冷蔵庫と洗濯機だけの引っ越し料金と手配方法を詳しく解説

冷蔵庫と洗濯機だけの引っ越し料金と手配方法を詳しく解説

「引っ越しで運ぶのは冷蔵庫と洗濯機だけ」という状況は、単身者や家電を買い替えない引っ越しではよくあるケースです。しかし、大型家電2点だけを運ぶ方法は複数あり、どれが自分の状況に合っているのか迷う方も多いでしょう。

引越し業者の単身プランを使えばよいのか、宅配サービスで送れるのか、あるいは自力で運ぶことはできるのか。さらに繁忙期かどうかで料金が大きく変わることや、洗濯機の取り外し・設置に別料金がかかるケースも見落とせない点です。

この記事では、冷蔵庫と洗濯機だけの引っ越しを検討している方に向けて、引越し業者・宅配サービス・便利屋・自力運搬それぞれの料金相場と特徴を詳しくまとめました。

また、引っ越し前日までに済ませるべき冷蔵庫の電源オフ・水抜き、洗濯機の水抜き手順、搬入経路の事前確認やクレーンつり上げなどの追加費用が発生するケースについても解説します。料金の節約方法も合わせてご確認ください。

この記事のポイント
  • 冷蔵庫と洗濯機だけの引っ越しには「引越し業者」「宅配サービス」「便利屋・くらしのマーケット」「自力運搬」など複数の方法があり、距離と条件で最適解が異なる
  • 通常期の料金相場は引越し業者で同一市区町村15,000〜30,000円程度、繁忙期(3〜4月)は1.5倍〜2倍に高騰する傾向がある
  • 引っ越し前日までに冷蔵庫の電源オフ・水抜きと洗濯機の水抜きを済ませる必要があり、水抜きをしないと運搬中に水漏れが発生するリスクがある
  • クレーンつり上げや洗濯機の取り外し・設置は別料金が発生するため、事前に搬入経路の確認と費用の把握が重要
目次

冷蔵庫と洗濯機だけの引っ越し方法と料金相場

  • 引越し業者の単身プランを利用する場合、通常期は同一市区町村15,000〜30,000円が目安で、梱包から設置まで一括で任せられる
  • らくらく家財宅急便などの宅配サービスはサイズと距離で料金が決まり、長距離では引越し業者より安くなる傾向がある
  • くらしのマーケットや便利屋は近距離向けで、都内同一区内なら冷蔵庫・洗濯機合わせて4,500〜8,000円と安価な場合がある
  • 繁忙期(3〜4月)は料金が通常期の1.5倍〜2倍に高騰し、予約が埋まりやすいため早めの手配が必要
  • 自力運搬はレンタカー代などを合わせて数千円〜1万円程度になる場合があるが、怪我や家電・家屋破損のリスクが伴う

引越し業者の単身プランを利用する費用相場

引越し業者の単身プランを利用する費用相場

冷蔵庫と洗濯機だけを引越し業者に依頼する場合、「家具・家電単品輸送プラン」「ミニ引越プラン」「混載便」の3種類が候補となります。通常の引越しプランではトラックを貸し切るため割高になりやすいですが、これらの専用プランであれば費用を抑えられる場合があります。

通常期(5月〜2月)の料金相場は、同一市区町村(15km未満)で15,000〜30,000円、同一都道府県内(50km未満)で20,000〜40,000円、遠距離(500km以上)で40,000〜80,000円が目安とされています。同一地域内の引越しであれば1万〜2万円程度が相場になるとも言われています。

具体的な業者のプランとしては、サカイ引越センターの「小口便引越便サービス」が約20,000円、アーク引越センターの「大物限定プラン」が約15,000円、日本通運の「単身パックS」が約16,000円〜との報告があります。ただし料金は時期や距離によって変動するため、見積もりで正確な金額を確認することが必要です。

洗濯機の取り外しと設置には、それぞれ3,000円前後の別料金がかかります。ドラム式洗濯機の場合は取り外し・設置に5,000〜1万円かかる可能性もあります。見積もりの際にこれらの費用が含まれているかを必ず確認しましょう。

