冷蔵庫と洗濯機だけ引越しする方法と料金相場【業者別に比較】

冷蔵庫と洗濯機だけ引越しする方法と料金相場【業者別に比較】

引越しの荷物が冷蔵庫と洗濯機だけという場合、どの業者に頼めばよいのか、料金はどれくらいかかるのか、迷う方は多いでしょう。通常の引越しプランを利用すると割高になりやすいため、自分の状況に合った運搬方法を選ぶことが大切です。

冷蔵庫と洗濯機だけの引越しには、引越し業者への依頼、宅配業者の活用、赤帽の利用、自力での運搬など複数の選択肢があります。近距離なのか長距離なのか、繁忙期かどうかによっても最適な方法は変わります。

また、冷蔵庫も洗濯機も、引越し前に必ず水抜きや霜取りといった事前準備が必要です。準備を怠ると運搬中に水漏れが起き、他の荷物や床を傷める原因になります。さらに搬入経路のサイズ確認や新居の設置スペースの計測も忘れてはいけません。

この記事では、冷蔵庫と洗濯機だけ引越しする際の料金相場を業者別に比較し、事前準備の手順から注意点まで詳しく解説します。

この記事のポイント
  • 冷蔵庫と洗濯機だけの引越し料金相場は近距離で15,000円〜30,000円程度が目安
  • ヤマトのらくらく家財宅急便や赤帽など、荷物が少ない場合に向いた業者がある
  • 引越し前に冷蔵庫の霜取り・水抜きと洗濯機の水抜きを必ず行う必要がある
  • 搬入経路と新居の設置スペースのサイズ確認が引越し当日のトラブルを防ぐ
目次

冷蔵庫と洗濯機だけ引越しする方法と料金相場を業者別に比較

  • 引越し業者・宅配業者・赤帽・自力運搬の4つの主な方法がある
  • 各方法の料金相場とメリット・デメリットを把握して選ぶことが大切
  • ヤマトのらくらく家財宅急便は繁忙期でも料金変動が少ない
  • 近距離なら赤帽が格安、長距離なら宅配便が有利になる傾向がある
  • 見積もりを複数社比較すると同じ条件でも数万円差が出ることがある

引越し業者に依頼する場合の料金相場と特徴

引越し業者に依頼する場合の料金相場と特徴

引越し業者に冷蔵庫と洗濯機のみの運搬を依頼する場合、料金相場は近距離(同一市内・近隣都道府県程度)で15,000円〜25,000円、長距離(500km以上)で20,000円〜30,000円が目安です。

通常期(5月〜2月)の距離別の相場は、同一市区町村(15km未満)で15,000円〜30,000円、同一都道府県内(50km未満)で20,000円〜40,000円、遠距離(500km以上)で40,000円〜80,000円との報告があります。繁忙期(3月〜4月)は通常期に比べて1.5倍〜2倍程度高騰する傾向があるため、引越し時期の調整も費用を抑えるうえで重要なポイントです。

引越し業者への依頼は、専門スタッフによる安全な運搬と万が一の補償がある点が最大のメリットです。また、引越し業者の「単身プラン」を利用すれば冷蔵庫と洗濯機だけでなく他の荷物も一緒に運んでもらえます。

一方で、荷物量が少ないにもかかわらずトラックを貸し切ることになると費用が高くつくため、専用プランがあるかどうかを見積もりの際に確認することが重要です。洗濯機の設置・取り外し作業を依頼する場合は別途オプション料金がかかる場合があり、1台あたり3,000〜5,500円程度が目安となります。また繁忙期は引越しの予約が埋まりやすく、業者によっては単品輸送の依頼を受け付けない場合もあるため、早めの問い合わせが必要です。

複数の業者から見積もりを取ると、同一条件でも数万円の差が生まれる場合があります。料金だけでなく、補償内容・設置費用の有無・対応エリアもあわせて確認するとよいでしょう。

