5人家族の洗濯機は12kgが正解!縦型・ドラム式徹底比較

5人家族のご家庭で、洗濯物がなかなか片付かない、1日に何度も洗濯機を回している、そんなお悩みはありませんか?

洗濯機の容量不足は、日々の大きなストレス源です。

この記事では、5人家族の洗濯事情を劇的に改善する「最適容量」は結局何キロなのか、そしてご家庭のスタイルに合わせた「縦型」と「ドラム式」の賢い選び方を、洗濯機のエキスパートが徹底的に解説します。

各メーカーの最新モデル比較から、見落としがちなフィルター掃除などのメンテナンス性、さらには廃棄時のリサイクル費用まで、購入前に知っておくべき全てを網羅します。

この記事のポイント
  • 5人家族には洗濯容量「12kg」(または11kg)が最適な理由
  • ライフスタイル別「縦型」「ドラム式」の決定的な選び方
  • 国内主要メーカーの最新12kgモデルを機能別に徹底比較
  • 購入後の満足度を左右するメンテナンス性と長期的な総コスト
目次

5人家族に最適な洗濯機は「12kg」が新基準

  • なぜ5人家族に「12kg」が必要なのか?
  • 「縦型」と「ドラム式」5人家族の選択分岐点
  • 5人家族向け主要メーカーの戦略比較

なぜ5人家族に「12kg」が必要なのか?

なぜ5人家族に「12kg」が必要なのか?

5人家族になると、洗濯物の量は飛躍的に増加します。大人の衣類に加え、お子様がいれば着替え、体操服、タオル類、さらに週末にはシーツやカバーといった大物洗いも発生します。これらを従来の8kgや9kgクラスの洗濯機で処理しようとすると、1日に2回、3回と洗濯機を回す必要があり、家事の負担が非常に大きくなります。

そこで現在の洗濯機市場において、5人家族向けのスタンダードとなっているのが「洗濯容量12kg」(シャープなど一部メーカーでは11kg)のクラスです。

容量12kgのメリットは、単に「まとめ洗い」ができることだけではありません。洗濯槽の容積(=物理的なスペース)に余裕が生まれることで、洗濯物が槽内で大きくダイナミックに動くことが可能になります。これにより、洗剤液が繊維の奥までしっかりと浸透し、汚れ落ちが向上します。

また、衣類同士の絡まりが少なくなるため、デリケートな衣類へのダメージを抑える効果も期待できます。5人分という「量」の問題を解決するだけでなく、「洗濯の質」そのものを向上させるために、12kgクラスが最適な選択肢となるのです。

「縦型」と「ドラム式」5人家族の選択分岐点

「縦型」と「ドラム式」5人家族の選択分岐点

12kgクラスの洗濯機を選ぶ際、誰もが直面するのが「縦型」と「ドラム式」のどちらを選ぶか、という問題です。5人家族という視点で見ると、この選択は「何を最も重視するか」によって明確に分かれます。

まず「縦型洗濯機」の最大の強みは、その洗浄力です。たっぷりの水と強力な水流(かくはん水流)で、衣類を「こすり洗い」するように洗浄します。これは、お子様の泥汚れや食べこぼし、ユニフォームの汗ジミといったガンコな汚れが多いご家庭にとって、非常に大きなメリットとなります。また、一般的にドラム式に比べて本体の奥行きがスリムなモデルが多く、設置スペースが限られる場合にも適しています。

一方、「ドラム式洗濯乾燥機」は、少ない水で洗濯槽を回転させ、衣類を上から下へ落とす「たたき洗い」が基本です。これにより、衣類が絡みにくく、生地へのダメージを抑えながら優しく洗い上げることができます。そして何より、5人家族にとって魅力的なのが、高効率な「ヒートポンプ式」の乾燥機能です。梅雨の時期や夜間でも、洗濯から乾燥までをワンストップで、しかも電気代を抑えながらふんわりと仕上げられる能力は、ドラム式ならではの強みと言えるでしょう。

5人家族向け主要メーカーの戦略比較

5人家族向け主要メーカーの戦略比較

5人家族向けの12kg(11kg)クラスは、各メーカーが威信をかけるフラッグシップモデルの激戦区です。市場を分析すると、メーカーごとに明確な戦略の違いが見えてきます。