引越し業者に依頼する最大のメリットは、梱包から搬出・輸送・搬入・設置まで一貫して任せられる点です。専門スタッフが家屋を傷つけないよう養生を行い、万が一の破損に備えた運送保険が標準で付帯しています。複数の業者から相見積もりを取ることで料金を下げられるため、引越し侍などの一括見積もりサービスを利用すると効率的です。

らくらく家財宅急便などの宅配サービスの料金の目安

らくらく家財宅急便などの宅配サービスの料金の目安

大型家電の運搬には、ヤマトホームコンビニエンスの「らくらく家財宅急便」やSGムービング(佐川急便グループ)の「飛脚大型家具・家電設置便」といった宅配サービスも利用できるとの報告があります。これらは荷物の3辺合計サイズと輸送距離によって料金が決まるため、見積もりなしで事前に料金を把握しやすいのが特徴です。

らくらく家財宅急便の料金目安(2024年時点)を見ると、Cランク(3辺250cm以内)の場合、東京都内で7,770円、東京〜大阪で8,980円、東京〜福岡で11,390円との報告があります。Dランク(3辺300cm以内)では東京都内11,280円、東京〜大阪13,040円、東京〜福岡16,340円という料金が確認されています。

単身用冷蔵庫や縦型洗濯機はCランクかDランクに該当することが多く、冷蔵庫と洗濯機を2点運ぶ場合はそれぞれの料金を合算した金額が目安になります。引越し業者と比較すると、近距離では同程度かやや安く、長距離では宅配便の方が安くなる傾向があります。

宅配サービスの大きなメリットは、繁忙期のような時期による料金変動が少ない点です。専門スタッフ2名体制で訪問し、梱包から設置まで対応してくれます。ただし、クレーン作業はオプション扱いか対応不可のことがあるため、搬入経路に問題がある物件では事前確認が必要です。

近距離向けの便利屋やくらしのマーケットの費用

近距離向けの便利屋やくらしのマーケットの費用

くらしのマーケットは、個人事業主が登録している生活サービスのマッチングサービスで、引っ越しの運搬にも対応している業者が多数存在します。都内同一区内で冷蔵庫・洗濯機合わせて4,500〜8,000円で受け付けてくれる業者が多く、この価格帯は他の方法と比較しても安価な水準です。ただし東京から大阪のような長距離の場合は110,000〜120,000円代が大半となり、長距離には向いていません。

くらしのマーケットは個人事業主の登録が多く、同じ都内でも検索する区によって対応業者が異なることがあります。取り外し・取り付け作業が表示料金に含まれているかどうかは業者ごとに異なるため、追加料金の項目を必ず確認するようにしましょう。

便利屋は急な依頼や夜間作業、不用品回収にも対応できる柔軟さがメリットです。料金体系は時間制(1時間〇〇円+出張費)になっていることが多く、短距離で階段が少なく当日中に作業を完結したいケースと相性が良い方法といえます。ただし補償の内容は業者によって異なることが多いため、万が一の際の対応についても確認しておくことが望ましいです。

繁忙期と通常期の料金差と安く依頼するコツ

繁忙期と通常期の料金差と安く依頼するコツ

新生活が始まる3〜4月は引越し業界の繁忙期にあたり、料金は通常期に比べて1.5倍〜2倍程度高騰する傾向にあります。繁忙期の料金相場は、同一市区町村で25,000〜50,000円、遠距離では60,000〜120,000円と通常期の倍近い水準になることがあります。

繁忙期は予約が埋まりやすく、業者によっては単品輸送を受け付けないケースもあるため、冷蔵庫と洗濯機だけの引越しを依頼しようとしても断られる可能性があります。この時期に引越しが必要な場合は、できるだけ早く複数の業者に連絡し予約を確保することが重要です。

費用を抑えるコツとして、フリー便(業者の都合に合わせた日程)を選ぶと割引が適用されることが多くあります。長距離の場合は混載便を利用すると費用を抑えられますが、日時指定が難しくなるため、スケジュールに余裕がある場合の選択肢となります。また、複数業者から相見積もりを取ることで料金を下げられます。引越し侍やSUUMO引越し見積もりなど一括見積もりサービスを利用すると、複数社をまとめて比較できて効率的です。