ヤマトのらくらく家財宅急便と宅配業者を使う方法

ヤマトのらくらく家財宅急便と宅配業者を使う方法

ヤマトホームコンビニエンスが提供する「らくらく家財宅急便」は、大型家具・家電を1点から運ぶサービスです。専門スタッフ2名が梱包から設置まで対応してくれます。

料金はCランク(三辺250cmまで)の場合、東京都内7,770円、東京〜大阪8,980円、東京〜福岡11,390円が目安との報告があります。単身用冷蔵庫や全自動洗濯機はたいていCランク(三辺合計250cmまで)に収まります。東京から千葉への引越しの場合、単身用冷蔵庫(三辺250cmまで)7,535円、全自動洗濯機(三辺250cmまで)7,535円という料金例があります。

らくらく家財宅急便の大きな特徴は、繁忙期による料金の割増がない点です。3月〜4月でも比較的安価に利用できるため、引越し業者に比べてコスト予測が立てやすくなっています。WebサイトでSimpleに料金シミュレーションができ、そのまま申し込みまで完結できる手軽さも魅力です。

ただし、洗濯機の取り付けはオプション(有料)となり、吊り上げ・吊り下げなどの特殊作業には追加料金がかかります。ドラム式洗濯機を依頼する際は輸送用ボルトが必要で、ない場合は依頼できない可能性があるため、事前に確認が必要です。

宅配業者サービスは荷物1点ごとの料金設定のため、荷物が少ない場合には引越し業者に依頼するよりも料金が抑えられる場合があります。最終的にいくらかかるかは「輸送費」と「オプション料金」の総額を確認したうえで比較しましょう。

赤帽や混載便を使って費用を抑える方法

赤帽や混載便を使って費用を抑える方法

赤帽は「軽自動車運送協同組合」という軽自動車での荷物運搬を行う個人事業主による団体で、冷蔵庫や洗濯機のみの依頼でも軽トラックで対応してくれます。

赤帽の距離制運賃は20kmまで5,500円、21km〜50kmまでは1kmにつき242円です。積み込み・積み降ろしが30分を超えた場合は以降15分ごとに550円の追加料金がかかるため、作業に時間がかかりそうな場合は事前に総額の目安を計算しておきましょう。

ただし赤帽はあくまで荷物を運ぶ業者のため、洗濯機の取り付け・取り外し作業は自分で行う必要があります。また赤帽では3ドア以上の冷蔵庫、高さ141cm以上の冷蔵庫、ドラム式洗濯機は運搬できない点にも注意が必要との報告があります。

混載便とは、同じ方面へ向かう1台のトラックに複数の依頼主の荷物を積み込んで一緒に運搬する方法です。費用を安く抑えられる点がメリットで、近距離(同一市内・近隣都道府県程度)で約15,000円〜、長距離(500km程度)で約30,000円〜が料金の目安です。引越し業者が提供する「単身パック」も混載便の仕組みを活用しているケースが多くみられます。混載便を利用する際は、各依頼主の荷物が揃ってからの出発になるため通常より時間がかかる場合があることも理解しておくとよいでしょう。

自力で冷蔵庫と洗濯機を運ぶ場合のコストと注意点

自力で冷蔵庫と洗濯機を運ぶ場合のコストと注意点

レンタカーを使って自力で運ぶ場合、軽トラック(2人乗り)12時間で約7,000〜8,000円程度が相場との報告があります。これに保険代・給油代・高速代が別途必要になります。トヨタレンタカーのピクシスバン・ピクシストラックは7,700円〜、ハイエースバンは13,750円〜が料金の目安とのことです。

自力で運ぶ場合は梱包資材を自分で用意する必要があり、冷蔵庫用の養生パットは5,000〜15,000円、洗濯機用は5,000〜10,000円程度かかるとのことです。こうした費用を加算すると、思ったほど安くならないケースもあります。

冷蔵庫は横向きで移動させると冷却材が漏れて故障の原因になるため、必ず立てた状態で移動させることが重要です。冷蔵庫や洗濯機は30〜50kg程度の重量があるため、必ず2人以上で運ぶ必要があります。