まず「縦型」市場ですが、ここには興味深い分岐があります。例えば、日立の「ビートウォッシュ BW-DX120J」は12kgの洗濯容量に6kgの乾燥機能を搭載した「縦型洗濯乾燥機」です。これは、設置スペースの都合でドラム式は置けないけれど、乾燥機能も欲しいという層に向けた全方位モデルです。

対照的に、パナソニックの「NA-FA12V5」は12kgの「全自動洗濯機」、つまり洗濯専用機です。このモデルは乾燥機能を省く代わりに、液体洗剤・柔軟剤に加えて「おしゃれ着洗剤」や「酸素系液体漂白剤」まで自動投入できる「トリプル自動投入」という独自の機能を搭載しています。これは、乾燥機はガス式などを別途持っている、あるいは洗浄力と利便性を最重要視するというユーザーに特化した戦略です。

「ドラム式」市場では、乾燥方式は高効率な「ヒートポンプ式」が標準となっており 1、競争の軸は「独自の洗浄技術」と「衛生機能」に移っています。

東芝の「ZABOON」は、「抗菌ウルトラファインバブル洗浄EX」を搭載し、ナノサイズの泡で洗剤の力を最大限に引き出すことを追求しています 1。さらに乾燥容量が他社より多い7kgである点も特徴です。

パナソニックは、独自のイオン技術「ナノイーX」を搭載し、水洗いできない衣類の除菌・消臭といった「衛生ケア」に強みを持っています。

シャープは、ヒートポンプに補助ヒーターを組み合わせた「ハイブリッド乾燥NEXT」を採用し、乾燥の「速さ」と「省エネ」の両立を目指しています 5。また、「COCORO WASH」というAI連携機能にも力を入れています。

このように、同じ「5人家族向け」でも、各社が想定するユーザーのライフスタイルによって、製品の思想が大きく異なっているのです。

【タイプ別】5人家族向け洗濯機・主要モデル徹底比較

  • 【縦型・乾燥機付き】日立 ビートウォッシュ (BW-DX120J)
  • 【縦型・洗浄特化】パナソニック (NA-FA12V5)
  • 【ドラム式・大容量乾燥】東芝 ZABOON (TW-127XP4L)
  • 【ドラム式・衛生機能】パナソニック (NA-LXシリーズ)
  • 【ドラム式・乾燥速度】シャープ (ES-X11A)
  • 見落としがちな維持管理:フィルター掃除と長期コスト
  • 法律を知る:家電リサイクル法と廃棄費用

【縦型・乾燥機付き】日立 ビートウォッシュ (BW-DX120J)

日立の「ビートウォッシュ BW-DX120J」は、縦型の強力な洗浄力と乾燥機能(洗濯12kg / 乾燥6kg)を両立させた、オールインワン・モデルです。

この機種の心臓部となるのが、独自の「衣類長もちナイアガラ ビート洗浄」です。高濃度の洗剤液を奥まですばやく浸透させ、「ビートウィングプラス」という独自のパルセーター(回転羽根)が衣類を「押して・たたいて・もみ洗う」という立体的な動きを生み出し、ガンコな汚れを芯から引き出します。

さらに選択できるコースの一つとして「温水ナイアガラ ビート洗浄」機能があります。これは本体のヒーターで温風を生成し、温水ミスト(約30~40℃)を衣類に吹きつけることで、洗剤に含まれる酵素のパワーを活性化させます。これにより、通常の水洗いでは落ちにくい皮脂による黄ばみや、部屋干し臭の原因菌まで効果的に抑制します。これはドラム式のお家芸であった「温水洗浄」を縦型で実現した強力な機能です。

すすぎには、大流量の水を循環させる「ナイアガラすすぎ」を採用し、繊維の奥に残った洗剤まで徹底的に洗い流します。液体洗剤と柔軟剤の自動投入機能も備えており、洗浄力、利便性、そして乾燥機能まで、縦型にできる全てを詰め込んだモデルと言えます。

【縦型・洗浄特化】パナソニック (NA-FA12V5)

パナソニックの「NA-FA12V5」は、洗濯容量12kgの「洗濯専用機」です。あえて乾燥機能を搭載せず、そのリソースを「洗い」の性能と「利便性」に全振りした、非常に戦略的なモデルです。