レンタカーで自力運搬する場合のリスクと費用

レンタカーで自力運搬する場合のリスクと費用

レンタカーを借りて自力で冷蔵庫と洗濯機を運ぶ場合、費用は数千円〜1万円程度に抑えられる場合があります。2020年の調査では、自力で運ぶ全体費用(レンタカー代・梱包資材・友人へのお礼などを含む)は13,000〜36,000円という調査結果もあります。

自力運搬には軽トラックや小型バンなど、冷蔵庫を立てて積める高さのある車両と、大人2人以上の人手が必要です。台車・毛布・ロープといった道具も準備する必要があります。

しかしリスクも大きく、特に注意が必要なのは冷蔵庫の運び方です。冷蔵庫は必ず立てて運搬する必要があり、横にすると内部の冷却システムが故障する原因となります。重い家電を無理な体勢で運ぶと腰を痛めたり足を怪我したりするリスクがあり、壁や床・ドアにぶつけて家屋を傷つけるリスクもあります。

レンタカー代・ガソリン代・友人へのお礼などを合計すると、思ったより安くならないこともあります。自力運搬が現実的な選択肢になるのは、近距離で比較的小型・軽量な家電を運ぶ場合で、かつ運搬経験のある人手が十分に確保できる状況に限られます。

引っ越し前日までに済ませる冷蔵庫と洗濯機の水抜き・準備手順

  • 冷蔵庫は1週間前から食品整理を始め、前日の夜に電源オフ・水抜きを行う必要がある
  • 洗濯機の水抜きは引越し前日がベストで、給水栓を閉めてから給水ホース・洗濯槽・排水ホースの順で水を抜く
  • 搬入経路は事前に確認しておき、大型冷蔵庫が入らない場合はクレーンつり上げ(2万円〜)の追加費用が発生するケースがある

冷蔵庫の食品整理・電源オフ・水抜きの手順

冷蔵庫の食品整理・電源オフ・水抜きの手順

冷蔵庫の引っ越し準備は早めに着手することが重要です。引越しの1週間前から新規の食品の買い物を控え、冷凍食品を計画的に消費しましょう。生鮮食品は3日前から購入しないことをルールにすると、引越し当日に食品を処分しなければならない事態を防ぎやすくなります。

製氷機能は2〜3日前に停止しておきます。氷が溶け切るには時間がかかるため、早めに停止しておく必要があります。

引越し前日の夜には冷蔵庫のコンセントを抜いて電源をオフにします。これが水抜き準備の第一歩です。電源を切ると庫内の霜が溶け始めるため、冷蔵庫の下に新聞紙やタオルを敷いて溶けた水を吸収させましょう。

「水抜き」とは、製氷機内の氷と蒸発皿に溜まった水を捨てる作業のことです。この水を捨てておかないと、運搬中に水が漏れて他の家財が濡れてしまう可能性があります。翌朝には冷蔵庫背面の蒸発皿を確認し、溜まった水を捨てる作業も行いましょう。

水抜きの方法は機種によって異なるため、使用している冷蔵庫の取扱説明書を確認することが大切です。引越し業者が到着した際に「水抜き完了済み」と伝えておくと作業がスムーズに進みます。

洗濯機の水抜き手順と確認すべき注意事項

洗濯機の水抜き手順と確認すべき注意事項

洗濯機の水抜きは引越し前日がベストタイミングです。朝のうちに洗濯を終わらせておき、夕方には水抜き作業を開始しましょう。水抜きにかかる時間は30分〜1時間が目安です。

水抜きの準備物は、ドライバー・洗面器またはバケツ・タオルです。作業手順は以下の流れになります。まず給水栓(蛇口)をしっかり閉め、次に電源プラグを抜きます。その後、給水ホースを洗濯機側から外してホース内の水を抜きます。洗濯機の「脱水」モードを1分程度実行して洗濯槽内の水を排水し、最後に排水ホースを外して内部の水を抜きます。

ドラム式洗濯機の場合は、上記の手順に加えて糸くずフィルターの水抜きも行います。さらに重要な点として、ドラム式洗濯機は購入時に付属していた固定ボルトを取り付けて輸送する必要があります。固定ボルトがないと輸送時にドラムが破損するリスクが上がります。固定ボルトを紛失してしまった場合は、購入先の家電量販店やメーカーに問い合わせると適合部品を案内してもらえます。