賃貸物件の壁や床を傷付けてしまった場合、修繕費用は入居者負担となるため注意が必要です。また斜めドラム式の洗濯機はドラムを固定するための輸送用固定ボルトが必要で、紛失した場合はメーカーから取り寄せる必要があります。自力で運ぶと費用を最小限に抑えられる一方で、怪我や家電破損・家屋損傷のリスクが常に伴う点を十分に理解したうえで選択しましょう。

引越し前に必須!冷蔵庫と洗濯機の水抜き・準備手順

  • 冷蔵庫は引越し前日までに霜取りと水抜きを完了させておく
  • 洗濯機は給水ホースと排水ホースの順番で水抜きを行う
  • 搬入経路と新居の設置スペースのサイズを事前に測定しておく
  • 設置後は動作確認として試運転を行い水漏れや異常がないか確認する

冷蔵庫の霜取りと水抜きのやり方

冷蔵庫の霜取りと水抜きのやり方

冷蔵庫を運搬する前の準備として「冷蔵庫の中身を空にする」「霜取りと水抜きをする」の2つが必要です。引越しの1週間前くらいから新しい食材の購入を控え、2日前までに使い切るのが理想との報告があります。

電源を切るタイミングは引越しの15〜24時間前が目安で、製氷機能がある場合は事前にオフにしておきます。その後、冷蔵庫の扉をあけたまま15時間ほど放置して自然に霜が解けるのを待つ方法が基本です。霜取りの際は冷蔵庫の周りが水浸しにならないようタオルなどを敷いておくと安心です。

蒸発皿(水受けトレイ)には、「冷蔵庫の下に取り付けられているタイプ」「冷蔵庫の裏面に取り付けられているタイプ」「蒸発皿がないタイプ」の3種類があります。メーカーごとに水抜きの方法が異なるため、取扱説明書で確認してください。なお、冷蔵庫に霜取り機能が搭載されている場合は作業不要のため引越し当日に電源を切っても問題ありません。

水抜きが完了したら庫内を丁寧に拭き掃除し、ドアを開けたまま内部を乾燥させると衛生的です。庫内の棚やトレイなど取り外せる部品は取り出して、タオルなどで包んで別途運ぶか動かないようにテープで固定しておくと、搬入後の作業がスムーズです。

洗濯機の水抜きの手順と縦型・ドラム式の違い

洗濯機の水抜きの手順と縦型・ドラム式の違い

水抜きとは、洗濯機の給水ホースや排水ホースの中に残っている水を抜く作業で、運搬時に水が漏れるのを防ぐために必要です。水抜きに必要な道具はタオル、洗面器やバケツ、ビニール袋、ドライバーの4つとのことです。

給水ホースの水抜きは「給水栓を閉じる→洗濯コースをスタート→20〜30秒後に停止→給水ホースを外す」の手順で行います。次に排水ホースの水抜きは「一番短いコースで脱水する→槽内の水分を拭き取る→排水ホースを抜く」の順で行います。

給水ホースの水抜きを先に行い、次に排水ホースを行う順番を守ることが重要との報告があります。逆にすると洗濯機に溜まっていた水が床に漏れ出てしまいます。ドラム式洗濯機は縦型と同じ手順に加えて、糸くずフィルターの水抜き作業が追加で必要となります。

水抜きにかかる時間は約30分〜1時間程度で、水をしっかり乾かすことを考えると引越し前日に行うのが最善のタイミングです。取り外したホースや部品は紛失しないようビニール袋にまとめて保管し、洗濯槽の中に入れておくと搬入後の組み立てがスムーズです。

搬入経路と新居の設置スペースの確認ポイント

搬入経路と新居の設置スペースの確認ポイント

冷蔵庫と洗濯機のサイズを正確に測り、搬出経路と搬入経路を念入りに確認する必要があります。搬入経路の確認ポイントとして、エレベーターや階段の幅・高さ、玄関ドアの幅・高さ、廊下の幅(特に曲がり角)、室内ドアの幅・高さを確認しましょう。

