洗濯機の運転が終わってふたを開けたら、洗濯物がまだびしょびしょでがっかりした経験はありませんか。毎日の家事の中で「脱水まで終わったはずなのに、なぜこんなに濡れているの?」という疑問や不安は、とてもストレスになりますよね。
この記事では、「洗濯機 脱水後 びしょびしょ」というお悩みに絞り込み、症状ごとの原因の切り分け方、自分でできる対処法、故障や寿命の見分け方、今後同じトラブルを防ぐための日常の使い方とメンテナンスのポイントまでを、順番に解説します。
前提として、国内の一般的な家庭用全自動洗濯機(縦型・ドラム式共通)を対象に、メーカー公式サポート情報や専門業者、生活情報サイトの解説をもとにまとめています。「まずは自分でできることを全部やってみたい」という方が、安全にチェックできる範囲に絞って紹介しているので、順番に試してみてください。
この記事の内容は、あくまで一般的な目安です。実際の作業をするときは、必ずお使いの機種の取扱説明書の注意事項も合わせて確認してください。
- 脱水後にびしょびしょになる主な原因とチェック手順が分かる
- 洗濯物の入れ方や片寄りを防ぐコツが具体的に理解できる
- 排水経路やフィルター掃除など自分でできるメンテナンス方法が分かる
- 修理を呼ぶべきタイミングと買い替え判断の目安がつかめる
洗濯機の脱水後びしょびしょ原因と確認
- まず確認したい症状のパターン
- 洗濯物の入れ方と片寄りチェック
- 排水経路の詰まりと水位の異常
- 運転コースや設定ミスの見直し
まず確認したい症状のパターン

はじめに、「びしょびしょ」の状態がどのパターンに当てはまるのかを整理することが大切です。洗濯機の脱水トラブルといっても、
- まったく脱水が始まっていない
- 途中で止まってしまう
- 表示上は終了しているのに、水っぽくて重い
- いつもよりなんとなく脱水が弱い
といった違いで、疑うべき原因が変わってきます。
例えば、水道トラブル業者のコラムでは、排水経路に異物が詰まっている場合、脱水がスタートせずにエラー表示が出るケースがあることが紹介されています。メーカー各社は、排水できないときのエラーコードや確認項目を公式サイトで案内しており、パナソニックでは排水不良時に「U11」と表示されることがあると説明しています。こうした表示は、故障箇所を絞り込む大きなヒントになります。
具体的には、次のような違いを意識して観察してみてください。
- 運転終了になっているが、衣類を触ると水が滴るほど濡れている
- 脱水中に何度もすすぎに戻る
- 途中でエラー表示が出て止まる
- しっかり回っているように見えるのに、ポタポタ水が落ちる程度にしか絞れていない
このとき、「エラーが出ているかいないか」はとても重要です。エラーが出ている場合は、表示コードを取扱説明書やメーカーサイトで確認すると、排水不良なのか片寄りなのか、ある程度原因を絞り込めます。日立の洗濯機では、脱水時の片寄りを検知した際に「C04」を表示し、洗濯物を取り出して入れ直すよう案内したうえで、改善しない場合は点検を勧めています。
また、
- いつも必ずびしょびしょになるのか
- 大物を洗ったときだけ起こるのか
- 最近になって急に増えたのか
といった頻度も確認しましょう。専門業者の解説では、布団や毛布など吸水性の高いものを洗ったときだけ脱水不良が出るなら、脱水容量オーバーの可能性が高く、洗濯物を減らすことで改善するケースが多いとされています。一方、どんな洗濯物でも毎回びしょびしょになるなら、排水経路の詰まりや洗濯機自体の不具合を疑ったほうがよいとされています。
さらに、洗濯機の種類(縦型かドラム式か)も、原因の傾向を知る手がかりになります。専門業者のコラムでは、ドラム式洗濯機では排水フィルター(糸くずフィルター)に汚れが溜まりやすく、ここが詰まると排水不良やエラー表示、脱水不良につながる事例が多く紹介されています。一方、日立のサポート情報では、縦型・ドラム式ともに、脱水時の片寄りや本体の傾きで脱水が中断し、エラー表示が出ることがあると説明されています。
