洗濯機が脱水の途中で止まり、表示パネルに「U13」という文字が現れた——そんな経験をされた方は、焦りや戸惑いを感じたのではないでしょうか。特に繰り返し発生する場合は、何が原因なのか、自分で解決できるのかと悩んでしまいますよね。
パナソニック洗濯機のU13エラーは、脱水できない状態を知らせるエラー表示です。衣類の片寄りや排水トラブル、設置環境の問題など、複数の原因が考えられますが、正しい手順で対処すれば多くのケースで自力改善が可能です。
この記事では、U13エラーの意味から、洗濯物の調整・排水口の清掃・洗濯機本体の水平確認といった自分でできる対処法を順番に解説します。また、U11・U12・U14といった類似エラーとの違いや、修理・買い替えの判断基準まで幅広くまとめています。U13エラーで困っている方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
- U13エラーは「脱水時の衣類の片寄り・振動異常」を検知して脱水に進めない状態を知らせるエラーコード
- 自分でできる対処法(洗濯物の調整・排水口の清掃・設置の水平確認)を順番に試すことで改善できるケースが多い
- U11・U12・U14など混同しやすいエラーとの違いも整理しておくと原因の特定に役立つ
- 修理か買い替えかを判断する基準と費用の目安を把握しておくことで、無駄な出費を防ぎやすくなる
パナソニック洗濯機のU13エラーとは?原因と自分でできる対処法
- U13エラーの意味と発生のしくみ
- U13エラーが頻発する主な3つの原因
- 洗濯物の量・中身を調整してU13を解消する方法
- 排水口・排水ホース・フィルターの清掃手順
- 洗濯機本体の設置状況(水平・ガタつき)を確認する
- 脱水のみ運転で本体に異常がないか確認する
パナソニック洗濯機のU13エラーとは?脱水できない状態を示す表示

パナソニック洗濯機のU13エラーは、洗濯機が「アンバランス(振動)を検知して脱水に進めない」ときに出るエラーコードです。
脱水時に衣類の片寄りがあると、脱水の高速回転にうまく移行できず、洗濯機に負担がかかります。そのような場合、洗濯機は自動的に給水・すすぎを行って衣類の位置を変える補正運転を行い、片寄りの改善を試みます。連続して3回補正運転を行っても衣類の片寄りが改善されない場合は、自動的に脱水運転が止まり、U13のエラーが表示されます。
エラー表示は操作部に「U」と「13」を交互に表示し、ブザーを鳴らして知らせる仕組みになっています。この補正動作を繰り返しても解消されない場合に、安全のため運転を停止してU13が表示されるわけです。
U13が発生する原因として、洗濯物の片寄り以外にも、本体がガタついていたり傾いた床面に設置したりしている場合や、排水口や排水ホースにゴミが詰まり水の流れが悪くなっている可能性もあります。
「U13(脱水できない)」は洗濯機が異常を自己診断して教えてくれているサインです。あわてて修理を呼ぶ前に、まず原因を順番に確認してみましょう。

U13が頻発する主な3つの原因(排水トラブル・設置・機械的故障)

U13は「脱水が正常にできない(衣類の片寄り・振動異常)」を示すエラーです。一度きりで再発しない場合は単純な衣類の片寄りによるものが多いですが、頻発する場合は以下の3つの根本的な原因が疑われます。
1. 排水トラブル(水が抜けきらずに重くなる)
排水がスムーズでないと、槽内に残った水の重さで回転が不安定になり、片寄りエラーを誘発します。排水ホース内に糸くずがたまっていたり、排水口のトラップにヘドロが詰まっていたりすると、排水の勢いが落ちてU13が繰り返し発生するようになります。
2. 設置環境・洗濯物の内容
物理的なバランスが崩れると、センサーが異常な振動を検知して停止します。洗濯機が傾いた状態で設置されている、または大物や偏りやすい素材の衣類を一度に洗っている場合も、補正運転が追いつかずにエラーになりやすくなります。
3. 機械的な故障
使用開始7か月頃から急に脱水エラーコードU13が頻発するようになったとの報告があります。また、ドラムの軸の初期劣化や洗濯物の入れすぎが原因で起こることがほとんどとの報告もあります。上記の対処を一通り試しても再発を繰り返す場合は、部品の寿命や故障の可能性があります。
一時的に直っても再発する場合は根本原因が解消されていないケースが多いため、次のH3で紹介する対処法を順番に試してみてください。

