日立洗濯機の修理│費用相場と依頼先を解説

日立の洗濯機を使っていて、突然エラー表示が出たり動作が止まったりすると焦るものです。毎日使う家電だからこそ、すぐに直したいと考える方も多いでしょう。

しかし、修理にはどのくらいの費用がかかるのか、どこに依頼すればよいのか、そもそも修理と買い替えのどちらが得なのか、判断に迷う場面も少なくありません。

この記事では、日立製の縦型洗濯機およびドラム式洗濯機を対象に、公式サポートへの依頼方法、エラーコードの意味、故障内容別の修理費用目安を詳しく解説します。他メーカーの製品については扱いませんので、日立製品をお使いの方はぜひ参考にしてください。

この記事のポイント
  • 日立洗濯機の修理依頼方法(電話・Web)と出張料3,850円
  • よくあるエラーコード(C1/C2/C4/F8等)の意味と自己診断方法
  • 故障内容別の修理費用目安(26,000〜77,000円)
  • 修理と買い替えの判断基準
目次

日立洗濯機の修理を依頼する方法と費用

  • 日立公式の修理サポート窓口と連絡方法
  • 出張修理の流れと出張料・診断料
  • 全自動洗濯機の故障内容別 修理費用目安
  • ドラム式洗濯機の故障内容別 修理費用目安

日立公式の修理サポート窓口と連絡方法

日立の洗濯機が故障した場合、まず検討すべきは日立公式の修理サービスです。日立では「日立家電エコーセンター」という専用窓口を設けており、電話とWebの両方から修理の相談や依頼が可能となっています。

電話での問い合わせ先は、フリーダイヤル0120-3121-68です。携帯電話からの場合は0570-0031-68(有料)となります。受付時間は月曜日から土曜日が午前9時から午後6時まで、日曜・祝日および年末年始は午前9時から午後5時までとなっています。また、自動音声による修理受付は営業時間外でも利用できるため、夜間や休日でも申し込みの手続きを進めることが可能です。

一方、Webからの依頼を希望する場合は、日立の家電品公式サイトにある「出張修理のWEB受付」フォームを利用できます。検索エンジンで「日立家電出張修理」と検索すれば、該当ページに簡単にアクセスできます。Webフォームでは訪問希望日を指定することもできますが、日程を決めずに依頼した場合は、受付後に担当者から連絡があり、訪問日時の調整が行われます。

修理を依頼する前に、いくつかの情報を準備しておくとスムーズです。まず製品の型式と製造番号は必須項目です。これらは洗濯機本体のラベルに記載されています。次に、発生している症状を整理しておきましょう。エラーコードが表示されている場合はその番号、ランプが点滅している場合はその回数なども重要な情報となります。さらに、購入時に延長保証に加入している場合は、購入店経由での修理が必要になることもあるため、保証書も確認しておくとよいでしょう。

なお、洗濯機は出張修理の対象製品です。コンパクトな家電とは異なり、持ち込み修理ではなく技術者が自宅を訪問して修理を行う形式となります。

出張修理の流れと出張料・診断料

日立に修理を依頼すると、技術者が自宅を訪問して故障状況を確認し、修理を行います。この出張修理において発生する費用の構造を理解しておくことは重要です。

まず、出張料は税込3,850円と定められています。これは技術者が自宅を訪問するための基本費用であり、修理の有無にかかわらず発生します。訪問日当日に故障状況を確認した結果、修理をキャンセルする場合は、診断料と出張料を合わせた5,830円(税込)が請求されます。つまり、「とりあえず見てもらうだけ」という場合でも、最低でも約6,000円の費用がかかることを想定しておく必要があります。

修理を実施する場合の総費用は、技術料、部品代、出張料の合計で算出されます。技術料は故障内容や修理の難易度によって変動し、部品代は交換が必要な部品に応じて異なります。後述する故障内容別の費用目安は、これらすべてを含んだ総額として示されています。

なお、時間外修理を希望する場合は追加料金が発生することがあります。また、保証期間内の製品であれば、保証書の規定に基づいて無償または一部負担での修理が受けられる場合もあるため、購入時の保証書を必ず確認しましょう。延長保証に加入している場合は、まず購入店への相談が推奨されています。

