  • キッチンハイターで洗濯槽を掃除する手順(代用する場合)
  • ハイターで洗濯機掃除をするときの注意点
  • 洗濯槽以外の各パーツの掃除頻度と方法
  • 洗濯槽を清潔に保つための日常ケア

洗たく槽ハイターで洗濯槽を掃除する手順

洗たく槽ハイターで洗濯槽を掃除する手順

洗たく槽ハイターを使って洗濯槽を掃除する手順を解説します。用意するものは「洗たく槽ハイター(酸素系)」と「ごみすくいネット」の2点です。

ステップ1:40度程度のぬるま湯を最高水位まで注水します。水でもよいですが、ぬるま湯のほうがより洗浄効果を発揮します。

ステップ2:洗たく槽ハイターを全量投入します。

ステップ3:2〜3分洗いで運転し、しっかり撹拌しながら溶かします。

ステップ4:いったん停止して2時間放置します。放置中、フタを開けると洗濯槽の中に汚れが浮いているのを確認できます。

ステップ5:浮き上がってきた汚れをごみすくいネットで丁寧に取り除きます。

ステップ6:標準コースで1サイクル(洗い・すすぎ・脱水)まわして終了です。1サイクル終わったら、洗濯機のフタを開けて湿気を飛ばすのも効果的です。

月1回の定期的なお手入れであれば、最高水位まで注水してクリーナーを入れ、洗い・すすぎ・脱水だけでもかまいません。

小さな子どもやペットがいるご家庭では、フタを開けた状態での放置中に入り込まないよう対策を講じてください。

洗たく槽ハイターはハイター掃除の中でメーカーが想定した最も安心できる方法です。取扱説明書で使用OKを確認したうえで、この手順通りに行ってください。

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キッチンハイターで洗濯槽を掃除する手順(代用する場合)

キッチンハイターで洗濯槽を掃除する手順(代用する場合)

洗たく槽ハイターが手元にない場合、キッチンハイターで代用することができます。キッチンハイターの主成分は次亜塩素酸ナトリウムで、強力な殺菌・洗浄力を持っています。

希釈濃度の目安は、水10リットルに対してキッチンハイター50mlです。この割合で希釈すると、洗濯槽へのダメージを抑えながら効果的に汚れやカビを落とすことができます。

ステップ1:縦型は最高水位まで、ドラム式の場合はバケツ1杯程度のぬるま湯を入れます。

ステップ2:液体タイプのキッチンハイターを水10リットルに対し50mlの割合で入れます。

ステップ3:「洗いコース」で5分ほど回し、洗濯槽全体にキッチンハイターを浸透させます。

ステップ4:汚れの状態によって3〜4時間、汚れがひどい場合は一晩つけ置きします。

ステップ5:つけ置き中に浮き上がってきた汚れをネットですくい取ります。ドラム式は水が残っている状態でフタを開けることができないため、無理に開けないようにしてください。

ステップ6:標準コースで洗い・すすぎ・脱水を行います。脱水まで完了しても洗濯槽内に汚れが残っていたら、もう一度標準コースで回してください。

なお、槽洗浄コースがある機種では、キッチンハイターを洗濯機内に入れてボタンを押すだけで完了します。

キッチンハイターって衣料用には使えないの?

キッチンハイターはキッチン用の塩素系漂白剤で、衣料用・洗濯槽専用ではありません。代用は可能ですが、用途外使用になるためトラブル時の補償が受けられないことを理解した上で使用してください。

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ハイターで洗濯機掃除をするときの注意点

ハイターで洗濯機掃除をするときの注意点

ハイターを使って洗濯槽を掃除する際には、いくつかの重要な注意点があります。安全に作業するために必ず事前に確認してください。

取扱説明書の確認:洗濯機のメーカーや機種によってはハイターが使用できない場合があります。洗濯機の取扱説明書で「塩素系NG」と書かれている機種には絶対に使用しないでください。使用するとトラブルを招くおそれがあります。

キッチンハイターなどは用途外使用:「洗濯機のカビ取り」という用途が記載されているのは「洗たく槽ハイター」のみです。キッチンハイターなどは用途外使用となり、洗濯機にトラブルが生じた場合、洗濯機メーカー・花王いずれにも補償してもらえないおそれがあります。

塩素系と酸性のものは絶対に混ぜない:塩素系漂白剤は酸性の洗剤(クエン酸・酢など)と混ぜると塩素ガスが猛烈に発生して危険です。ラベルには「混ぜるな危険」の表示があります。また、塩素系と酸素系漂白剤を混ぜると有害なガスが発生し、最悪の場合命の危険があります。絶対に混ぜて使用しないでください。

換気をする:塩素系漂白剤は揮発性が高く、長時間匂いを嗅ぐと頭痛・吐き気の原因になります。作業中は必ず窓を開けるなど十分な換気を行ってください。

ゴム手袋を着用する:キッチンハイターを直接手で触ると皮膚の表面が溶けることがあります。希釈した液体であっても、必ずゴム手袋を着用して作業を行ってください。

洗濯物を誤って入れない:ハイターでカビ取りをしている最中、誤って洗濯物を入れてしまわないように注意してください。

ハイターは購入から3年以上経過すると次亜塩素酸ナトリウムの濃度が著しく低下しているため、使用をおすすめできません。古いハイターは処分し、新しいものを購入しましょう。