洗濯物の量・種類を見直してU13エラーを解消する方法

U13の最も直接的な原因は衣類の片寄りです。まず洗濯機を一時停止して電源を切り、衣類の片寄りを直してから、以下の点を確認してみましょう。
洗濯ネットの使い方を見直す
洗濯ネットに衣類を詰め込まないようにしてください。また、たくさんの洗濯ネットを使用すると塊になって洗濯物の片寄りの原因になります。洗濯ネットに入れるのは小さな衣類かランジェリーなどのデリケートな下着類だけにするのが基本です。
大物・厚手の衣類は量を減らす
タオルケットやシーツなど大物や厚手の衣類が多い場合は、量を減らしてからみをほぐしてください。フリース素材のものは3〜4枚程度にしましょう。一度に多く入れすぎると重量バランスが崩れ、片寄りが起きやすくなります。
洗濯できないものを確認する
以下のものは脱水時に大きな振動が発生したり故障の原因になるため、洗濯できません。
- 座ぶとん・クッション・枕類
- 防水性のシートや衣類
- 大型や厚手のマット類・カーペットカバー
- 紙おむつなど(水を含むとゼリー状になるもの)
洗濯物の量と種類を見直した後、平らに整えてからふたを閉め、電源を入れてください。脱水時に停止した場合は、脱水のみを設定して「スタート」ボタンを押すことで再開できます。
排水口・排水ホース・排水フィルターを清掃してU13を防ぐ手順

排水が不十分だと、洗濯槽と脱水槽の間に水が残り、脱水槽の回転バランスが崩れて振動が大きくなります。この状態になると、いくら洗濯物の量を調整してもU13が繰り返し発生してしまいます。
排水が遅いと残った水の重みで脱水が激しく振動し、U13が誘発されます。見落とされがちですが、これがU13頻発の大きな原因の一つです。
排水口トラップのヘドロ除去
排水口のフタと中のカップ(トラップ)を取り外し、溜まったヘドロや糸くずをブラシで掃除してください。排水口トラップが詰まると排水スピードが落ち、脱水が始まらなくなります。排水口は定期的なお手入れが必要です。
排水ホースの引き回しを見直す
排水ホース内に糸くずなどがたまっている可能性があります。水がスムーズに流れるように正しく引き回すことで改善する場合があります。折れ曲がりや潰れがないかも確認しましょう。
作業の効率化
電源プラグを抜いて約5分放置し、この間に排水系統の清掃を行うと効率的との報告があります。リセットと清掃を同時に行うことで、次の確認作業がスムーズになります。
排水口の清掃と排水ホースの引き回し見直しが完了したら、ふたを開け閉めしてから「スタート」を押すと運転が再開します。

洗濯機本体の水平・ガタつきを確認・調整してU13を防ぐ方法

洗濯物の調整や排水清掃をしても改善しない場合は、洗濯機本体の設置状況を確認してみましょう。本体がガタついていたり傾いた床面に設置したりしている場合にもU13が発生します。
設置が傾いていると、洗濯物の中身を調整しても脱水時に大きく揺れてエラーになってしまいます。
ガタつきのチェック方法
洗濯機の天面対角コーナーを交互に押して、脚のガタつきがないか確認してください。また、洗濯機を上から手で押してガタガタ動かないかも確認しましょう。
調整脚で水平を合わせる
ガタつく場合は調整脚で脚の高さを調整し、水準器で水平を確認してください。洗濯機本体の水準器で気泡が円の内側に入っていれば水平です。脚のネジを回して水平を保ちましょう。ゴムシートが付属している商品はゴムシートを脚に取り付けて調整することもできます。
水平確認が終わったら、ふたを開け閉めすると運転が再開します。
脱水のみ運転でU13エラーが本体異常によるものか確認する方法

排水口や本体のメンテナンスが終わったら、「脱水のみ」の運転を行い、正常に動作するか確認してみましょう。
衣類を入れない「空(から)」の状態で確認することで、機械そのものに異常がないかを正確に判断できます。脱水のみを設定して「スタート」ボタンを押し、正常に脱水が完了するかどうか確認してください。
チェックのポイント
- 空の状態で脱水が最後まで正常に完了すれば、衣類の片寄りや排水トラブルが主な原因だった可能性が高いです
- 洗濯槽が空の状態でも脱水が止まる、または異音がする場合は本体内部の排水弁の故障の可能性があります
- 揺れを検知するセンサーの異常または軸受けの摩耗の可能性があります
このような場合は、自力での修理は難しく、パナソニック公式の修理診断にて修理費用の目安を確認することが推奨されます。また、上記確認後にふたを開け閉めすると運転が再開します。

パナソニック洗濯機のU13エラー頻発時の修理・買い替え判断と類似エラーとの違い
- U13・U11・U12・U14それぞれのエラーの違いと見分け方
- 修理すべきか買い替えすべきかの判断基準と費用の目安
パナソニック洗濯機のU13・U11・U12・U14エラーの違いと見分け方

