シャープ洗濯機の穴なし槽デメリットと知っておきたい特徴

シャープ洗濯機の穴なし槽デメリットと知っておきたい特徴

シャープの洗濯機といえば「穴なし槽」が大きな特徴です。一般的な穴あり洗濯機とは異なり、洗濯槽に穴が開いていない独自の構造を採用しています。1992年から発売されており、2024年現在も縦型洗濯機・縦型洗濯乾燥機で展開されているロングセラー商品です。

この穴なし槽には「黒カビが侵入しにくい」「節水効果がある」「衣類が傷みにくい」といったメリットがある一方で、購入前に知っておきたいデメリットも存在します。脱水力が穴あり洗濯機と比べて弱い傾向があること、外槽の掃除に排水ホースを取り外す工程が加わること、酸素系の洗濯槽クリーナーが使用できないことなどが挙げられます。

「穴がないから清潔」というイメージを持って購入したものの、使い始めてから気になる点が出てきたという声も少なくありません。購入前にデメリットと正しい使い方を把握しておくことで、実際に使い始めてからのギャップを減らすことができます。

この記事では、シャープ穴なし洗濯機のデメリットとその対処法を中心に、メリットや独自技術についても合わせてご紹介します。購入を検討している方や、すでに使用している方がより快適に利用するための情報をまとめています。

この記事のポイント
  • 穴なし槽は脱水力が弱い傾向があり、洗濯量を守ることで改善できる場合がある
  • 外槽掃除には排水ホースを取り外す工程が加わり、通常の穴あり機より手順が複雑になる
  • 酸素系クリーナーは使用不可で、専用クリーナーES-CNまたは塩素系クリーナーを使う必要がある
  • 穴なし槽でも汚れや臭いは発生するため、定期的な掃除は欠かせない
目次

シャープ穴なし洗濯機のデメリットと購入前に知っておきたい注意点

  • 穴なし洗濯機の脱水力が弱くなる理由と使い方の工夫
  • 外槽の掃除で排水ホースを取り外す工程が加わる
  • 酸素系クリーナーが使えない点と推奨クリーナーの選び方
  • 穴なし槽でも汚れや臭いは発生するという実態

穴なし洗濯機の脱水力が弱くなる理由と使い方の工夫

穴なし洗濯機の脱水力が弱くなる理由と使い方の工夫

購入前に把握しておきたいデメリットのひとつが、脱水力に関する問題です。穴あり洗濯機に比べて脱水力が弱い傾向があるとの報告があります。

なぜ脱水力が弱くなるのかというと、穴なし槽は高速回転による遠心力で洗濯槽の上部から脱水する仕組みになっているためです。この構造上、洗濯物が多いと水の抜ける道がふさがれ、脱水しにくくなるとのことです。

脱水後に乾きにくく、部屋干し時に時間がかかる場合があるとの報告もあります。特に部屋干しが多い方にとっては気になるポイントかもしれません。

ただし、使い方の工夫で改善できる可能性があります。洗濯の容量を守ることで脱水が弱いと感じにくくなるとの報告があります。また、水を通しにくい素材の衣類を他のものと一緒に洗わないことで改善できるとの報告もあります。部屋干しで乾きにくいと感じる場合は、洗濯量を減らすか素材を分けて洗うとよいとのことです。

一方で、個人によっては特に不満に思わないという体験談もあり、実際の使い心地には個人差があるようです。脱水力に敏感な方は、まず少量の洗濯から試してみるのがよいでしょう。

外槽の掃除で排水ホースを取り外す工程が加わる

外槽の掃除で排水ホースを取り外す工程が加わる

シャープ穴なし洗濯機の掃除は、通常の穴あり洗濯機とは手順が異なります。穴なし洗濯槽の外槽掃除には排水ホースを取り外す工程が加わり、工程が複雑になるとのことです。

具体的な手順としては、まず洗濯槽を雑巾で拭いてから排水ホースを外し、上向きになるようホース掛けにかけておく作業が必要です。掃除中は水が溢れ出てしまう可能性があるため、慎重に作業することが求められます。

とはいえ、外槽は汚れが溜まりにくい構造であるため、臭いや汚れが気になったときに掃除するのが目安とされています。毎月必ず行う必要があるわけではありません。

内槽の掃除については月1〜2回が目安とされています。また、機種によって掃除方法やコースの選び方が異なるため、説明書を確認することが推奨されています。

排水ホースの取り外しは初めての方には手間に感じることもありますが、慣れてしまえばそれほど難しい作業ではありません。購入後に戸惑わないよう、あらかじめ説明書を読んで手順を把握しておくと安心です。