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洗濯槽以外の各パーツの掃除頻度と方法

洗濯槽以外の各パーツの掃除頻度と方法

洗濯機を清潔に保つには、洗濯槽だけでなく各パーツのケアも欠かせません。それぞれの掃除頻度と方法を確認しておきましょう。

洗濯槽の掃除頻度:月1回が推奨されています。月1回行うことでカビが定着する前に除去でき、カビ予防に効果的です。

糸くずネット:3〜5回に1度を目安に掃除します。手順は、ネットを裏返してゴミを取り除く→水洗いする→汚れやカビがあれば塩素系漂白剤で消毒する→陰干しして元に戻す、の流れです。ゴミをそのままにしておくと中のゴミにカビが生え、洗濯槽のカビ汚染の原因になります。

ドラム式の糸くずフィルター:ぬるま湯ですすいだあと歯ブラシで汚れを落とし、再度すすいでから元に戻します。取り外す際に水が出ることもあるため、雑巾や水受けを用意してから作業しましょう。

乾燥フィルター:ドラム式洗濯機の上部に設置されていることが多いです。ハンディ掃除機でホコリを吸い取り、取り切れないホコリは古歯ブラシでそっとこそぎ取ってから元に戻します。

洗濯機のフタ・洗濯槽のフチ・洗剤投入口:月1回程度を目安に掃除します。フタと槽のフチは濡れ雑巾で拭いたあと乾拭きします。洗剤投入口はケースを外して流水で洗い、細かい部分を歯ブラシで洗ってから元に戻します。

排水口・洗濯パン:臭いが気になったタイミングで掃除します。給水栓を閉める→脱水運転で洗濯機内部の水を排水する→排水ホースを外す→ブラシで掃除する→臭いがあれば液体パイプクリーナーを使う→接続し直す、という手順で行います。

設置場所や方法によっては自力での掃除が難しい場合もあります。そのような場合は無理をせず、業者に清掃を依頼しましょう。

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洗濯槽を清潔に保つための日常ケア

洗濯槽を清潔に保つための日常ケア

せっかく洗濯槽をきれいにしても、日常のちょっとした習慣でカビの繁殖を防ぐことができます。以下のポイントを日常的に取り入れてみてください。

フタを常に開けておく:洗濯機のフタを常に開けておくことで湿気がこもりにくい環境になります。逆に密閉状態が続くとカビの発生しやすい環境になるため、使用後はフタを開けて乾燥させましょう。

槽乾燥モードを活用する:槽乾燥モードを使って洗濯槽の湿度を下げましょう。タテ型洗濯機は洗濯槽が乾燥する時間が短いため、槽乾燥モードが特に有効です。ドラム式で洗濯後に乾燥運転まで行う場合は、槽乾燥を別途行う必要性は低いです。

衣類を入れっぱなしにしない:衣類を洗濯機に入れたままにすると、衣類に付着した雑菌が洗濯槽の中で繁殖してカビ臭の原因になります。洗濯時以外には衣類を入れないようにしましょう。

洗剤・柔軟剤は規定量を守る:洗剤の溶け残りが多すぎるとカビのエサになります。規定量を守り、溶け残りが出ないよう注意してください。

風呂の残り湯は温かいうちに洗いのみに使う:残り湯を使う場合は、温かいうちに洗いのみで使うのが衛生面からも望ましいです。

2〜3ヶ月に1回はしっかり掃除する:定期的なケアとして、2〜3ヶ月に1回はしっかり掃除するよう心がけてください。

しばらく掃除していなかった場合は、まず塩素系の洗たく槽クリーナーで一掃し、その後月1回のペースで維持するのが推奨されています。2回槽洗浄してもカビ臭が改善されない場合や、1年以上槽洗浄していない場合はプロのクリーニングを依頼しましょう。

日常的にフタを開けておく・衣類を入れっぱなしにしない・洗剤を規定量で使う、この3つを続けるだけで洗濯槽の汚れが格段に防ぎやすくなります。

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ハイターで洗濯機を掃除する方法と注意点まとめ

この記事のまとめです。

  • 洗濯槽のカビ取りにハイターを使うこと自体は可能だが、用途外使用であることを理解した上で行う
  • 花王が推奨するのは洗濯槽専用の「洗たく槽ハイター(粉末酸素系)」であり、衣料用ハイターの洗濯槽クリーナーとしての使用は推奨されていない
  • 普通のハイター(塩素系衣料用)は使えるが、花王はメーカーとして推奨していない
  • ワイドハイターは酸素系で洗浄力が低く、洗濯槽のカビ取りには不向き
  • キッチンハイターを代用する場合は水10リットルに対し50mlの割合が目安
  • 洗たく槽ハイターの基本手順:40度ぬるま湯注水→全量投入→2〜3分運転→2時間放置→汚れ除去→1サイクル運転
  • 取扱説明書を必ず確認し、塩素系NGの機種には使用しない
  • 塩素系と酸性のもの(酢・クエン酸など)は絶対に混ぜない(塩素ガス発生の危険)
  • 作業中は必ず換気とゴム手袋の着用を行う
  • 購入から3年以上経過したハイターは次亜塩素酸ナトリウムの濃度が著しく低下しているため使用しない
  • 洗濯槽の掃除は月1回を目安に継続することがカビ予防に効果的
  • フタを常に開けておく・衣類を入れっぱなしにしない・洗剤の入れすぎに注意する
  • 2回槽洗浄してもカビ臭が改善しない場合や1年以上槽洗浄していない場合はプロのクリーニングを検討する
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この記事を書いた人

こんにちは!
「洗濯機のミカタ」を運営している ミカちゃん先生 です。

家電量販店での勤務経験と、洗濯機オタクな日常から得た知識を活かして、
「どの洗濯機を選べばいいの?」「この機能って何?」といった疑問に
やさしく、分かりやすくお答えしていきます。

ドラム式か縦型か、メーカーの違い、実際の使用感など、
洗濯機にまつわる情報をたっぷりお届けしていきますので、
あなたの洗濯機選びに、少しでもお役に立てればうれしいです♪

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