最大の特徴は、業界でも珍しい「トリプル自動投入」機能です。一般的な液体洗剤と柔軟剤の自動投入タンクに加え、3つ目のタンクを搭載。ここには「おしゃれ着洗剤」「酸素系液体漂白剤」「汚れはがし剤(花王共同開発の専用洗剤)」のいずれか一つを設定できます。

5人家族、特にお子様がいるご家庭では、体操服の汗ジミに漂白剤を使ったり、食べこぼしに専用洗剤を使ったりする場面が頻繁にあります。このモデルなら、洗濯物に合わせてスマホアプリ「スマホで洗濯」からコースを選ぶだけで、最適な洗剤や漂白剤が自動で投入されるのです。この「手間を省く」という一点において、他機種の追随を許しません。

洗浄機能も強力で、「温水スゴ落ち泡洗浄」を搭載。洗剤を素早く泡立てて汚れにアタックし、温水の力で黄ばみやニオイも落とします。乾燥機はパワフルなガス式や単体の電気乾燥機を別で持っているご家庭、あるいは洗浄力と自動化の手間削減を最優先するご家庭にとって、これ以上ない選択肢となるでしょう。本体外形寸法(ボディ幅を含む)は、幅643×高さ1086×奥行694mmです。

【ドラム式・大容量乾燥】東芝 ZABOON (TW-127XP4L)

東芝のドラム式「ZABOON(ザブーン)」シリーズ(例:TW-127XP4L)は、洗濯12kgに対し、乾燥容量が7kgとなっています。パナソニックやシャープの同クラス機が乾燥6kgである中、この「プラス1kg」の乾燥容量は、5人家族にとって非常に大きなアドバンテージとなります。

東芝の技術的支柱は、「抗菌ウルトラファインバブル洗浄EX」です。これは、洗剤の力を引き出すナノサイズの「ウルトラファインバブル」と、汚れを吸着して取り除く「マイクロバブル」という、2種類の泡を生成する技術です。これにより、繊維の奥の汚れに洗剤成分を届け、黄ばみや黒ずみの原因となる皮脂汚れを徹底的に除去します。さらに、この泡が洗濯槽への汚れの付着(黒カビの原因)も抑制する「バブルdeメンテ」機能も備えています。

乾燥方式は、もちろん高効率なヒートポンプ式を採用。「ふんわリッチ速乾」と名付けられた乾燥システムは、大きな洗濯槽と大風量、そしてヒートポンプならではの衣類にやさしい低温風で、シワを抑えながらふんわりとスピーディーに仕上げます。また、水洗いできない衣類や小物をUV照射と温風で除菌・ウイルス抑制する「ハイパワーUV」や「UV温風除菌コース」も搭載しており、洗浄力、乾燥容量、衛生機能のバランスが非常に高いレベルでまとまったモデルです。

【ドラム式・衛生機能】パナソニック (NA-LXシリーズ)

パナソニックのドラム式フラッグシップモデル(例:NA-LX129DLなど)は、洗濯12kg・乾燥6kgという基本スペックに加え、同社の白物家電の強みである「衛生機能」を前面に押し出しています 3

その中核となるのが、独自のイオン技術「ナノイーX」です。これは、水洗いできないスーツや制服、ぬいぐるみ、帽子などを洗濯槽に入れ、「ナノイーX」を照射することで除菌・消臭、さらに花粉やウイルスの抑制まで行う機能です。頻繁に洗えないものを手軽にケアできるため、5人家族の多様なニーズに応えてくれます。

もちろん、基本の洗浄力もトップクラスです。「あったか泡洗浄W」は、高濃度の泡洗剤液を温水でさらに活性化させ、皮脂汚れや黄ばみを強力に分解します。また、東芝が洗剤自動投入なしのモデル(TW-127XM4L)を併売しているのに対し 1、パナソニックのLXシリーズ上位モデルは洗剤・柔軟剤の自動投入を標準搭載。さらに「スマホで洗濯」アプリとの連携にも対応しており、利便性も万全です。

乾燥方式は、省エネ性能に優れた「トップユニット ヒートポンプ」方式を採用。高い洗浄力と最先端の衛生機能を両立させたいご家庭に最適な選択です。

【ドラム式・乾燥速度】シャープ (ES-X11A)

シャープのドラム式洗濯乾燥機「ES-X11A」は、洗濯11kg・乾燥6kgと、他社より洗濯容量が1kg少ないものの、5人家族向けの選択肢として独自の地位を確立しています。

