「アクアの洗濯機って買ってはいけないって聞いたけど、実際どうなの?」と気になっている方は多いのではないでしょうか。ネット上の口コミを調べると故障やトラブルに関する声が目立ち、購入をためらってしまうのも無理はありません。
アクアは三洋電機の家電事業を受け継いだブランドで、現在はハイアールグループの傘下にあります。「中国製だから品質が心配」「故障が多い」といった声がある一方、コスパの高さや操作のシンプルさを評価するユーザーも少なくありません。
この記事では、アクア洗濯機が「買ってはいけない」と言われる背景にある口コミの実態と故障事例、修理費用の傾向、そして「脱水できない」「洗えていない」といった具体的なトラブルの原因と対処法を整理しています。購入前に知っておくべき選び方のポイントも解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
- アクア洗濯機が「買ってはいけない」と言われる主な理由と口コミの実態
- 故障事例と修理費用の傾向、保証体制の課題
- 「脱水できない」「洗えていない」問題の原因と対処法
- 向いているユーザーと購入前に押さえるべき選び方のポイント
アクア洗濯機が「買ってはいけない」と言われる理由と口コミの実態
- アクアのメーカー背景と品質管理の実態
- 口コミに多い故障・トラブル事例と故障率の傾向
- 修理費用の目安と保証体制の課題
- 「洗えていない」という評判の真相
アクアのメーカー背景と品質管理の実態

アクアという洗濯機ブランドがどのような会社なのか、まずは背景から整理しておきましょう。
アクアは、かつて日本の家電メーカーとして名をはせた三洋電機の家電事業を受け継いだブランドです。2012年に中国の家電メーカーであるハイアールがアクアブランドを買収し、現在はハイアールグループがアクアブランドの製品を製造・販売しています。
生産拠点は中国・タイが中心ですが、企画と設計は日本で行われており、日本国内基準に適合した品質チェック体制が整えられています。東京・大阪に本社を置き、日本の暮らしやニーズに合う商品の開発を進めているという点も見逃せません。
「中国製だから品質が心配」という声があることも事実です。ただし、グローバル生産は他の国内メーカーでも同様に行われており、アクアだけが特別に品質が劣るわけではありません。三洋電機の技術を継承しており、他の国内メーカーと比較して耐久性が極端に低いということはないとも言われています。ハイアールのグローバルな開発力と三洋電機の技術が融合した製品として位置づけられています。

口コミに多い故障・トラブル事例と故障率の傾向

アクア洗濯機の口コミを見ていくと、故障に関する報告が目立ちます。約16%のユーザーが3年以内に故障を経験したとの報告があります。また、家電公正取引協議会の調査では、修理依頼率が大手3社と比べ約1.5倍高い傾向があるとも報告されています。
主なトラブル事例としては、脱水モーターの故障(口コミ発生率約28%)が最も多く、次いで排水フィルターの詰まり(約21%)、電気基板の故障(約17%)、ドラム部分の振動・騒音(約13%)などとの報告があります。脱水不良・水漏れ・異音もよくある不具合として報告されており、エラーコードU3・U4などが頻発するとの指摘もあります。
縦型モデルでは、2〜3年目に脱水機能が低下してモーターやベルトの交換が必要になるケースも報告されています。なお、2025年8月時点で公式な大規模リコールは発表されておらず、重大な火災や事故の報告も現時点では確認されていません。
修理費用の目安と保証体制の課題

アクア洗濯機を購入する際に知っておきたいのが、修理費用の水準です。主な修理費用の目安は以下のとおりです。
モーター交換は15,000〜25,000円、脱水モーターの修理は10,000〜18,000円程度との報告があります。排水ポンプ交換は8,000〜15,000円、コントロール基板の交換は12,000〜30,000円、ドアロック機構の修理は6,000〜10,000円が目安とされています。
問題となるのは保証体制です。多くのモデルの標準保証は1年間にとどまっており、保証が切れたタイミングで不具合が発生し、有償修理になるケースが多いとの口コミがあります。修理費用が本体価格に近い水準になる点が大きなデメリットだという声も聞かれます。
ただし、延長保証で3年または5年に延長することも可能です。家電量販店の長期保証を利用すれば最大5年までカバーされることもあるため、購入時に長期保証への加入を検討することをおすすめします。
「洗えていない」という評判の真相