水抜き作業の際は周囲に濡れては困るものがないことを確認し、バケツやタオルを用意してから行いましょう。取り外した部品は1カ所にまとめて洗濯機に貼り付けるなど、紛失しないよう工夫することが大切です。

搬入経路の事前確認とクレーンつり上げなど追加費用が発生するケース

搬入経路の事前確認とクレーンつり上げなど追加費用が発生するケース

引越し前には、新居への搬入経路を事前に確認しておく必要があります。大型の冷蔵庫の場合、入り口から入れないケースがあり、当日に気づいてしまうと後日再訪問が必要になることがあります。事前に搬入できるかどうかを確認しておくことで、こうしたトラブルを防げます。

大型冷蔵庫が玄関や廊下から搬入できない場合は、クレーンつり上げの別料金が発生します。クレーンつり上げの料金は2万円〜となっており、業者によってはクレーンつり上げ作業に対応していない場合もあります。クレーンつり上げが必要になりそうな物件では、事前に業者に相談しておくことが重要です。

また、建物の階数やエレベーターの有無によっても料金が変わる場合があります。階段の段数が多い場合や廊下が狭い場合、玄関前に段差がある場合なども作業の難易度に影響します。

洗濯機の取り外しや設置にも別料金が発生します。通常の縦型洗濯機の場合は取り外し・設置それぞれ3,000円前後が目安ですが、ドラム式洗濯機では5,000〜1万円程度かかる可能性もあります。見積もりの段階でこれらの費用を事前に確認し、総額で比較検討することが望ましいです。

冷蔵庫と洗濯機だけの引っ越しをスムーズに進めるポイントまとめ

この記事のまとめです。

  • 冷蔵庫と洗濯機だけの引越しには「引越し業者」「宅配サービス」「便利屋・くらしのマーケット」「自力運搬」の4つの方法がある
  • 引越し業者の通常期料金相場は同一市区町村15,000〜30,000円、遠距離40,000〜80,000円が目安
  • サカイ引越センター小口便は約20,000円、アーク引越センター大物限定プランは約15,000円、日通単身パックSは約16,000円〜という相場感がある
  • らくらく家財宅急便はCランク(3辺250cm以内)の場合、東京都内7,770円、東京〜大阪8,980円、東京〜福岡11,390円(2024年時点)
  • 宅配サービスは繁忙期でも料金変動が少なく、長距離では引越し業者より安くなる傾向がある
  • くらしのマーケットは都内同一区内で冷蔵庫・洗濯機合わせて4,500〜8,000円と安価だが、長距離には向いていない
  • 繁忙期(3〜4月)は料金が通常期比1.5倍〜2倍に高騰し、単品輸送を断られる業者もあるため早めの手配が必要
  • フリー便や混載便の活用、複数業者からの相見積もりで費用を抑えられる
  • 自力運搬は数千円〜1万円程度で済む場合があるが、怪我・家電破損・家屋損傷のリスクが伴う
  • 冷蔵庫は横向きで運ぶと冷却システムが故障するため、必ず立てて運搬する必要がある
  • 冷蔵庫の水抜きは引越し前日の夜に電源をオフにし、蒸発皿の水と製氷機の氷を捨てる
  • 冷蔵庫の食品整理は1週間前から始め、生鮮食品は3日前から購入しない
  • 洗濯機の水抜きは前日がベストで、給水栓を閉めてから給水ホース・洗濯槽・排水ホースの順で行い、30分〜1時間かかる
  • ドラム式洗濯機は固定ボルトを取り付けて輸送しないと故障リスクが上がるため、紛失した場合はメーカーに問い合わせる
  • 大型冷蔵庫が搬入できない場合のクレーンつり上げは2万円〜の追加費用が発生するため、事前に搬入経路の確認が必要
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この記事を書いた人

こんにちは!
「洗濯機のミカタ」を運営している ミカちゃん先生 です。

家電量販店での勤務経験と、洗濯機オタクな日常から得た知識を活かして、
「どの洗濯機を選べばいいの?」「この機能って何?」といった疑問に
やさしく、分かりやすくお答えしていきます。

ドラム式か縦型か、メーカーの違い、実際の使用感など、
洗濯機にまつわる情報をたっぷりお届けしていきますので、
あなたの洗濯機選びに、少しでもお役に立てればうれしいです♪

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