このモデル最大の独自性は、「ハイブリッド乾燥NEXT」という乾燥システムにあります。これは、省エネで低温風が特徴の「ヒートポンプ式」に、高温でパワフルな「ヒーター(ヒートエイド)」を組み合わせたものです。

純粋なヒートポンプ式は、省エネで衣類に優しい反面、乾燥に時間がかかる傾向があります。一方、シャープのハイブリッド方式は、ヒーターの熱を補助的に使うことで、乾燥時間を短縮しつつ、消費電力も抑えるという「いいとこ取り」を目指したシステムです。洗濯物が多く、とにかく1分でも早く次の洗濯乾燥をスタートさせたい、というタイムパフォーマンスを重視するご家庭のニーズに刺さる機能です。

また、7つのセンサーが洗濯状況を検知し、AIが最適な運転パターンを選択。スマホ連携アプリ「COCORO WASH」では、AIが家族の洗濯傾向を学習し、最適なコースを提案してくれるなど、スマート家電としての側面も強化されています 5。洗剤自動投入や温水洗浄機能ももちろん搭載しています。

メーカー・モデル名タイプ洗濯容量乾燥容量乾燥方式独自洗浄・衛生技術
日立 BW-DX120J縦型12kg6kgヒーター式ナイアガラ ビート洗浄 (温水) 2
パナソニック NA-FA12V5縦型12kgなしなし温水スゴ落ち泡洗浄、トリプル自動投入 6
東芝 TW-127XP4Lドラム式12kg7kgヒートポンプ式抗菌ウルトラファインバブル洗浄EX、UV温風除菌 1
パナソニック NA-LX129DLドラム式12kg6kgヒートポンプ式あったか泡洗浄W、ナノイーX 3
シャープ ES-X11Aドラム式11kg6kgハイブリッド式 (ヒートポンプ+ヒーター)ハイブリッド乾燥NEXT、COCORO WASH (AI) 5

見落としがちな維持管理:フィルター掃除と長期コスト

洗濯機は購入して終わりではありません。その性能を維持し、長く快適に使い続けるためには、定期的な「メンテナンス(お手入れ)」が不可欠です。この「お手入れの手間」は、縦型とドラム式で大きく異なります。

縦型洗濯機のお手入れで最も重要なのは、槽内にある「糸くずフィルター」です 7。これは洗濯のたびにゴミをチェックし、溜まった糸くずを捨てる必要があります。月に1回程度は、フィルター自体を取り外して、歯ブラシなどでこびりついたカビや汚れをこすり洗いすることが推奨されます 7。とはいえ、作業自体は比較的シンプルです。

一方、ドラム式洗濯機は、構造が複雑なため、お手入れ箇所が複数存在します。

第一に、本体下部にある「排水フィルター」です。ここには洗濯水に含まれる糸くずや髪の毛、ヘドロ状の汚れが溜まります。月に1回程度、このフィルターの掃除が推奨されますが 7、掃除の前には必ず「水抜き」作業が必要です 8。水受けの容器を用意し、残った水を受け止めてからフィルターを引き出し、ブラシで清掃します。このフィルターの締め付けが甘いと、水漏れや「U18」などのエラー表示の原因となるため、注意が必要です。

第二に、「乾燥フィルター」とその「奥」です。乾燥を使うたびにフィルターのホコリは取りますが、その奥にあるダクト部分にもホコリが溜まっていきます。ここも定期的に専用ブラシや掃除機で清掃する必要がありますが、万が一ブラシを奥に落としてしまうと分解修理が必要になるリスクもあります。

第三に、「ドアのゴムパッキン」です。このフチの部分にはホコリや髪の毛が溜まりやすく、湿気でカビの温床にもなります。ここも月に一度はめくって拭き掃除をする必要があります。

これらの手間を「面倒」と感じるか、「高機能の対価」として受け入れられるかは、購入後の満足度を大きく左右するポイントです。

法律を知る:家電リサイクル法と廃棄費用

洗濯機を購入するということは、多くの場合、古い洗濯機を「廃棄する」ということです。洗濯機は「家電リサイクル法(特定家庭用機器再商品化法)」の対象品目であり、廃棄する際には消費者が「リサイクル料金」を支払う義務があります 9