パナソニックの洗濯機には「U」から始まるエラーコードがいくつかあり、原因によって対処法が異なります。混同しやすいエラーとの違いを整理しておきましょう。
U11:排水できない(排水異常)
設定時間内に水が抜けきらないときに出るエラーとのことです。主な原因は排水ホースの折れや排水口の詰まりとの報告があります。「水が残って止まる」という動作が特徴で、洗濯槽に水が溜まったまま運転が止まります。
U13:脱水できない(片寄り・振動異常)
排水はしているが、衣類の偏りや振動が原因で脱水の高速回転に入れない状態とのことです。「ガタガタ揺れて止まる(あるいは給水・すすぎに戻ってしまう)」という動作の違いがあるとの報告があります。U11(排水不良)が原因で槽内に残った水の重みによりU13が誘発されることも多いとの報告もあります。
U12:フタが開いている(ドアロック異常)
フタがきちんと閉まっていないか、安全スイッチの故障が原因とのことです。洗濯・脱水の開始時にチェックされます。
U14:水が出ない(給水異常)
蛇口の開け忘れ、給水フィルターの詰まり、断水などで水が溜まらない状態とのことです。
U13が頻発する場合は、単なる衣類の片寄りだけでなく、排水の勢いが弱くなっていないか(U11に近い原因がないか)を疑うのが解決への近道です。
U13エラーが自力で直らないときの修理費用の目安と修理・買い替えの判断基準

自力での対処を試みても改善しない場合、修理か買い替えかの判断が必要になります。
修理費用について
U13エラーが自力で直らず修理を依頼する場合の費用は、原因が「単なる詰まり」か「部品の故障」かによって大きく異なります。ドラム式の場合はさらに修理費用が高くなる傾向があるとの報告があります。パナソニックの公式診断および一般的な修理相場に基づく費用目安を確認しておくと判断の参考になります。
修理・買い替えの判断基準
使用年数が8〜9年を超える場合は、修理より買い替えも視野に入れるのが推奨されるとの報告があります。7年を超えて使用している場合は、修理見積もりを取る前に家電量販店で最新機種の価格をチェックしておくとよいでしょう。
修理依頼の方法
クラブパナソニックへの登録で比較的簡単に修理依頼や相談ができるとの報告があります。まずは公式窓口に相談してみるのが安心です。修理費用が高い場合は同メーカーへの買い替えが操作感の面でスムーズとの情報もあります。
修理か買い替えかを迷ったときは、まずパナソニックの修理診断で手持ちの品番から修理費を算出してみてから、最新機種の価格と比較して判断するのがよいでしょう。

パナソニック洗濯機のU13エラーの原因と対処法まとめ
この記事のまとめです。
- U13エラーは「脱水時の衣類の片寄り・振動異常」を検知して脱水に進めない状態を知らせるエラーコードである
- 洗濯機は自動的に補正運転(給水・すすぎ)を行い、連続3回改善されない場合に自動停止してU13を表示する
- エラー表示は操作部に「U」と「13」を交互に表示し、ブザーで知らせる
- U13が頻発する根本原因は「排水トラブル」「設置環境・洗濯物の内容」「機械的な故障」の3つに大別される
- 洗濯ネットへの詰め込みや大物・厚手衣類の入れすぎが片寄りを引き起こしやすい
- 座ぶとん・クッション・防水性衣類・大型マット・紙おむつなどは洗濯できず、入れると振動の原因になる
- 排水口トラップのヘドロや糸くずが詰まると排水スピードが落ちてU13が誘発されるため、定期的な清掃が重要
- 排水ホース内に糸くずがたまっている場合も水の流れが悪くなるため、引き回しの見直しが効果的
- 洗濯機本体のガタつきや傾きが原因でU13が発生することがあり、調整脚と水準器で水平を確保することが大切
- 空の状態で脱水のみ運転を行い、正常動作するか確認することで機械的な故障かどうかを判断できる
- U11は「水が残って止まる(排水異常)」、U13は「ガタガタ揺れて止まる(片寄り・振動異常)」という動作の違いがある
- U11の排水不良が原因でU13が誘発されることも多いため、U13が頻発する場合は排水の勢いも確認する
- U12は「フタが開いている(ドアロック異常)」、U14は「水が出ない(給水異常)」でそれぞれ原因が異なる
- 使用年数が8〜9年を超える場合は修理より買い替えも視野に入れるのが推奨されており、修理費用と最新機種の価格を比較することが大切
- 自力での改善が難しい場合はクラブパナソニックへの登録で修理依頼や相談ができるとの報告があり、公式窓口への相談が推奨される

