洗濯機の回し方を基本手順から解説!準備から失敗対策まで

洗濯機の回し方を基本手順から解説!準備から失敗対策まで

洗剤ってどのくらい入れればいいの?ボタンも多くてよくわからない…

洗濯機を使い始めたばかりの方や、なんとなく操作してきた方にとって、「正しい回し方がわからない」という悩みは意外と多いものです。洗剤の入れすぎ、コース選択のミス、縮みや色移りなど、ちょっとした手順のずれが衣類を傷める原因になることもあります。

この記事では、洗濯機の回し方を準備段階から取り出しまで、基本手順に沿って解説します。洗濯表示の読み方や衣類の仕分け方、洗剤・柔軟剤の正しい投入口の使い方など、事前準備のポイントも取り上げます。また、縦型とドラム式の違い、コース選択の考え方、ティッシュ混入・色移り・縮みといったよくある失敗の対処法、さらに洗濯機を長持ちさせるメンテナンス方法まで幅広く紹介します。

「毎回なんとなく回しているけど、本当にこれで合っているの?」と感じている方にも役立つ内容になっています。基本を押さえることで、衣類を長持ちさせながら洗濯の手間やトラブルを減らすことができます。

この記事のポイント
  • 洗濯機の基本手順は「仕分け→投入→コース選択→スタート→早めの取り出し」の5ステップ
  • 洗剤と柔軟剤はそれぞれ専用の投入口に入れることが重要
  • 縦型とドラム式では洗浄方式・洗剤の適性・節水性に違いがある
  • 糸くずフィルターや洗濯槽の定期的なお手入れが洗濯機を長持ちさせるコツ
目次

洗濯機を回す前に知っておきたい準備の基本

  • 衣類の洗濯表示の読み方と確認のポイント
  • 色柄物・白物・デリケート衣類を仕分ける方法
  • 洗剤と柔軟剤の種類と正しい投入口の使い方
  • 縦型・ドラム式の違いとそれぞれの特徴

衣類の洗濯表示の読み方と確認のポイント

衣類の洗濯表示の読み方と確認のポイント

洗濯を始める前に、まず衣類についている洗濯表示タグを確認する習慣をつけることが大切です。洗濯表示には、家庭での洗い方・漂白・乾燥などに関する情報が記号で示されており、「洗濯機で洗えるか」「乾燥機は使えるか」「漂白剤はOKか」といった判断の基準になります。

洗濯表示の主なマークを整理すると以下のようになります。

洗濯おけのマークは洗濯可能を示し、おけの中の数字(例: 40)は洗濯液の上限温度(℃)を表します。手のマークが描かれている場合は手洗いのみ対応で、洗濯機は使えません。バツ印のついた洗濯おけマークは家庭洗濯不可を意味し、その場合はクリーニングに出す必要があります。

三角マークは漂白に関する情報を示します。三角マークのみであれば塩素系・酸素系どちらの漂白剤も使用可能ですが、斜線が2本入っている場合は酸素系漂白剤のみ使用可能です。バツ印の三角マークは漂白剤の使用が不可です。四角マークは乾燥に関するマークで、乾燥機の使用可否などを示します。

洗濯表示は2017年春夏向け商品から国際規格に対応した新しい表示に切り替わっています。古い衣類と新しい衣類では表示が異なる場合があります。不明な場合は消費者庁が公開している「新しい洗濯表示」を参照するのがおすすめです。

セーター・ウール・シルクなどデリケートな素材はタグ確認が特に重要です。素材によっては、洗濯機の通常コースで洗うだけで縮んだり型崩れすることがあるため、タグに従った洗い方を選ぶ必要があります。

洗濯表示を確認する習慣が衣類を長持ちさせる基本となります。「とりあえず標準コースで」という判断が、衣類を傷める原因になることもあるため、面倒でも毎回タグを確認するようにしましょう。

色柄物・白物・デリケート衣類を仕分ける方法

色柄物・白物・デリケート衣類を仕分ける方法

洗濯物を洗濯機に入れる前に、衣類を適切に仕分けることが重要です。仕分けを怠ると、色移りや型崩れ、思わぬ汚れといったトラブルにつながることがあります。

まず基本として、白物と色柄物は必ず分けて洗います。特にジーンズや色の濃い新品のTシャツは色落ちしやすく、白い衣類と一緒に洗うと色移りが起こることがあります。新しい色物は最初の数回は単独か、同系色のものとまとめて洗うのがおすすめです。