このリサイクル料金、実はどのメーカーの製品でも一律、というわけではありません。料金は各メーカー(製造業者等)が自社のリサイクル体制に基づいて設定しています。

一般財団法人 家電製品協会 家電リサイクル券センターが公表している料金表によれば、多くの大手メーカーは比較的安価な料金区分に設定されています。例えば、パナソニック、日立、東芝ライフスタイル、シャープ、LGエレクトロニクスなどは、洗濯機・衣類乾燥機のリサイクル料金を 2,530円(税込)としています。

一方で、アイリスオーヤマ、A-Stage、ツインバード、エスケイジャパンといった一部のメーカーは、3,300円(税込)の料金区分に設定されています。

もちろん、この料金差だけで製品の良し悪しは決まりませんが、製品のライフサイクル全体でかかる「総所有コスト(TCO)」を考える上で、こうした廃棄時の費用にもメーカー間で違いがあることは、知っておいて損のない事実です。大手レガシーメーカーを選ぶことには、こうしたリサイクルインフラが確立されていることによる、わずかながらの経済的メリットも含まれているのです。

製造業者等名(一部抜粋)洗濯機・衣類乾燥機のリサイクル料金(税込)
パナソニック、日立、東芝ライフスタイル、シャープ、LG Electronics Japan、アクア2,530円
サムスン電子ジャパン2,640円
アイリスオーヤマ、A-Stage、ツインバード、エスケイジャパン、(株)コロナ3,300円
(株)アルミス、ウィンコド(株)、(株)オーム電機3,300円

総括:5人家族の洗濯機選びは「ライフスタイルの明確化」が鍵

この記事のまとめです。

  • 5人家族の洗濯物量は多く、1日に複数回洗濯機を回す家庭も少なくない。
  • この課題を解決する市場のスタンダードは「洗濯容量12kg(または11kg)」である。
  • 大容量化は、洗濯回数を減らすだけでなく、槽内に余裕が生まれることで洗浄力向上にも寄与する。
  • 選択肢は大きく「縦型」と「ドラム式」に二分される。
  • 「縦型」は強力な水流による「こすり洗い」で、泥汚れなどガンコな汚れに強い。
  • 「ドラム式」は「たたき洗い」で衣類に優しく、高効率な「ヒートポンプ乾燥」が最大の武器である。
  • 縦型市場は「乾燥機付き(日立など)」と「洗濯特化(パナソニックなど)」に戦略が分かれている。
  • 日立「ビートウォッシュ BW-DX120J」は、縦型で温水洗浄と乾燥までこなすオールインワン機である。
  • パナソニック「NA-FA12V5」は、漂白剤まで自動投入できる「トリプル自動投入」が特徴の洗浄特化機である。
  • ドラム式市場は「ヒートポンプ乾燥」が標準で、洗浄技術や衛生機能で差別化が図られている。
  • 東芝「ZABOON」は、「抗菌ウルトラファインバブル洗浄」と、他社より多い「乾燥7kg」が強みである。
  • パナソニック「NA-LXシリーズ」は、独自のイオン技術「ナノイーX」による衛生ケア機能が特徴である。
  • シャープ「ES-X11A」は、「ハイブリッド乾燥」による乾燥スピードとAI連携に強みを持つ。
  • 購入後のコストとして「メンテナンスの手間」を考慮する必要がある。
  • ドラム式は「排水フィルター」「乾燥フィルター奥」「ゴムパッキン」など、縦型より清掃箇所が多い。
  • 廃棄時には「家電リサイクル法」に基づきリサイクル料金が発生する。
  • リサイクル料金はメーカーによって異なり、大手メーカーは比較的安価な 2,530円に設定されていることが多い。
  • ご家庭が「洗浄力」「乾燥までのワンストップ」「手間の削減」の何を最優先するかで、選ぶべき機種は決まる。
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

こんにちは!
「洗濯機のミカタ」を運営している ミカちゃん先生 です。

家電量販店での勤務経験と、洗濯機オタクな日常から得た知識を活かして、
「どの洗濯機を選べばいいの?」「この機能って何?」といった疑問に
やさしく、分かりやすくお答えしていきます。

ドラム式か縦型か、メーカーの違い、実際の使用感など、
洗濯機にまつわる情報をたっぷりお届けしていきますので、
あなたの洗濯機選びに、少しでもお役に立てればうれしいです♪

目次