修理の流れとしては、まず電話またはWebで受付を行い、訪問日時を確定させます。当日は技術者が訪問して故障状況を診断し、修理内容と見積もりを提示します。了承すれば修理を実施し、完了後に費用を支払うという流れになります。

全自動洗濯機の故障内容別 修理費用目安

日立の全自動洗濯機(BW/NWシリーズ)において、故障症状別の修理費用目安は日立公式サイトで公開されています。以下の金額は技術料、部品代、出張料を含んだ総額(税込)の目安です。

まず、「A1」エラー(水位センサー初期化異常)でメイン基板の交換が必要な場合、洗濯容量10kg以下のモデルでは32,000円から38,000円前後、11kg以上のモデルでは52,000円から56,000円前後となっています。基板交換は比較的高額な修理となるため、特に使用年数が長い場合は買い替えとの比較検討が必要でしょう。

「C1」エラー(給水異常)で給水弁の交換が必要な場合は、30,000円から36,000円前後が目安です。給水に関するトラブルは、まず蛇口が開いているか、断水していないか、給水ホース接続部のフィルターが詰まっていないかを確認することで、修理不要で解決する場合もあります。

「C2」エラー(排水異常)で排水弁の交換が必要な場合は、26,000円から30,000円前後です。排水ホースの位置が高すぎたり、排水口が詰まっていたり、排水ホースがつぶれていたりすると排水異常が起きることがあるため、これらを確認してから修理を依頼するとよいでしょう。

「C4」エラー(アンバランス検知)で吊り棒の交換が必要な場合は、29,000円から33,000円前後となっています。脱水時の異常は、衣類の片寄りや絡まりが原因であることも多いため、まず洗濯物の入れ方を見直してみることをおすすめします。

「CP」エラー(風呂水ポンプ異常)で風呂水ポンプの交換が必要な場合は、31,000円から34,000円前後が目安となっています。

これらの金額はあくまで目安であり、実際の修理費用は故障状況や製品の年式によって変動する可能性があります。

ドラム式洗濯機の故障内容別 修理費用目安

日立のドラム式洗濯機(BDシリーズ)は、縦型洗濯機と比較して構造が複雑なため、修理費用も全体的に高めとなる傾向があります。以下の金額も技術料、部品代、出張料を含んだ総額(税込)の目安です。

「A1/A01」エラー(水位センサー初期化異常)でメイン基板の交換が必要な場合は、53,000円から77,000円前後と高額になります。ドラム式は制御が複雑なため、基板関連の修理費用は縦型と比べて大きく上がります。

「C1/C01」エラー(給水異常)で給水弁の交換が必要な場合は、37,000円から41,000円前後です。「C2/C02」エラー(排水異常)では、排水弁交換が34,000円から40,000円前後、排水ホース交換が32,000円から34,000円前後となっています。

「C3/C03」エラー(ふた開検知)ではドアスイッチ交換が28,000円から30,000円前後、ドア自体の交換が必要な場合は28,000円から38,000円前後です。「C4/C04」エラー(アンバランス検知)では、振動センサーの交換が37,000円から39,000円前後ですが、駆動部品の交換が必要な場合は60,000円から75,000円前後と大幅に高額になります。

その他、「C7/C07」エラー(基板間通信異常)でメイン基板交換が必要な場合は53,000円から77,000円前後、「C17」エラー(糸くずフィルター要手入れ検知)で循環ポンプ交換が必要な場合は48,000円から56,000円前後、「C18」エラー(洗剤発泡異常)や「C19」エラー(乾燥容量オーバー)で駆動部品交換が必要な場合は60,000円から75,000円前後となっています。

ドラム式洗濯機は本体価格も高額なため、修理費用が5万円を超えるような場合は、使用年数と照らし合わせて買い替えも視野に入れるべきでしょう。

エラーコードの見方と修理前のセルフチェック

  • 日立洗濯機のエラーコード一覧と表示の意味
  • Cで始まるコードの原因と自分でできる対処法
  • Fで始まるコードは故障の可能性が高い
  • 修理と買い替えを迷ったときの判断ポイント

日立洗濯機のエラーコード一覧と表示の意味

日立洗濯機でトラブルが発生すると、操作パネルにエラーコードが表示されます。このコードを理解することで、故障の原因をある程度把握し、修理が必要かどうかの判断材料とすることができます。