レース・ビーズなどの装飾がある衣類、ストッキング、デリケートな下着類は洗濯ネットに入れてから洗濯機に入れることを推奨します。ネットを使うことで、型崩れや他の衣類との絡まりによる傷みを防ぐことができます。ファスナーやホックは洗う前に閉じておくことで、他の衣類への引っかかりを防げます。シャツのボタンは外しておくと、ボタンを留めたまま洗うより糸への負担が少なくなります。

ポケットの中身の確認を忘れずに。ティッシュを一緒に洗ってしまうと、洗濯物全体に白い残骸が付着します。ペンのインクが漏れると衣類が台無しになることがあり、リップクリームが溶け出すと油汚れが広がることもあります。毎回ポケットを確認する習慣をつけましょう。

汚れのひどい衣類と普通の衣類は分けて洗うことも推奨します。泥汚れや皮脂汚れがひどいものと一緒に洗うと、他の衣類に汚れが移ることがあります。布団やバスタオルなどかさばるものは、他の衣類とは別に洗うとバランスよく洗えます。

手間に感じるかもしれませんが、仕分けの一手間が衣類の寿命を延ばし、洗い直しなどの余計な手間を減らすことにつながります。

洗剤と柔軟剤の種類と正しい投入口の使い方

洗剤と柔軟剤の種類と正しい投入口の使い方

洗濯機を正しく使うためには、洗剤・柔軟剤の種類の選び方と、投入口の正しい使い方を把握しておく必要があります。

洗剤には主に3種類あります。液体洗剤は水に溶けやすく、すすぎ残しが少ないため普段の洗濯に向いています。粉末洗剤は汚れ落ちが良い反面、溶け残りが起こりやすく、頑固な汚れへの使用に適しています。ジェルボールは1回分が計量済みのカプセルタイプで、計量の手間がなく手軽に使える点が特徴です。

洗剤は洗剤専用の投入口に入れます。液体洗剤を直接衣類にまわしかけるのはNGです。専用の投入口から入れることで洗剤が均一に行き渡ります。柔軟剤は柔軟剤専用の投入口へ投入します。専用口に入れておくと、すすぎの工程中に自動で投入される仕組みになっています。投入口を間違えると、効果が発揮されない場合があります。

洗剤・柔軟剤ともに、パッケージに記載されている分量の目安を守ることが重要です。洗剤を多く入れすぎると溶け残りが発生し、洗濯槽の汚れや衣類への残留の原因になります。柔軟剤を入れすぎると衣類のベタつきや残留につながることがあります。

ドラム式洗濯機では液体洗剤またはジェルボールの使用が推奨されています。粉末洗剤は少ない水量では溶け残りが起こりやすいため、ドラム式には不向きとされています。縦型洗濯機は粉末・液体どちらも使用できます。

機種によっては漂白剤専用の投入口が設けられているものもあります。また、すすぎ1回コースを選択した場合でも、柔軟剤は最初から専用投入口に入れておけば、適切なタイミングで自動投入されます。

縦型・ドラム式の違いとそれぞれの特徴

縦型・ドラム式の違いとそれぞれの特徴

洗濯機には主に「縦型」と「ドラム式」があり、それぞれ洗い方・節水性・使い勝手に違いがあります。自分の生活スタイルや洗濯物の種類に合った機種を選ぶことが大切です。

縦型洗濯機は、底面のパルセーター(回転羽根)が回転することで水流を作り、衣類をもみ洗いする方式です。比較的価格が安く、洗濯時間が短め、操作がシンプルという特徴があります。泥汚れや皮脂汚れなど頑固な汚れに強い洗浄力も縦型の強みです。一方、水の使用量が多く、衣類同士がこすれて傷みやすい点がデメリットです。また、乾燥機能が弱い機種が多い傾向があります。

ドラム式洗濯機は、横型のドラムが回転しながら衣類をたたき洗いする方式です。水の使用量が少なくエコ運転向きで、乾燥機能が強力なものが多く、衣類が絡まりにくい点が特徴です。デリケートな衣類にも比較的やさしい洗い方です。デメリットとしては、本体価格が高く、設置に必要なスペースが広い点が挙げられます。

衣類の入れ方にも違いがあります。縦型は上部から衣類を投入し、ドラム式は前面のドアを開けて入れます。洗剤の適性は、縦型は粉末・液体どちらも使用可能ですが、ドラム式は液体洗剤またはジェルボールの使用が推奨されています。

なお、二槽式洗濯機は洗濯槽と脱水槽が分かれているタイプで、洗浄力が強く洗剤や水量の調整が自由にできる一方、操作が手動で手間がかかります。

洗濯機の正しい回し方の手順とトラブル対処法

  • 洗濯物の入れ方と容量7〜8割の目安
  • コース選択の基本(標準・お急ぎ・おしゃれ着・毛布)
  • スタートから取り出しまでの正しい流れ
  • ティッシュ・色移り・縮みなどよくある失敗と対処法
  • 洗濯機を長持ちさせる定期メンテナンスの方法