運搬時には本体を傾けたり作業員が持つスペースも必要になるため、本体サイズに10cm程度の余裕を見ておくとよいとのことです。エレベーターや階段から搬入が難しい場合はクレーンでの吊り上げ作業が必要になり、追加料金が発生します。

洗濯機の設置場所の確認事項として、防水パンのサイズ、排水口の位置、蛇口の高さが洗濯機の給水ホース取付部よりも高い位置にあるかを確認することが大切です。防水パンのサイズに洗濯機が対応していない場合は「かさ上げ台」や「洗濯機台」などのアイテムでかさ上げが必要になるとのことです。

冷蔵庫は放熱のために壁から数cmのスペースが必要で、必要なスペースは機種によって異なるため取扱説明書で確認してください。冷蔵庫を新居に設置してからは半日ほど時間を空けてから電源を入れるのが安心です。洗濯機は設置後に必ず試運転を行い、水漏れや異常がないかを確認しましょう。

<冷蔵庫と洗濯機だけの引越しを安くするためのまとめ>

この記事のまとめです。

  • 冷蔵庫と洗濯機だけの引越しには「引越し業者」「宅配業者(ヤマトらくらく家財宅急便など)」「赤帽」「混載便」「自力で運ぶ」の選択肢がある
  • 近距離(同一市内・近隣都道府県程度)の場合の料金相場は引越し業者で15,000円〜25,000円程度が目安
  • 繁忙期(3月〜4月)は料金が通常期の1.5倍〜2倍程度高騰し予約も取りにくくなるため早めの行動が重要
  • ヤマトのらくらく家財宅急便は荷物1点ごとの料金設定で料金が明確、繁忙期でも料金変動が少ないのが特徴
  • 赤帽は近距離の引越しに向いているが大型の冷蔵庫やドラム式洗濯機は運搬できない
  • 自力で運ぶ方法は費用を抑えられる一方で怪我・家電破損・家屋損傷のリスクが高く、費用も思ったより安くならないことがある
  • 引越し業者を選ぶ際は必ず複数社から相見積もりを取ることで同条件でも数万円差が生まれる場合がある
  • 冷蔵庫は引越し前日までに電源を切って霜取りと水抜きを完了させておく必要がある
  • 洗濯機は給水ホースの水抜きを先に行い次に排水ホースの水抜きをする手順が基本
  • 冷蔵庫も洗濯機も必ず立てた状態で運搬し、横向きにすると故障の原因になる
  • 洗濯機の設置には洗濯機取り外し・取り付けのオプション料金(1台あたり約1,650円〜5,500円)がかかる場合がある
  • 搬入経路(エレベーターや階段の幅・玄関ドアの幅・廊下の曲がり角のスペース)を引越し前に必ず計測しておく
  • 洗濯機の設置場所にある防水パンのサイズと蛇口の高さが合わない場合はかさ上げ台などが必要になる
  • 新居に設置後は冷蔵庫は半日程度待ってから電源を入れ、洗濯機は試運転で水漏れがないか確認する
  • 引越し後の不要になった旧機種は家電リサイクル法に基づいて処分する必要があり、冷蔵庫は3,672円〜4,644円、洗濯機は2,484円程度のリサイクル料がかかる
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この記事を書いた人

こんにちは!
「洗濯機のミカタ」を運営している ミカちゃん先生 です。

家電量販店での勤務経験と、洗濯機オタクな日常から得た知識を活かして、
「どの洗濯機を選べばいいの?」「この機能って何?」といった疑問に
やさしく、分かりやすくお答えしていきます。

ドラム式か縦型か、メーカーの違い、実際の使用感など、
洗濯機にまつわる情報をたっぷりお届けしていきますので、
あなたの洗濯機選びに、少しでもお役に立てればうれしいです♪

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