このように、最初に「いつ・どんな洗濯物で・どんな止まり方をするのか」「エラー表示が出るかどうか」をメモするだけでも、その後の原因切り分けがぐっと楽になります。トラブル時には焦りがちですが、一度深呼吸して症状を整理するところから始めてみてください。
洗濯物の入れ方と片寄りチェック

脱水後に洗濯物がびしょびしょになる原因として非常に多いのが、「洗濯物の片寄り」です。日立のサポート情報では、脱水時に片寄りを検知すると、自動的に注水すすぎに戻って洗濯物の位置を変える補正運転を行い、それでも改善しない場合はエラー表示(C04など)を出して運転を一時停止する仕組みが説明されています。これは縦型・ドラム式問わず、多くのメーカーが採用している安全機能です。
片寄りが起こりやすいのは、次のようなパターンです。
- バスタオルやシーツ、毛布、パーカーなど、厚手で重いものが一方向に固まっている
- 洗濯ネットにまとめて入れた衣類が、ドーナツ状に一塊になってしまっている
- 少量の洗濯物が、片側にだけまとまって張り付いている
洗濯機は、高速回転でバランスを取りながら脱水します。そのため、重さが一方向に寄っていると激しい振動が出てしまい、故障防止のために自動で脱水を弱めたり中断したりします。その結果、表示上は運転終了でも、中身は十分に水が切れていないという状態が起こります。
対処としては、次のような手順で確認してみてください。
- 一旦洗濯機を一時停止する
- 水が抜けていることを確認し、洗濯物をいったん全部取り出す
- ドラムまたは洗濯槽の周りに、洗濯物をできるだけ均一になるように入れ直す
- 「脱水のみ」などで再度脱水運転をする
日立のサポートでは、縦型の場合「洗濯物をドーナツ状にぐるりと均一に配置する」入れ方が推奨されています。厚手の衣類や洗濯ネットに入れたものは重さが偏りやすいので、向きを変えながら散らし、軽いものを間にはさむイメージで入れるとよいでしょう。
また、洗濯物の量が多すぎても、内部でうまく動かず、片寄りを繰り返したり、脱水力が落ちたりします。生活情報サイトの解説では、洗濯物の過負荷が脱水不良の大きな原因の一つとして挙げられており、詰め込みすぎると何度もすすぎに戻ってしまうことが指摘されています。一方で、量が極端に少ない場合もバランスが取りにくく、タオルを数枚足して量を調整すると、安定して脱水できることがあるとされています。
もし「最近、片寄りエラーや脱水中断が増えた」と感じている場合は、洗濯機本体の設置状態もチェックしましょう。日立のサポート情報では、水準器などで洗濯機が水平に設置されているか確認するよう案内しており、傾きがあると片寄りが起こりやすいと説明されています。脚部の高さを調整するだけで振動や片寄りが減り、脱水の安定性が改善することも少なくありません。
片寄り対策は、「入れ方」「量」「設置状態」の三つをセットで見直すのがポイントです。いきなり故障を疑う前に、この三つを一通りチェックしてみてください。
排水経路の詰まりと水位の異常

「脱水している音はするのに、洗濯物はびしょびしょのまま」というケースで非常に多いのが、排水経路のトラブルです。パナソニックのサポート情報では、排水の流れが悪いと洗濯槽に水が残り、脱水が弱くなることがあるため、排水口の詰まりや排水ホースの取り回しを確認するよう案内しています。
また、生活情報サイトの解説では、排水管や排水溝がほこりやヘドロ状の汚れで詰まると、本来下水へ流れていくはずの水がスムーズに排水されず、脱水不良の原因になると説明されています。排水ホースが踏まれて潰れていたり、極端な曲がりや折れがある場合も、水の流れを妨げる要因になります。
チェックの目安は、次のとおりです。
- 防水パン(洗濯機の下の受け皿)と排水口周りを目視で確認する
- 髪の毛やホコリ、ヌメリ汚れで詰まっていないか
- 排水口のフタや部品を外せる場合は、内部の汚れも確認する
- 排水ホースの状態を確認する
- 重い物の下で押しつぶされていないか
- 途中で大きく折れ曲がっていないか
- ホースの先端やエルボ部品に汚れが詰まっていないか
- 排水時の音を聞いてみる