日立洗濯機のエラーコードは、大きく分けて「C」で始まるコードと「F」または「A」で始まるコードの2種類に分類されます。一般的に、「C」で始まるコードはユーザー自身で対処可能な内容を示していることが多く、「F」や「A」で始まるコードは製品内部の不具合(故障)を示す可能性が高いとされています。

主なエラーコードとその意味をまとめると、C0は洗濯容量オーバー、C1/C01は給水異常、C2/C02は排水異常、C3/C03はふた(ドア)開異常、C4/C04は脱水異常(アンバランス)、C6/C06は乾燥異常、C8/C08はふたロック異常、C9/C09はふたロック解除異常、C14は給水弁異常または振動センサー異常(モデルによる)などがあります。

なお、液晶ディスプレイを搭載していない一部の機種では、エラーコードではなく操作パネルのランプ点滅によって異常が通知されます。この場合は取扱説明書を確認して、点滅パターンの意味を把握する必要があります。

エラーコードが表示された場合は、まず電源を切り、電源プラグを抜いて1分以上待ってから再度電源を入れてみてください。一時的なエラーであればこれで解消することもあります。再度同じエラーが表示される場合は、次のセクションで説明する対処法を試すか、修理を検討することになります。

Cで始まるコードの原因と自分でできる対処法

「C」で始まるエラーコードは、多くの場合ユーザー自身で確認・対処できる内容を示しています。修理を依頼する前にセルフチェックを行うことで、修理費用をかけずに問題を解決できる可能性があります。

「C1/C01」(給水異常)が表示された場合は、まず水道の蛇口が開いているか確認してください。断水中や水圧が低い場合にも表示されることがあります。また、洗濯機と給水ホースの接続部にあるフィルターに水垢やゴミが詰まっていないかも確認しましょう。フィルターの詰まりが原因であれば、清掃することで改善が期待できます。

「C2/C02」(排水異常)は、排水ホースの位置が高すぎる、排水口が詰まっている、排水ホースがつぶれている・折れ曲がっているといった原因が考えられます。排水ホースを確認し、詰まりがあれば取り除いてください。糸くずフィルターの目詰まりも排水異常の原因となることがあるため、定期的な清掃が推奨されます。

「C3/C03」(ふた開異常)は、ふたまたはドアがきちんと閉まっていない状態を示します。洗濯物が挟まっていないか、ふたがしっかりとロックされているかを確認してください。

「C4/C04」(脱水異常)は、洗濯物の片寄りや絡まりが主な原因です。本体がガタついていないか確認し、洗濯物を入れ直してみてください。脱水槽内で衣類が偏っていると、バランスが取れずに脱水が正常に行われないことがあります。

「C6/C06」(乾燥異常)は、乾燥フィルターや乾燥フィルター差し込み口の目詰まりが原因であることが多いです。フィルターの清掃を行い、洗濯物が十分に脱水されているか、乾燥容量を超えていないかも確認しましょう。

これらの対処を行っても症状が改善しない場合は、部品の劣化や故障の可能性があるため、修理を検討してください。

Fで始まるコードは故障の可能性が高い

「F」で始まるエラーコードや「A」で始まるエラーコードは、製品内部の不具合を示している可能性が高いとされています。これらのコードが表示された場合は、ユーザー自身での対処が難しく、修理が必要になることが多いです。

代表的なものとして、「F8」や「F12」は本体制御回路やモーター、センサーの不具合を示唆することがあります。その他にも、「Fb」(コントローラ異常)、「Fc」(コントローラ異常)、「Fd」(クラッチモータ異常)、「FE」(パルセータロック異常)、「Fh」(排水モータ異常)、「FP」(風呂水ポンプ異常)など、さまざまなFコードが存在します。

「A1/A01」は水位センサーの初期化異常を示し、メイン基板の交換が必要になることがあります。このエラーが表示された場合の修理費用は、前述の通り縦型で32,000円から56,000円前後、ドラム式で53,000円から77,000円前後と高額になる傾向があります。

F系やA系のエラーコードが表示された場合でも、まずは電源プラグを抜いて1分以上待ってから再接続し、再度運転を試してみてください。静電気や一時的な制御エラーが原因であれば、これで改善することもあります。しかし、再度同じエラーが表示される場合は、部品交換や点検が必要になる可能性が高いため、日立の修理サポートに連絡することをおすすめします。

