洗濯機の突然のエラー表示、特に日立製の洗濯機でC02エラーが出ると、脱水ができなくなり、お洗濯が中断されて本当に困りますよね。
特に「日立 洗濯機 c02 治らない」と検索されている方は、ご自身で試せる対処法を探していることと思います。このC02エラーは、主に排水の経路に問題がある場合に表示されることが多く、排水ホースや排水口、そして洗濯機本体の内部に異物が詰まっていることが原因として考えられます。
この記事では、「日立 洗濯機 c02 直らない」というお悩みを解決するために、まずご自身で試せる基本的な対処法から、パイプユニッシュの活用方法、そして、万が一自分で解決できない場合の修理依頼の判断基準や費用、さらには今後のC02エラーを未然に防ぐための日頃のお手入れ方法まで、詳しく解説していきます。
洗濯機のエラーに慌てず、適切な対処ができるよう、ぜひ参考にしてみてくださいね。
- 日立洗濯機のC02エラーは排水詰まりが主な原因
- 排水ホースや糸くずフィルターの確認が初期対応の鍵
- 本体内部の詰まりにはパイプユニッシュや手動での対処法も
- 解決しない場合は、修理依頼のタイミングや費用相場を把握しプロに相談
日立洗濯機C02エラーが直らない!まずは自分でできる対処法
日立洗濯機でC02エラーが表示され、脱水ができない、または排水が正常に行われない ときは、まず落ち着いてご自身で対処できることを確認してみましょう。このセクションでは、C02エラーが出た際に試すべき初期対応や、排水経路の具体的な確認・清掃方法について詳しくご紹介します。
- C02エラー表示の意味と初期対応
- 排水ホースと排水口の徹底確認
- 糸くずフィルターの掃除と水の処理
- 本体内部の詰まりと自分でできること
- パイプユニッシュ使用時の注意点
C02エラー表示の意味と初期対応

日立のドラム式洗濯機でC02エラーが表示された場合、それは洗濯・脱水槽や排水ホースに水がたまっており、正常に排水ができていない状態を示しています。このような状況では、洗濯機は自動的に運転を停止してしまいます。まずは電源をOFFにし、可能であればコンセントも抜いて30分ほど放置してみるのが一つの対処法です。
その後、再度電源を入れて脱水のみの運転を試み、水が抜けるかを確認します。もしこの段階で排水ができた場合は、一時的な不具合であったり、洗濯物の片寄りなどが原因で脱水が一時的にできなかった可能性も考えられます。
しかし、それでも排水ができない、またはC02エラーが再び表示される場合は、排水経路のどこかに物理的な詰まりがある可能性が高いです。特に、洗濯機の電源を切らずに放置すると、エラーが続いてしまうこともあるため、まずは電源を切り、コンセントを抜くことで状況が改善することもあります。排水の確認作業中に水が漏れる可能性もあるため、タオルやバケツを用意しておくことをお勧めします。
排水ホースと排水口の徹底確認