- 普段よりも「ゴボゴボ」「ボコボコ」と空気をかむような音が続く場合は、排水管の途中で流れが悪くなっているサインと解説している情報もあります
ドラム式洗濯機の場合は、排水フィルター(糸くずフィルター)の詰まりも要注意です。専門業者のコラムでは、ドラム式洗濯機でこのフィルターに汚れが溜まると排水不良やエラーを起こし、脱水後も衣類がびしょびしょのままになる事例が紹介されています。多くのメーカーは、排水フィルターを週1回程度を目安に掃除するよう案内していますが、長期間手入れしていないと、糸くずや汚れがびっしり詰まっていることも少なくありません。
具体的な排水フィルター掃除の手順は機種によって異なりますが、一般的には、
- 洗濯機の電源を切る
- 本体前面下部などにあるカバーを開ける
- フィルターをゆっくり取り外し、糸くずや髪の毛、ボタンなどを取り除く
- 水やブラシで洗ってからしっかり戻す
といった流れになります。水が出てくることがあるので、タオルや受け皿を準備しておくと安心です。
メーカーのサポートでは、排水ができないときのエラーコード(例:U11など)に対して、排水ホースや排水口、排水フィルターの詰まりを一通り確認し、それでも改善しない場合は、本体内部の排水弁やコントロール基板の不具合が考えられると案内しています。この段階になると、下部パネルを外して排水経路をたどる作業が必要になり、専門業者レベルの作業になることが多いため、無理な分解は避けるのが安全です。
「脱水が始まらない」「途中で止まる」「排水エラーが表示される」といった症状がある場合は、片寄りよりも先に排水経路を疑い、外から手の届く範囲の掃除と確認を一通り行うことが、トラブル解決の大きな第一歩になります。
運転コースや設定ミスの見直し

実は、「洗濯機 脱水後 びしょびしょ」というトラブルの中には、洗濯機そのものの故障ではなく、コース選択や設定ミスが原因になっているケースも少なくありません。
パナソニックのサポート情報では、「おうちクリーニングコース」「手洗いコース」「時短コース」など、一部のコースは衣類を傷めないよう脱水時間が短めに設定されていると説明されています。そのため、これらのコースを使うと、厚手のタオルやジーンズなどで「脱水が弱い」と感じることがあり、その場合は「脱水のみ」の追加運転を行うよう案内されています。
また、生活情報サイトでは、水量やコースの選択を間違えた場合の対処として、
- 一度電源を切る
- 設定をリセットして、最初から正しいコースにやり直す
ことが推奨されています。途中からコース変更ができない機種も多いため、「あ、設定を間違えたな」と気づいた段階で、無理にそのまま回し続けるより、一旦キャンセルしてやり直す方が早くきれいに仕上がることがあるとされています。
機種によっては、
- 脱水のみ
- すすぎ+脱水のみ
といった個別運転ができるものも多く、メーカーのサポート情報や取扱説明書に操作手順が載っています。脱水不足で終わってしまった場合でも、「脱水のみ」コースを追加すれば解決することは少なくありません。
さらに、ふた(ドア)のロックが正しく認識されていない場合も要注意です。生活情報サイトでは、脱水できない原因としてフタの締め忘れやロック部の不備が挙げられており、
- フタ(ドア)がしっかり閉まっているか
- ゴミや衣類がロック部分に挟まっていないか
を確認するよう案内されています。フタのロックが解除できず開かない場合は、取扱説明書にしたがって電源の入れ直しを行い、それでも開かないときは本体不具合の可能性がある、とするメーカーもあります。
このように、
- コース選び(短時間・おしゃれ着・標準の使い分け)
- 途中の設定ミス
- フタロック
といった基本設定の見直しだけで解消するケースも多いため、難しい工具が必要なチェックに進む前に、まずは操作パネルと表示内容を落ち着いて確認してみてください。
洗濯機の脱水びしょびしょ予防法
- 毎日の使い方で防ぐコツ
- 定期メンテと掃除のチェック
- エラー表示と故障サインの見分け
- 修理と買い替えの判断基準