なお、エラーコードと故障原因は必ずしも1対1で対応するわけではありません。同じエラーコードでも、原因となる部品や箇所が複数考えられることがあるため、正確な診断は技術者による訪問診断を受けてから確定します。

修理と買い替えを迷ったときの判断ポイント

洗濯機が故障した際、修理するか買い替えるかの判断は悩ましい問題です。高額な修理費用を支払った直後に別の箇所が故障するリスクもあれば、まだ使える製品を早々に買い替えてしまうのはもったいないという考え方もあります。ここでは判断の目安となるポイントを整理します。

まず、使用年数は重要な判断材料です。内閣府の消費動向調査(令和4年)によると、洗濯機の平均使用年数は約10.9年とされています。一方、メーカーが定める「設計上の標準使用期間」は一般的に6〜7年であり、これは安全に使用できる期間の目安となります。また、日立の補修用性能部品の保有期間は製造打ち切り後6年間と定められており、この期間を過ぎると部品の調達が困難になり、修理自体ができなくなる可能性があります。

購入から6年以内であれば、部品入手がしやすく修理を検討する価値があります。6〜7年を超えている場合は、部品保有期間超過の可能性があり、また別の箇所が故障するリスクも高まるため、買い替えを視野に入れるとよいでしょう。平均使用年数(約10年)に近い、または超えている場合は、基本的に買い替えが推奨されます。

次に、修理費用と新品価格の比較も参考になります。修理費用が新品価格の3割以下であれば修理でお得になる可能性がありますが、50%以上になる場合は買い替えを検討する方が賢明とされています。たとえば、新品価格が10万円の洗濯機で修理費用が5万円を超える場合は、買い替えを真剣に考えるべきタイミングです。

故障の症状の深刻さも考慮すべきです。電源コードやプラグの発熱・変色が見られる場合は、発火の危険性があるため直ちに使用を中止し、修理ではなく買い替えを強く推奨します。モーターや制御基板といった根幹部分の故障が疑われる場合も、修理後の再発リスクが高いため買い替えを検討した方がよいでしょう。

総括:日立洗濯機の修理のまとめ

この記事のまとめです。日立洗濯機の修理を検討する際は、公式サポートへの連絡方法、費用の構造、エラーコードの意味を理解しておくことが大切です。また、使用年数や修理費用を踏まえて、修理と買い替えのどちらが合理的かを冷静に判断しましょう。

  • 日立の修理窓口はフリーダイヤル0120-3121-68、携帯からは0570-0031-68
  • 受付時間は月〜土9:00〜18:00、日祝9:00〜17:00
  • Webからも「出張修理のWEB受付」フォームで依頼可能
  • 出張料は3,850円(税込)、修理キャンセル時は診断料込みで5,830円
  • 修理費用は技術料+部品代+出張料の合計で算出
  • 全自動洗濯機の修理費用目安は26,000〜56,000円前後
  • ドラム式洗濯機は構造が複雑で修理費用が高く、34,000〜77,000円前後
  • 「C」で始まるエラーコードは自己対処で解決できる場合がある
  • 「F」「A」で始まるコードは故障の可能性が高く修理が必要なことが多い
  • 電源プラグを抜いて1分待ってから再接続で改善することもある
  • 補修用性能部品の保有期間は製造打ち切り後6年間
  • 購入から6年以内であれば修理を検討、6〜7年超は買い替えを視野に
  • 修理費用が新品価格の50%以上なら買い替えが賢明
  • 電源コードの発熱や変色は発火の危険があり即座に使用中止
  • 平均使用年数(約10.9年)に近い場合は買い替えを推奨

※この記事の情報は日立公式サイト(2026年1月確認)を基にしています。修理費用は目安であり、故障状況や製品の年式によって変動する場合があります。

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この記事を書いた人

こんにちは!
「洗濯機のミカタ」を運営している ミカちゃん先生 です。

家電量販店での勤務経験と、洗濯機オタクな日常から得た知識を活かして、
「どの洗濯機を選べばいいの?」「この機能って何?」といった疑問に
やさしく、分かりやすくお答えしていきます。

ドラム式か縦型か、メーカーの違い、実際の使用感など、
洗濯機にまつわる情報をたっぷりお届けしていきますので、
あなたの洗濯機選びに、少しでもお役に立てればうれしいです♪

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