C02エラーが出た際にまず確認すべき重要なポイントの一つが、排水ホースと排水口の状態です。排水ホースが無理に曲がっていたり、潰れていたりすると、水がスムーズに流れなくなり、詰まりの原因となることがあります。ホースの位置を調整して、水が流れやすいように真っ直ぐに伸ばしてみましょう。また、排水ホースが途中で10cm以上高くなっている場合も排水が困難になるため、下げて調整してください。
次に、排水口の確認です。洗濯機の下にある排水口トラップという部分には、長年の使用で髪の毛や糸くず、洗剤カスなどが溜まりやすい場所です。ここが汚れていると排水不良の原因となりますので、定期的な清掃が推奨されています。排水口の清掃は、トラップ部分を取り外して汚れを取り除く形になりますが、非常に汚れていると取り外しにくいこともあります。
清掃時には、ヘドロ状の石けんカスなどが大量に出てくることもありますので、手袋をして行うと良いでしょう。排水ホースを外して内部を覗いてみたり、ホースに息を吹き込んで詰まりを解消する方法も紹介されています。日立のビッグドラムは排水ホースが太いですが、先端の異形ジョイント部分が細くなるため、そこで詰まるケースも多いようです。
糸くずフィルターの掃除と水の処理
日立 洗濯機 糸くずフィルター 糸くずフィルター クズ取りネット ゴミ取……
— ぱんだbee (@PandaBee114) July 25, 2025
1,250円
㊗ 楽天へ https://t.co/1cUujbw8cT
#家電 … pic.twitter.com/a0X0tULEMG
ドラム式洗濯機では、糸くずフィルターの詰まりがC02エラーの原因となることが非常に多いです。糸くずフィルターは、洗濯中に発生する糸くずやゴミをキャッチする役割を担っており、ここにゴミが溜まると排水が正常に行われなくなります。
メーカーも糸くずフィルターにゴミがたまるとC02エラーが表示されるため、定期的にお手入れすることを推奨しています。週に1度を目安に掃除するのがおすすめです。
糸くずフィルターを外す際は、洗濯槽に水が残っていると大量の水が溢れ出す可能性があるので注意が必要です。まず洗濯槽内の水をできるだけ取り除いてから、大きめのバケツや洗面器をフィルターの下に用意し、ゆっくりとフィルターを取り外しましょう。
フィルターに溜まったゴミや糸くずをきれいに取り除いたら、フィルターを元の位置にしっかり取り付けます。もしフィルターを取り外した瞬間に大量の水が出てきた場合は、フィルターよりも奥の排水ホースや排水口に詰まりがある可能性が高いと考えられます。
本体内部の詰まりと自分でできること

排水ホースや排水口、糸くずフィルターを確認してもC02エラーが解消されない場合、洗濯機本体の内部、特に排水経路に詰まりがある可能性が高いです。本体内部の詰まりを解消するには、プラスドライバー一つで前パネルを取り外すことができる機種もあります。前パネルを外すと、排水フィルターよりも洗濯機側の黒いゴムの部分など、排水経路が見えるようになります。この部分や、ホースの途中のチューブなどに汚れが溜まっていることがあります。
内部に汚れや異物が見つかった場合は、それらを取り除くことでC02エラーが解消されることがあります。詰まった汚れは、ヘドロ状の塊であったり、細かいカスが固まったものであったりします。手で揉んでほぐしたり、水を流し込んで内部の汚れを洗い流したりすることで、糸くずフィルターに流れ着くように促すことができます。
この作業を行う際は、内部から水が出てくる可能性があるので、床が濡れないように注意し、養生を行うと安心です。汚れがひどい場合は、何度か水を貯めて排水する作業を繰り返すことで、より多くの汚れを排出できるでしょう。
パイプユニッシュ使用時の注意点

排水詰まりの解消策として、市販のパイプクリーナー、例えばパイプユニッシュを使ってみるという方法もあります。洗濯槽に直接パイプユニッシュを投入し、指定された量(例えば4〜5メモリ程度)を入れて、30分程度放置します。その後、十分に水を流すことが推奨されています。
この際、ただ脱水をするのではなく、通常の洗濯コース(洗剤は入れずに)で運転することで、より効果的に水を流し、内部の詰まりを洗い流せる可能性があります。
ただし、パイプユニッシュは強力な洗剤であるため、使用方法をよく確認し、注意して使用することが重要です。また、洗濯槽に入れたパイプユニッシュが、本当に詰まりの原因箇所に届いて効果を発揮するのかは、明確ではありません。
特に、内部の異物や固形物が原因の場合、パイプユニッシュだけでは完全に解消されないこともあります。実際に、パイプユニッシュを試した後に再度洗濯を試みると、泡立っただけでエラーが解消されず、最終的には排水ホースの詰まりを解消することで成功した事例もあります。そのため、パイプユニッシュはあくまで試せる選択肢の一つとして考え、他の物理的な詰まり解消方法と併用するか、効果がなければ専門業者に相談することを検討しましょう。
日立洗濯機C02エラーが直らないなら修理も視野に
ご自身でできる対処法を試しても「日立 洗濯機C02エラーが直らない」という状況が続く場合は、洗濯機本体に問題が発生している可能性も考えられます。このセクションでは、C02エラーが繰り返し発生する原因や、修理を依頼する際の判断基準、費用、そして長期的な視点での洗濯機のお手入れについて解説します。
- C02エラーが繰り返す本当の原因とは
- メーカー修理依頼のタイミングと費用目安
- メーカー保証と長期保証の活用方法
- 専門業者への依頼とメリット
- C02エラーを未然に防ぐ日頃のお手入れ
C02エラーが繰り返す本当の原因とは