毎日の使い方で防ぐコツ

トラブルが起きてから対処するのも大切ですが、「そもそも脱水後にびしょびしょになりにくい使い方」を身につけておくと、ストレスがぐっと減ります。メーカーサポートや生活情報サイトの情報を総合すると、日常的な予防のポイントはおおむね次の三つに集約できます。
- 洗濯物の量を適正に保つ
- 片寄りを防ぐ入れ方を意識する
- 洗う物に合ったコースを選ぶ
まず、洗濯物の量については、「入れすぎない・少なすぎない」を意識しましょう。生活情報サイトの解説では、ドラム容量に対して洗濯物を詰め込み過ぎると、洗濯物が内部で偏り、何度もすすぎに戻る原因になると指摘されています。一方、量が極端に少ないときは、バスタオルを2〜3枚追加するなどして重さのバランスをとると、脱水が安定しやすいと解説されています。
入れ方の工夫も重要です。日立のサポート情報では、縦型洗濯機の場合、
- 大物を下に
- その上に軽いもの
- 全体をドーナツ状に均一に配置
という入れ方が推奨されています。ドラム式でも、シーツや毛布などをぎゅっと丸めて一塊にせず、可能な範囲で広げて入れることで、回転バランスが安定しやすくなります。
コース選びについては、衣類の種類と目的に合わせて使い分けることが大切です。メーカーのFAQでは、一部のコースがおしゃれ着向けで脱水が控えめに設定されていることが明記されています。そのため、
- 厚手のタオルやジーンズ、パーカーなどは標準コースを基本にする
- デリケート衣類はおしゃれ着コース+必要に応じて短時間の脱水追加
- 大物コース(毛布・布団)などは、取扱説明書の指示通りの枚数・重さを守る
といった使い分けが推奨されます。
また、洗う前の「ひと手間」も、後々のトラブル予防に効果的です。生活情報サイトや業者のコラムでは、ティッシュや小物を入れたまま洗うと、
- ドラム内部や排水経路に異物が残る
- 糸くずやヘドロ状の汚れが排水口やフィルターに溜まる
といった原因になり、脱水不良や詰まりを招くとされています。洗濯前のポケットチェックを習慣にするだけでも、洗濯機の負担は大きく減らせます。
さらに、ドラム式洗濯機では、使い終わったあとフタを開けて内部を乾燥させることも、カビやニオイの予防に役立つとされています。掃除特集記事などでも、使用後にフタを開けて湿気を逃がすことが、洗濯槽の汚れの蓄積を抑える基本として紹介されています。
これらの「少しの工夫」を日常のルールにしてしまえば、脱水不良だけでなく、臭いや黒カビなど他のトラブルもまとめて予防しやすくなります。
定期メンテと掃除のチェック

洗濯機は、普段は見えない部分に汚れが溜まりやすい家電です。脱水後のびしょびしょトラブルも、実は「掃除不足」がじわじわと積み重なって起きているケースが少なくありません。
生活情報サイトでは、洗濯機のメンテナンスポイントとして、
- 洗剤投入ケース
- ごみ取りネット(糸くずフィルター)
- 排水フィルター
- 洗濯槽
- 操作盤まわり
- フタや本体の外側
などを定期的にチェックすることが推奨されています。理想は1〜2週間に一度、少なくとも月1回は状態を確認し、汚れていれば掃除するのが目安とされています。
特に、脱水不良に直結しやすいのが「排水フィルター」と「排水口(排水管)」です。ドラム式洗濯機のトラブル事例を紹介している専門業者のコラムでは、排水フィルターに汚れが溜まると排水不良やエラーが起こり、洗濯物がびしょびしょのまま終わってしまうケースが多数紹介されています。そのため、排水フィルターは週1回程度の清掃が勧められています。
排水口や排水管については、生活情報サイトなどで、次のような手順が紹介されています。
- 洗濯パン(防水パン)全体を掃除する
- 排水口のホースやエルボ部品を取り外す
- 排水口内部や部品をブラシやスポンジで洗う
- 汚れがひどい場合は排水口洗浄剤を併用する
このとき、普段から排水時の音を意識しておき、「ゴボゴボ」という空気を含んだような音が大きくなってきたら、排水管のどこかで流れが悪くなっているサインと考える、といったチェック方法も紹介されています。