アクア洗濯機に関するもう一つの気になる評判が「洗えていない」という声です。これは製品の品質問題というより、使い方に起因するケースが多い点を押さえておきましょう。
アクアの洗濯機は節水機能を重視した設計が多く、少ない水で効率よく洗うことを目的としています。そのため、洗剤の投入量や種類が適切でないと汚れ落ちが不十分になることがあります。また、縦型は構造上ドラム式に比べて水流が弱くなりがちという点もあります。
洗濯容量を超えて衣類を詰め込みすぎると衣類が回りにくくなり、汚れが落ちにくくなります。7kg〜10kgの大容量モデルで量を入れすぎると洗浄ムラが出るとの口コミも見られます。
改善策としては、洗濯物を詰め込みすぎない、すすぎ回数を1回増やす、液体洗剤やジェルボールを使用するといった方法が有効との報告があります。念入り洗いやお急ぎモードを使い分けることで効果的に対処できる場合もあります。新しいモデルでは水流の改良や自動水量調整機能も進化しています。

アクア洗濯機の特徴と後悔しない選び方
- アクア独自の機能と縦型・ドラム式の特徴比較
- 「脱水できない」問題の原因と対処法
- コスパの強みと向いているユーザータイプ
- 長持ちさせるメンテナンスと寿命の目安
アクア洗濯機の独自機能と縦型・ドラム式の特徴比較

アクア洗濯機には、他メーカーにはない独自機能がいくつか搭載されています。知っておくと購入時の判断に役立つので、順に見ていきましょう。
まず縦型モデルの注目機能として、「高濃度クリーン浸透」が挙げられます。低水位からパルセーターを回転させ、高濃度の洗剤液で汚れを落とす仕組みです。また、独自のスクラブドラムを採用しており、布のダメージを抑えながら洗えるほか、脱水穴も従来より小さく衣類が飛び出しにくい設計になっています。P&GとアクアAQUAが共同開発したジェルボールコースを搭載した機種もあります。ガラストップシリーズでは、ふたを開けなくても洗濯中の状態を確認できる点が便利だという口コミもあります。
ドラム式モデルでは、ドラムを水平に設置する「まっ直ぐドラム」構造で奥行きをスリム化しているのが特徴です。コインランドリー用機器でシェアナンバーワンの技術を受け継いだ水平ドラムを採用しているとのことです。洗剤の自動投入機能やAiウォッシュ機能(洗剤量・洗濯時間を自動調整)を搭載したモデルも展開されているとのことです。インバーター搭載モデルは静音性が高く、集合住宅や赤ちゃんのいる家庭におすすめです。
縦型とドラム式の選び方について整理すると、縦型はコスパが高く省スペースで使いやすく、ドラム式は節水性能が高く衣類が傷みにくいうえに乾燥機能も充実しています。

「脱水できない」問題の原因と対処法

アクア洗濯機で最も多く報告されるトラブルのひとつが脱水不良です。原因と対処法を知っておくだけで、多くのケースは自分で解決できます。
最大の原因は洗濯槽の中の衣類の偏りです。衣類が片側に偏ると、洗濯槽が高速回転する際に大きな振動が発生し、安全装置が働いて脱水を自動停止させます。対処法としては、電源を切ってふたを開け、洗濯物を均等に広げ直してから再スタートさせましょう。洗濯ネットに詰め込みすぎると一つの大きな塊になって偏りの原因になるため、余裕を持った使い方が大切です。
排水ホースが折れ曲がったり潰れたりしていないか確認することも重要です。排水フィルターの詰まりも脱水不良の原因となるため、定期的な掃除が欠かせません。重量センサーの誤作動による自動停止が起きるケースもあります。
これらを試しても改善しない場合は、センサーやモーターの不具合の可能性があるため、修理相談窓口への連絡を推奨します。