日立の洗濯機でC02エラーが一度解消されても、しばらくするとまた発生するというケースは少なくありません。これは、根本的な原因が解消されていないか、汚れが再蓄積しやすい状況にあるためと考えられます。C02エラーが出るのは、主に排水エラーが原因であり、排水経路のどこかに汚れが溜まっていることが根本的な問題となっていることが多いです。
特に、排水口トラップや糸くずフィルターを定期的に掃除していてもエラーが再発する場合、排水ホースの奥や洗濯機の内部の排水経路に、目に見えない汚れが蓄積している可能性が高いでしょう。
ドラム式洗濯機は、縦型洗濯機に比べて使用水量が少ないため、汚れが内部に蓄積しやすい傾向があります。これにより、石けんカスや糸くずなどが固形化し、排水経路を塞いでしまうことがあります。
特に乾燥機能を頻繁に使用する場合、乾燥フィルターにホコリが溜まりやすく、これが排水経路に影響を与えることもあります。また、乾燥中にC02エラーが出る場合は、乾燥関連部品の故障の可能性も指摘されています。エラーが繰り返し発生する場合は、一時的な対処ではなく、洗濯槽洗浄を定期的に行うなど、より根本的な対策が必要になります。
メーカー修理依頼のタイミングと費用目安

ご自身でできる対処法をすべて試してもC02エラーが「治らない」場合や、エラーが頻繁に発生して洗濯が中断されてしまう場合は、専門家による点検や修理を依頼するタイミングです。日立の洗濯機の場合、公式サイトから修理の相談や申し込みが可能です。出張修理の対象製品には洗濯機も含まれています。
修理費用の目安は、故障の内容によって異なりますが、排水しないという症状の場合、縦型洗濯機で11,000円から28,000円、ドラム式洗濯機で11,000円から42,000円程度が相場とされています。ただし、これはあくまで目安であり、機種や故障部位、部品代によって金額は大きく変動する可能性があります。
例えば、基盤の交換のような大掛かりな修理になると高額になることもあります。修理を依頼する前に、まずはメーカーや購入店に連絡し、見積もりを取ることをお勧めします。すぐに来てもらえるとは限らず、最短でも数日かかる場合もあるため、早めの連絡が大切です。
メーカー保証と長期保証の活用方法

洗濯機のC02エラーが「治らない」と感じ、修理を検討する際には、購入時の保証期間を確認することが非常に重要です。ほとんどの洗濯機には、購入日から1年間のメーカー保証が付いています。この期間内であれば、故障の状況によっては修理費用が無料になる可能性があります。保証書や購入時のレシートを確認し、保証期間が残っているかを確認してみましょう。
また、家電量販店などで洗濯機を購入した場合、独自の長期保証サービスを提供していることがあります。これは、購入時に別途料金を支払ったり、ポイントを充当したりすることで、3年、5年、あるいは10年といった期間、保証を延長できるシステムです。もし長期保証に加入していれば、メーカー保証期間が過ぎていても、修理費用が無料になったり、出張費のみで済んだりする場合があります。
加入したかどうかわからない場合は、購入店の会員番号などから確認してもらえることもあるので、購入店に問い合わせてみるのも良いでしょう。保証を上手に活用することで、予期せぬ修理費用を抑えることができます。
専門業者への依頼とメリット