さらに、専門業者のコラムでは、ドラム式洗濯機内部にホコリや洗剤カス、糸くずが溜まりやすく、数年単位で分解洗浄を行うことで排水や乾燥のトラブルが改善した事例が紹介されています。特に乾燥機能付きのドラム式は構造的にホコリがたまりやすく、1〜2年に一度の分解洗浄を推奨する業者もあります。
一般家庭でできる範囲としては、
- 月1回程度の洗濯槽クリーナー(槽洗浄コースなど)の実施
- 月1回前後の排水口掃除
- 週1回の排水フィルター掃除(ドラム式)
- 1〜2週間に一度のごみ取りネットや洗剤投入口の掃除
といった組み合わせが、一つの目安になります。分解が必要な箇所については、取扱説明書で禁止されていない範囲にとどめ、それ以上は専門業者に任せるのが安全です。
「月初め」「季節の変わり目」など、自分の中で掃除のタイミングを決めておくと、無理なく続けやすくなります。
エラー表示と故障サインの見分け

最近の全自動洗濯機は、異常が起きたときにエラーコードで状態を知らせてくれます。これを活用すると、原因の切り分けが格段にしやすくなります。
例えば、メーカーのサポート情報では次のような例が挙げられています。
- パナソニック:排水できないときに「U11」と表示されることがあり、排水口や排水ホースの詰まりを確認するよう案内
- 日立:脱水時の片寄りを検知した場合に「C04」を表示し、洗濯物を取り出して均一に入れ直すことを指示
こうしたエラーコードは、取扱説明書やメーカー公式サイトで一覧が公開されているので、表示が出たときは必ず意味を確認し、指示された手順に従いましょう。エラー表示が頻発する場合は、表示内容と発生状況をメモしておくと、修理相談時に原因特定の助けになります。
一方、生活情報サイトのトラブル解説では、脱水不足を起こす一般的な原因として、
- 洗濯物の偏り
- 排水管や排水口の詰まり
- 洗濯物の入れすぎ
- 糸くずフィルターの詰まり
- フタロックの不備
- 洗濯機本体の傾き
などが挙げられており、これらを順番にチェックすることで多くのトラブルが解決できるとまとめられています。エラーが出ていない場合でも、このチェックリストに沿って確認すると、原因に近づきやすくなります。
それでも解決しない場合や、次のようなサインが出ている場合は、本体の故障や部品劣化を疑うタイミングです。
- 脱水時にきゅるきゅる、ガタガタなどいつもと違う異音がする
- 排水エラーや片寄りエラーが何度も続く
- 洗濯物の量や入れ方、排水口やフィルターの掃除をしても症状が変わらない
生活情報サイトでは、Vベルトと呼ばれるドラムを回転させるベルトが劣化すると異音や回転不良が起こり、脱水不足の原因になることが解説されています。また、専門業者のコラムでは、使用年数が10年を超える洗濯機では、本体の故障や排水弁の不具合で脱水できなくなるケースがあり、修理か買い替えの検討が必要だとされています。
「いつもと違う音がする」「エラーコードが頻繁に出る」「外から掃除できるところは一通りやっても改善しない」といった状況が重なってきたら、自分での分解は避け、メーカーサポートや専門業者へ相談するのが安全です。無理な分解は破損や水漏れのリスクが高く、最悪の場合、メーカーや業者での修理対応が受けられなくなることもあると注意喚起されています。
修理と買い替えの判断基準

最後に、「どこまで自分で対応し、どこから修理や買い替えを検討すべきか」という線引きを整理しておきます。専門業者のトラブル事例では、脱水後に洗濯物がびしょびしょになるケースとして、排水経路の異物詰まりから排水弁の故障、本体内部のホコリやカビの蓄積まで、さまざまな原因が紹介されています。
自分で対応しやすいのは、次のような範囲です。
- 洗濯物の入れ方や量の見直し、片寄りの修正
- コース設定の変更や「脱水のみ」追加運転
- 排水口・排水ホースの目視確認と掃除
- ドラム式洗濯機の排水フィルター清掃
- 洗剤投入口やごみ取りネットの掃除
- 洗濯槽クリーナーを使った槽洗浄