酸素系クリーナーが使えない点と推奨クリーナーの選び方

酸素系クリーナーが使えない点と推奨クリーナーの選び方

洗濯槽クリーナーの選び方にも注意が必要です。穴なし槽では酸素系クリーナーを使用できません。酸素系クリーナーは泡が多量に発生し故障の原因につながるためです。

市販の洗濯槽クリーナーには酸素系と塩素系の2種類がありますが、シャープ穴なし洗濯機には塩素系のクリーナーを使用します。シャープ純正クリーナーES-CN、または市販の塩素系洗濯槽クリーナーが推奨されています。シャープ純正クリーナーES-CNはカビを一掃できると評価されています。塩素系クリーナーは除菌に適しているとのことです。

槽洗浄の手順としては、槽洗浄コース(CL)を選択し、お知らせ音楽が流れたら一時停止してクリーナーを投入します。給水されると、つけおきと弱いかくはんをくり返して洗浄が行われる仕組みです。

「槽洗浄コース」がない機種では「毛布コース」や「大物コース(洗いのみ)」を選択するとよいとのことです。機種によって対応する代替コースが異なる場合があるため、説明書で確認することをお勧めします。

洗濯槽クリーナーを購入する際は、パッケージに「酸素系」と書かれていないかを確認してから使用するようにしてください。

穴なし槽でも汚れや臭いは発生するという実態

穴なし槽でも汚れや臭いは発生するという実態

「穴なし槽だから汚れない」と思って購入した方が、実際には汚れや臭いが発生して驚くケースがあります。穴なし槽は汚れが洗濯槽の内側に侵入しにくい構造ではありますが、「見えていない」だけで汚れ自体はあるとのことです。

洗濯槽の外側には黒カビを含む汚れが蓄積しているとの報告があります。また、パルセーターの裏に洗剤カス等を原因としたカビ状の汚れが付く場合があるとシャープも明言しています。実際に数年使用した穴なし洗濯槽の裏側を確認したところ、パルセーターの裏や底裏はそこそこ汚れていたとの報告もあります。

使用回数が多くなるにつれ汚れは溜まってくるため、汚れがたまると生臭い臭いが発生することがあります。

臭いが気になった場合はまず槽洗浄(内槽クリーニング)コースを試すことが推奨されています。槽洗浄や排水口の掃除をしても臭いが気になるときは、内槽と外槽の両面掃除が推奨されています。定期的な掃除は欠かせない点として、複数のソースが一致して述べています。

シャープ穴なし洗濯機のメリットと購入時に確認したいポイント

  • 黒カビが洗濯槽内に侵入しにくい清潔性の仕組み
  • 節水効果と水流による高い洗浄力の特徴
  • 衣類が傷みにくい構造と穴なし槽ならではの独自技術

黒カビが洗濯槽内に侵入しにくい清潔性の仕組み

黒カビが洗濯槽内に侵入しにくい清潔性の仕組み

穴なし槽の最大のメリットとして多くのユーザーが挙げるのが、黒カビの問題です。穴がないため、洗濯槽の外側や底裏についた黒カビや汚れが槽内へ侵入しにくい構造になっています。清潔な水で洗い・すすぎができる点が特徴です。

他メーカーの穴あり洗濯機では、洗濯槽の裏側が黒カビで汚れやすく、その汚れが槽内に侵入するとのことです。穴あり洗濯機で黒カビが多発する場合は、槽洗浄だけではきれいにしにくいことがあるとの報告もあります。

シャープの穴なし槽は、洗濯槽の底裏までステンレス槽仕上げになっています。また、パルセーターと糸くずフィルターの樹脂部分に抗菌抗カビ加工が施されています。

実際に穴なし槽を使い続けているユーザーの満足度はかなり高く、「カビを気にしなくて良い」との声が多いとの報告があります。一度使ったユーザーが次の買い替え時も穴なし槽を選ぶケースが多いとの報告もあります。黒カビによる洗濯物への汚染を避けたい方にとって、この清潔性の高さは大きな魅力となっています。