洗濯物の入れ方と容量7〜8割の目安

洗濯物の入れ方と容量7〜8割の目安

洗濯機に衣類を入れる際は、洗濯槽の容量に対して7〜8割を目安にすることが基本です。詰め込みすぎると洗剤や柔軟剤が衣類全体に行き渡らず、汚れが落ちにくくなります。また、容量を超えた状態では脱水不良が起こりやすくなり、洗い上がりがべちゃっとしてしまうことがあります。

布団やバスタオルなどかさばるものは他の衣類とは分けて洗います。複数枚まとめて洗おうとすると容量オーバーになりやすく、洗い残しやバランスの乱れにつながります。

縦型洗濯機は衣類を入れる順番も意識するとよいとされています。重いもの(ジーンズ、タオルなど)を先に入れ、軽いもの(Tシャツ、下着など)を後から入れることで水流が均一になりやすくなります。ドラム式洗濯機では、衣類をドラム内に広げて均等に入れることで洗いムラを防ぐことができます。

洗濯物が多いときは、無理に1回で済ませようとせず、2回に分けて洗うのが適切です。1回あたりの量を適切に保つことが、洗濯の質を保つうえで重要です。少量しか洗わない場合も、衣類を偏りなく入れることで脱水時のバランスが保たれます。

コース選択の基本(標準・お急ぎ・おしゃれ着・毛布)

コース選択の基本(標準・お急ぎ・おしゃれ着・毛布)

洗濯機のコース選択は、衣類の種類や汚れの程度に合わせて変えることで、衣類を長持ちさせながら効率よく洗濯できます。

標準(おまかせ)コースは、普通のTシャツやタオルなど日常の洗濯に最適なコースです。洗いが約15〜30分、すすぎ2回、脱水5分前後が目安とされています。電源を入れると通常は標準コースがデフォルトで設定されています。

お急ぎ(スピード)コースは短時間で洗いたいときに使用します。洗いが10〜15分、すすぎ1回程度と短縮されるため、軽い汚れの衣類に向いています。

おしゃれ着(ドライ・手洗い)コースは、セーターなどデリケートな衣類向けのコースです。洗いが10分程度、すすぎ1回、脱水が弱めに設定されており、衣類への負担を抑えた洗い方をします。

毛布コースはかさばる寝具を洗う際に使用します。布団や毛布などを洗う場合はこのコースを選ぶことで、適切な洗浄と脱水が行われます。

そのほか、槽洗浄コースは洗濯槽の定期クリーニングに使用し、パワフル(強力)コースはガンコな汚れをしっかり落としたいときに活用します。エココースは電気・水道代の節約を重視したい場合に向いています。

各コースのすすぎ回数や洗い時間は機種や設定によって異なるため、取扱説明書を確認することを推奨します。

スタートから取り出しまでの正しい流れ

スタートから取り出しまでの正しい流れ

コースを選択してスタートボタンを押すと、洗濯機が自動運転を開始します。運転中はフタやドアを不用意に開けないようにしましょう。途中で開ける必要がある場合は、一時停止ボタンを活用します。

運転が終了すると「ピー」などのアラーム音が鳴ります。終了後は速やかに衣類を取り出すことが重要です。洗濯が終わったまま放置すると、濡れた衣類の中で雑菌が繁殖しやすくなり、生乾き臭の原因になることがあります。

洗濯が終わったらすぐ干す!これだけで臭いの悩みがだいぶ変わりますよ。

衣類を取り出したら、バサバサと振って空気を含ませ、シワになっている部分を手で引っ張って形を整えてから干します。干す場所は屋外・屋内どちらでも問題ありませんが、風通しのよい場所が推奨されています。

洗濯後はフタやドアをしばらく開けたままにして、庫内を乾燥させることがカビや湿気対策として有効です。また、洗剤や柔軟剤の残りがないか投入口を確認し、残留している場合は拭き取っておきましょう。生乾き臭を防ぐには、取り出しから乾燥までの時間をできるだけ短くすることが重要です。

ティッシュ・色移り・縮みなどよくある失敗と対処法

ティッシュ・色移り・縮みなどよくある失敗と対処法

洗濯にはさまざまな失敗がつきものです。よくあるトラブルとその対処法・予防策を押さえておくと、いざというときに慌てずに対処できます。

ティッシュ混入は、ポケットに入れたままのティッシュを一緒に洗ってしまうと、洗濯物全体に白い残骸が付着するトラブルです。コロコロで取り除く方法がありますが、手間がかかります。予防策はシンプルで、洗濯前にポケットを毎回確認する習慣をつけることです。