コスパの強みと向いているユーザータイプ

アクア洗濯機の最大の強みのひとつがコスパの良さです。同等クラスの商品と比較して価格が安いのが魅力で、7kgモデルで4万円前後と手頃な価格帯との報告があります。さまざまな機能がついたモデルでも8〜10万円台で購入できるものもあります。
一人暮らしや学生などコストを抑えて生活したい人からの評価が高く、操作がシンプルでボタン数が少なく直感的に使えるという点も好評です。
向いているユーザータイプを整理すると、縦型5〜7kgモデルは一人暮らしや省スペース設置の方に適しています。縦型8kg・10kgやドラム式はファミリー層にも対応しています。一方、動作音や耐久性、省メンテナンス性を重視するファミリー層にはやや不向きとの意見もあります。機能や容量・故障リスクにこだわる場合は、高価格帯メーカーとの比較検討もおすすめです。

長持ちさせるメンテナンスと寿命の目安

アクア洗濯機を少しでも長く使うためには、日常的なメンテナンスが欠かせません。
メーカーが定める設計上の標準使用期間は7年で、アクア洗濯機の一般的な使用寿命は約7〜8年が目安とされています。縦型7kgや10kgは日常的なメンテナンスによって耐久性が大きく向上するとの報告があります。
排水フィルターは1〜2週間ごとに掃除することが必須です。洗濯槽クリーナーを定期的に使用することでカビの発生を抑えられるとの報告もあります。糸くずフィルターも定期的な掃除と交換が必要です。洗濯物の詰め込みすぎや洗剤の入れすぎはモーターやセンサーに負担をかけるため、適切な量を守ることが大切です。
7年以上使って調子が悪くなってきた場合は、修理部品保有期間(製造打ち切り後6年が目安)も考慮したうえで、買い替えを検討するタイミングと考えるとよいでしょう。
アクア洗濯機の評判と購入判断のポイントまとめ
この記事のまとめです。
- アクアは三洋電機の家電事業を受け継いだブランドで、現在はハイアールグループが製造・販売している
- 生産は中国・タイが中心だが、企画・設計は日本で行われており、日本国内基準に適合した品質チェック体制がある
- 約16%のユーザーが3年以内に故障を経験したとの報告があり、修理依頼率は大手3社の約1.5倍高い傾向がある
- 主なトラブルは脱水モーター故障(約28%)、排水フィルター詰まり(約21%)、電気基板故障(約17%)など
- 修理費用はモーター交換で15,000〜25,000円、基板交換で12,000〜30,000円程度が目安
- 標準保証は1年のモデルが多く、延長保証や家電量販店の長期保証の活用が有効
- 「洗えていない」問題の多くは詰め込みすぎや洗剤の使い方に起因しており、使い方の見直しで改善できる場合がある
- 脱水不良の最大の原因は衣類の偏りで、均等に広げ直すことで解決するケースが多い
- 排水フィルターの詰まりや排水ホースの折れ曲がりも脱水不良の原因となる
- 独自機能として「高濃度クリーン浸透」やスクラブドラム、ジェルボールコース、Aiウォッシュ機能などを搭載している
- ドラム式の「まっ直ぐドラム」はコインランドリー技術を受け継いだ水平設置構造で奥行きがスリム
- 7kgモデルで4万円前後と手頃な価格帯で、コスパを重視する一人暮らしや学生に向いている
- 設計上の標準使用期間は7年で、日常的なメンテナンスで耐久性が向上する
- 排水フィルターは1〜2週間ごとの掃除、洗濯槽クリーナーの定期使用がカビ抑制に効果的
- 耐久性や省メンテナンス性を重視する場合は高価格帯メーカーとの比較検討も視野に入れるとよい