節水効果と水流による高い洗浄力の特徴

節水効果と水流による高い洗浄力の特徴

穴なし槽は節水効果も備えています。洗濯槽と外槽の間のムダ水をカットすることで節水できる仕組みです。11kgタイプ(ES-SW11H)では洗濯1回あたり約35L(2Lペットボトル約17本分)の節水効果があります。6.5kgタイプの縦型洗濯乾燥機の場合、洗濯1回あたり2Lペットボトル約13本分の節水になるとの報告があります。

節水できるだけでなく、洗浄力も高い点が特徴です。穴がないため水流の勢いが加速します。竜巻状に巻き上がった水流での「もみ洗い」と、洗濯槽内壁のダイヤカット形状による「こすり洗い」のW洗浄効果があります。少ない水でもガンコな汚れをしっかり落とせるとのことです。

水量が少ない分、洗剤の量も少ない量で洗えるというメリットもあります。ただし、粉洗剤を過剰に入れると残ってしまうため、適量を守ることが推奨されています。

水道代の節約と高い洗浄力を両立できる点は、日々の洗濯において実感しやすいメリットといえます。

衣類が傷みにくい構造と穴なし槽ならではの独自技術

衣類が傷みにくい構造と穴なし槽ならではの独自技術

穴なし槽は衣類への影響という点でも優れた特徴があります。穴がないため衣類に穴が引っかからず傷みにくい構造です。ボタンやファスナーがある服にも適しており、ひっかかりやすいベビー服にも向いているとのことです。子どもの衣類を洗う機会が多いご家庭にとって心強い特徴といえます。

また、開口部が広く毛布など大きめの洗濯物や大量の衣類もスムーズに出し入れできるとの報告があります。

独自技術という観点では、穴なし洗濯機はシャープが特許を取得しているとのことで、他のメーカーでは製造・販売できない状況となっています。1992年から発売されており、2024年現在も縦型洗濯機・縦型洗濯乾燥機で展開されている、発売から30年以上にわたるロングセラーです。

初代からの基本設計であるすり鉢状の槽の傾斜角度1°が、今日に至るまで受け継がれています。また、かつての樹脂槽からステンレス槽へ変えることで清潔性が向上したとのことです。長年にわたって改良を重ねながら基本設計を守り続けてきた独自技術が、シャープ洗濯機の強みとなっています。

シャープ穴なし洗濯機のデメリットと特徴まとめ

この記事のまとめです。

  • 穴なし槽は穴あり洗濯機に比べて脱水力が弱い傾向がある
  • 穴なし槽は高速回転による遠心力で洗濯槽の上部から脱水する仕組みになっている
  • 洗濯物が多いと水の抜ける道がふさがれ脱水しにくくなる
  • 洗濯の容量を守ることで脱水が弱いと感じにくくなるとの報告がある
  • 外槽掃除には排水ホースを取り外す工程が加わり、通常の穴あり機より手順が複雑になる
  • 酸素系クリーナーは泡が多量に発生し故障の原因となるため使用できない
  • 推奨クリーナーはシャープ純正ES-CNまたは市販の塩素系洗濯槽クリーナーである
  • 穴なし槽でもパルセーターの裏などに汚れが蓄積するため定期的な掃除が欠かせない
  • 穴がないため洗濯槽外側の黒カビや汚れが槽内へ侵入しにくい構造になっている
  • 11kgタイプ(ES-SW11H)では洗濯1回あたり約35Lの節水効果がある
  • 竜巻状水流の「もみ洗い」と内壁ダイヤカット形状の「こすり洗い」のW洗浄効果がある
  • 穴がないため衣類に引っかかりがなく、ボタン・ファスナー・ベビー服にも適している
  • 穴なし洗濯機はシャープが特許を取得しており他メーカーでは製造・販売できない
  • 1992年の発売から30年以上のロングセラーで初代からの基本設計が受け継がれている
  • 一度使ったユーザーが買い替え時も穴なし槽を選ぶケースが多いとの報告がある
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この記事を書いた人

こんにちは!
「洗濯機のミカタ」を運営している ミカちゃん先生 です。

家電量販店での勤務経験と、洗濯機オタクな日常から得た知識を活かして、
「どの洗濯機を選べばいいの?」「この機能って何?」といった疑問に
やさしく、分かりやすくお答えしていきます。

ドラム式か縦型か、メーカーの違い、実際の使用感など、
洗濯機にまつわる情報をたっぷりお届けしていきますので、
あなたの洗濯機選びに、少しでもお役に立てればうれしいです♪

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