これらは、取扱説明書に手順が記載されており、工具を使わず外からアクセスできることが前提の作業です。メーカーや生活情報サイトでも、まずこのレベルのセルフチェックを勧めていることが多く、自宅で試しやすい範囲と言えます。
一方で、次のような場合は、修理相談や業者依頼を検討したほうがよいラインです。
- 排水エラーが何度も出て、排水口やホース、排水フィルターの掃除をしても改善しない
- 脱水のたびに異音が出て、Vベルトやモーターの不調が疑われる
- 洗濯機の下部パネルを外さないと確認できない場所で詰まりが起きていると考えられる
- 分解しないと掃除できない内部のホコリやカビの蓄積が疑われる
専門業者のコラムでは、実際にドラム式洗濯機の下部パネルを外して排水弁までアクセスし、異物を取り除くことで、排水エラーと脱水不良が解消した事例が紹介されています。こうした作業は、固い部品を外す必要があり、やり方を誤ると破損のリスクが高いため、業者依頼をすすめる説明が添えられています。
さらに、使用年数が10年を超えている場合は、修理しても他の部分が次々と故障するリスクが高くなるため、買い替えのタイミングとされることが多いです。専門業者の解説でも、10年以上使用した洗濯機で排水弁や内部部品の不具合が出た場合、修理費用と今後の故障リスクを考えると、新しい省エネ性能の高い洗濯機に買い替えた方がトータルコストを抑えられるケースがあるとされています。
判断の目安としては、
- 使用年数が8〜10年未満:まずはセルフチェックと簡単な修理見積もりを検討
- 使用年数が10年以上:高額な部品交換が必要なら、買い替えも強く検討
といった考え方が現実的です。
大切なのは、「自分で安全にできる範囲のチェックと掃除は一通りやってみる」「それでもダメなら無理をせず専門家に任せる」という線引きを持っておくことです。この線引きができていれば、洗濯機の脱水びしょびしょトラブルに対して、過度に不安にならず、効率よく対処していくことができます。
総括:洗濯機 脱水 びしょびしょ対策の総まとめ
この記事のポイントを改めて整理します。
- 脱水後に洗濯物がびしょびしょかどうかは、症状の出方で原因を切り分けるのが基本である
- 脱水が始まらないのか、途中で止まるのか、エラーが出るのかを観察すると、排水不良か片寄りかの判断材料になる
- 洗濯物の片寄りは脱水中断やエラー表示の代表的な原因であり、一度取り出して均一に入れ直すことが重要である
- 縦型では洗濯物をドーナツ状に配置し、ドラム式でも大物を一塊にしない工夫が片寄り防止に有効である
- 洗濯物の入れすぎや少なすぎはどちらもバランスを崩し脱水不良の原因になるため、適正量を意識するべきである
- 排水口や排水ホースの詰まりは槽内に水が残り脱水が弱くなる主要因であり、防水パンやホースの状態確認が欠かせない
- ドラム式では排水フィルターの詰まりが脱水不良やエラーにつながるため、週一回程度の清掃が推奨される
- 排水管の汚れや詰まりはゴボゴボという音などで兆候が出ることがあり、定期的なクリーニングで予防できる
- 短時間コースやおしゃれ着コースは脱水が控えめに設定されているため、必要に応じて脱水のみ追加運転を行うとよい
- フタロックの不備や閉め忘れも脱水に進めない原因となるため、ロック部に異物がないか含めて毎回確認するべきである
- 洗濯機の定期メンテナンスとして、洗剤投入部、ごみ取りネット、排水フィルター、洗濯槽などを月一回程度チェックすることが望ましい
- 脱水不足の一般的な原因として片寄り、排水不良、入れすぎ、フィルター詰まり、フタ不良、本体の傾きがあり、順番に確認することで多くのトラブルは解決可能である
- 異音や頻繁なエラー、内部へのアクセスが必要な詰まりなどは部品劣化や故障サインであり、無理な分解は避けて専門家に相談すべきである
- 使用年数が十年を超える洗濯機は排水弁などの故障リスクが高く、修理費用と合わせて買い替えも現実的な選択肢となる
- 洗濯機 脱水 びしょびしょのトラブルは、正しい使い方と定期的な掃除、早めの点検によって多くを予防できるため、日々の小さな習慣づけが何より重要である