色移りは、色柄物や濃色衣類を白物と一緒に洗った際に起こることがあります。すぐに気づいた場合は再洗濯を試みることで改善できる場合がありますが、乾燥させてしまうと取れにくくなるとの報告があります。予防策として、白物と色柄物は必ず分けて洗うことが基本です。

縮み・型崩れは、セーターなどデリケート素材を標準コースで洗った際に起こることがあるとの報告があります。一度縮んだ素材は元に戻すのが難しい場合もあるため、ウールやニット素材はおしゃれ着コースと洗濯ネットの使用が予防策として有効です。

シワは詰め込みすぎや脱水時間が長すぎると発生しやすくなります。適量で洗い、脱水時間を短めに設定することで改善できます。

臭いは洗濯槽の汚れや洗剤のすすぎ残しが原因でニオイが残ることがあります。洗濯槽の定期的な掃除と念入りなすすぎが対策として有効です。

洗濯機を長持ちさせる定期メンテナンスの方法

洗濯機を長持ちさせる定期メンテナンスの方法

洗濯機を良い状態に保つためには、日常的なお手入れと定期的なメンテナンスが欠かせません。

糸くずフィルター(リントフィルター)は毎回または数回に1回の清掃が推奨されています。ごみや糸くずを取り除かないと排水が悪くなり、洗濯機の故障にもつながります。フィルターを外してごみを取り除くだけのシンプルな作業ですが、習慣にすることが大切です。

ドラム式洗濯機の乾燥フィルターは使用後毎回の清掃が推奨されています。フィルターが詰まると乾燥時間が長くなる原因になります。

洗濯槽の掃除は月に1回を目安に行うことが推奨されています。槽洗浄コースを使用し、洗濯槽クリーナーを入れて運転するのが一般的な方法です。酸素系漂白剤が洗濯槽のクリーニングに有効とされています。洗濯槽の汚れを放置すると、衣類に黒いカスが付着したり、臭いの原因になることがあります。

ゴムパッキン(ドラム式)は使用後に水分を拭き取り、清潔な状態を保つことでカビの発生を防げます。洗剤投入口も定期的に確認し、残留物があれば清掃します。

洗濯終了後にフタやドアを開けたまま乾燥させることで、庫内のカビ発生を抑える効果があります。

洗濯機の平均使用年数は約7〜10年とされています。異音・振動の増加・排水の不具合・電源が入らないなどのサインが出た場合は買い替えのタイミングの可能性があります。修理や分解に関しては、自己判断せずメーカーのサービス窓口に相談することを推奨します。

洗濯機の回し方と正しいケアのポイントまとめ

この記事のまとめです。

  • 洗濯前に衣類の洗濯表示タグを確認し、洗濯可否・漂白・乾燥の対応を把握する
  • 家庭洗濯不可のマーク(バツ印のおけ)が付いた衣類はクリーニングに出す
  • 白物と色柄物は必ず分けて洗う。新品の濃色衣類は特に最初の数回は別々に洗う
  • レース・ビーズ装飾・ストッキングなどデリケートな衣類は洗濯ネットに入れて洗う
  • 洗剤は洗剤専用の投入口へ、柔軟剤は柔軟剤専用の投入口へ入れる。投入口を間違えると効果が出ない
  • 洗剤・柔軟剤はパッケージ記載の分量を守る。入れすぎは溶け残りやベタつきの原因になる
  • 洗濯物の量は洗濯槽の7〜8割が目安。詰め込みすぎると汚れ落ちが悪くなり脱水不良にもつながる
  • コースは衣類の種類や汚れに合わせて選ぶ。デリケート素材にはおしゃれ着コースを活用する
  • 洗濯終了後は速やかに衣類を取り出す。放置すると雑菌が繁殖し生乾き臭の原因になる
  • 洗濯後はフタ・ドアを開けたまましばらく乾燥させ、カビや湿気を防ぐ
  • 糸くずフィルターは数回に1回、洗濯槽は月1回を目安に清掃する
  • 異音・排水不具合などの不調が続く場合はメーカーサービスへ相談する
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この記事を書いた人

こんにちは!
「洗濯機のミカタ」を運営している ミカちゃん先生 です。

家電量販店での勤務経験と、洗濯機オタクな日常から得た知識を活かして、
「どの洗濯機を選べばいいの?」「この機能って何?」といった疑問に
やさしく、分かりやすくお答えしていきます。

ドラム式か縦型か、メーカーの違い、実際の使用感など、
洗濯機にまつわる情報をたっぷりお届けしていきますので、
あなたの洗濯機選びに、少しでもお役に立てればうれしいです♪

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