メーカーや購入店の保証期間が過ぎている場合や、とにかく早く修理してほしいという場合には、家電修理の専門事業者への依頼も有効な選択肢となります。専門業者に依頼する最大のメリットは、空き状況にもよりますが、即日や翌日といった迅速な対応が期待できる点です。洗濯機は日常生活に欠かせない家電製品ですので、一刻も早く修理してもらいたいという場合には、非常に頼りになります。
また、くらしのマーケットのようなオンラインサービスを利用すれば、お住まいの地域で利用できる複数の専門業者を比較検討することができます。料金や過去の評価、口コミなどを事前に確認できるため、安心して依頼先を選ぶことができるでしょう。
詰まり修理の費用相場は、くらしのマーケットの例では7,000円から15,000円程度とされていますが、これはあくまで目安であり、業者や具体的な修理内容によって費用は異なります。プロのクリーニング業者の中には、手に負えないほどの汚れや詰まりに対応してくれるところもあります。自分で対処しきれないと感じたら、無理をせず専門業者に相談することを検討してみてください。
C02エラーを未然に防ぐ日頃のお手入れ

「日立 洗濯機 c02 治らない」という状況を避けるためには、日頃からのこまめなお手入れが非常に大切です。特にドラム式洗濯機は水量が少ないため汚れが溜まりやすく、定期的なメンテナンスが長持ちの秘訣です。
まず、糸くずフィルターと乾燥フィルターの清掃です。メーカーも定期的にお手入れすることを推奨しており、週に1度を目安に糸くずフィルターを、乾燥ごとに乾燥フィルターのホコリを取り除くことが効果的です。これらのフィルターの目詰まりは、直接C02エラーに繋がる可能性があります。
次に、洗濯槽の洗浄です。洗濯槽の裏側には、洗剤カスやカビなどが蓄積しやすく、これが排水経路の詰まりの原因となることがあります。定期的な洗濯槽洗浄は、C02エラーの予防だけでなく、洗濯物の臭い対策にも繋がります。月に1回程度、市販の洗濯槽クリーナーを使って洗浄コースを実行することをおすすめします。メーカー純正のクリーナーは、より強力な洗浄効果が期待できるものもありますので、試してみるのも良いでしょう。
さらに、洗濯物を洗濯ネットに入れる習慣も有効です。特に小さな衣類や毛羽立ちやすいものをネットに入れることで、糸くずの発生を抑え、排水経路への異物混入を防ぐことができます。また、排水口にかさ上げ台を設置すると、排水口の掃除がしやすくなり、日々のメンテナンスが楽になります。これらの小さな積み重ねが、洗濯機を長く快適に使うことに繋がるでしょう。
総括:日立洗濯機C02エラーが治らない状況を解決し、快適な洗濯ライフを取り戻す
この記事のまとめです。
- 日立洗濯機のC02エラーは、主に排水経路の詰まりが原因で発生する
- 脱水できない、水が溜まるなどの症状が見られる
- 初期対応として電源OFFやコンセントを抜き、30分ほど放置してから脱水を試すと良い
- 排水ホースのねじれや潰れを確認し、位置を調整することが重要である
- 排水口のトラップ部分には髪の毛や糸くずが詰まりやすいため、定期的な清掃が必要だ
- 糸くずフィルターはC02エラーの主な原因となるため、週に1度を目安に掃除するべきである
- 糸くずフィルターを取り外す際は、水が溢れる可能性があるので注意し、バケツを用意する
- 本体内部の詰まりは、前パネルを外して排水経路の汚れを取り除くことで解消できる場合がある
- パイプユニッシュなどの市販クリーナーは効果がある可能性もあるが、物理的な詰まりには限界がある
- C02エラーが繰り返すのは、排水経路の奥や洗濯槽の汚れが根本原因である場合が多い
- メーカー修理の費用相場は排水詰まりで1万円から4万円程度であり、見積もりを取ることが推奨される
- メーカー保証や購入店の長期保証が残っているか確認し、積極的に活用することで修理費用を抑えられる
- 保証期間が過ぎている場合や、迅速な対応が必要な場合は、家電修理の専門業者への依頼も検討すると良い
- 日頃から糸くずフィルターの清掃や洗濯槽洗浄を行うことで、C02エラーを未然に防ぎ、洗濯機を長持ちさせられる
- 洗濯ネットの活用や、排水口のかさ上げ台設置も予防策として有効である