日立の洗濯機エラーコード一覧|表示の意味・対処法と修理の目安

日立の洗濯機エラーコード一覧|表示の意味・対処法と修理の目安

日立の洗濯機にエラーが出たら、まず表示された英字と数字に合う対処を選びます。C01は給水、C02は排水、C04は洗濯物の片寄りによる脱水停止。似た症状でも、表示が違えば確認する場所が変わります。

Cで始まる表示にも、内部部品の不具合を知らせるものがあります。 A・Fは本体に不具合が発生している可能性があり、Dは日立の使いかた窓口への連絡が案内されています。以下の一覧で意味を調べ、該当する対処へ進んでください。

この記事のポイント
  • C・A・F・D別のエラーコードと表示の意味
  • 給水・排水・脱水・ドア・乾燥の公式対処
  • 機種による表示・部品・操作の違い
  • コード別のリセットと保証に応じた修理相談
目次

日立の洗濯機エラーコード一覧と表示の意味

Cで始まるコード一覧と機種による違い

Cで始まるコード一覧と機種による違い

日立の公式FAQに掲載されているC系の表示をまとめました。C01とC1、C02とC2のように、同じ内容を異なる桁数で表示する場合があります。数字だけで探さず、英字を含めた表示全体を照合しましょう。日立公式のC・D表示案内から、コード別の説明も確認できます。

表示意味・表示される状態
C0洗濯物の量が多すぎる
C01/C1正常に給水できない
C02/C2槽や排水ホースに水が残り、正常に排水できない
C03/C3ふた・ドアが開いたままスタートした
C04/C4脱水時に洗濯物が片寄っている
C06/C6自動乾燥が終わらない。公式FAQではドラム式は最大10時間、タテ型は最大6時間
C07/C7基板間の通信に不具合が起きている
C08/C8ふた・ドアがしっかり閉まらない、またはロックできない
C09/C9ふた・ドアのロックを解除できない
表示意味・表示される状態
C10/CPお湯取運転で風呂水を給水できない
C14振動センサーの一時的な不具合を検知した
C15/CF乾燥フィルターが正しく取り付けられていない
C16糸くずフィルター・異物トラップが正しく取り付けられていない
C17日立の一覧では糸くずによる排水不能、ドラム式のお手入れFAQでは目詰まり時の表示として案内。個別FAQでは一定回数運転後のお手入れ目安とされているため、型式別の取扱説明書で表示条件を確認する
C18/Ch槽内に多量の泡が残り、脱水できない
C19乾燥する洗濯物の量が多すぎる
表示意味・表示される状態
C20かくはん翼や洗濯槽が回らない
C21メイン基板または駆動部品に不具合が起きている可能性
C22モーターブレーキの不具合
C23モーターの不具合
C32洗剤・柔軟剤の投入経路の目詰まり
C42本体ソフトウェアの更新が正常に終了しなかった
CC洗剤クリーマーの動作時の不具合

C17は、ドラム式のお手入れFAQでは目詰まり時の表示、個別FAQでは一定回数運転後のお手入れ目安として案内されています。

表示の目安となる運転回数は機種によって異なるため、型式別の取扱説明書で確認してください。

フィルターが外れていたり、緩んでいたりしても表示されるので、掃除をした直後に出た場合は、汚れだけでなく取り付け状態も確認する必要があります。

一覧を使う際は、機種別の案内も大切です。公式FAQは全自動洗濯機NW-R706について、取扱説明書の「お困りのとき」内にある「お知らせ表示されたとき」を参照するよう案内しています。また、数字の表示部がない一部のタテ型では、ランプの点滅で異常を知らせます。

ボタン操作や部品の形状が記事の説明と合わない場合は、日立の取扱説明書検索でお使いの型式を検索してください。半角英数字で入力でき、型式の一部分からの検索や発売年別の検索にも対応しています。

A・Fのコード一覧とD表示の相談先

A・Fの表示は、本体の不具合が疑われるお知らせです。次の表の部品名は、日立が示す不具合の可能性がある箇所。表示だけで交換する部品が確定するわけではありません。日立公式のA・F表示案内で、表示に合う個別案内へ進めます。

表示不具合の可能性がある箇所・状態
F00内部部品の不具合による異常振動
A1/A01/F1/F01メイン基板または水位センサー
F2/F02、F9/F09メイン基板または乾燥ユニット
F3/F03、F4/F04メイン基板または温度センサー
F5/F05、F55温度センサー
F6/F06メイン基板または排水弁
F7/F07、F11/Fb、F12/FC、F28、F40、F45、FFメイン基板
F8/F08、F13、F21、F23、F25/FEメイン基板または駆動部品
F10/FPお湯取運転用の風呂水ポンプ
F14、F15メイン基板または振動センサー
F17、F53メイン基板または循環ポンプ
F19/FLメイン基板または基板用冷却ファン
F29メイン基板または冷却ファン
F50ドラム傾斜ユニット
F56温湿度センサー
F60結露水ポンプ
F70圧縮機モーター
F74、F75メイン基板またはヒートポンプユニット
FD/Fdクラッチモーター
FH/Fh排水弁

たとえばF02は、公式一覧ではメイン基板または乾燥ユニットの不具合の可能性が示されています。「F02なら必ずモーター交換」などと一つの部品に決めつけず、型式と症状を合わせて相談しましょう。

Dで始まる番号は、日立の使いかた窓口への連絡が公式の案内です。 また、公式のC系一覧に記載のない番号は、本体故障の可能性があるため、購入店または修理相談窓口へ点検を相談するよう案内されています。一覧にない番号を、近い数字の対処へ置き換えないでください。

日立の洗濯機エラーコード一覧から選ぶ対処法と修理の判断

C01・C1で給水できないときの確認

C01・C1で給水できないときの確認

C01・C1では、まず蛇口が開いているか、断水していないか、水道や給水ホースが凍結していないかを確認します。ふた・ドアが開いていると給水が始まらないため、閉まり方も確認する箇所です。

「水がすぐに出ない」場合は、設定している運転も見てみましょう。お湯取運転では風呂水を吸い上げる動作が先に行われ、すすぎから開始した場合は排水後に給水します。水道水で使うつもりでも、お湯取が設定されていないかを確認すると、故障と通常の動作を区別できます。

給水が遅い、C01が表示される場合には、給水口のフィルターの目詰まりも考えられます。手入れでは、蛇口を閉め、ホース内の水を抜き、電源を切ってからホースを外す手順が必要です。取り外しから再接続までの流れは、公式の給水口のお手入れ案内に沿って行ってください。

給水フィルターは、取り外しにくくても力を入れすぎると破損する場合があります。また、掃除後は元の位置へ戻す必要があり、フィルターを付けないまま使うと給水弁の故障の原因になります。

水が槽にたまらず、そのまま排水される場合は、本体の不具合の可能性があります。対処後も改善しない、またはC01・C1が頻繁に出る場合も点検・修理の相談へ。給水弁の不具合が疑われるため、蛇口の開閉だけを繰り返す段階ではありません。

C02・C2の排水確認とC16・C17のフィルター対処

C02・C2では、日立は最初に「脱水のみ」を運転し、内部の水が抜けるか確認するよう案内しています。排水できない場合は排水機能に問題がある可能性があり、点検の相談が必要です。 排水できた場合は、排水ホースの状態を確認する手順へ進みます。

ホースが無理に曲がっている、つぶれている、途中で10cm以上高くなっている場合は、水が流れるよう位置を調整します。作業中はホースが排水口から外れないよう注意が必要です。排水ホースや排水口、排水トラップのごみ詰まりも排水できない原因になります。

フィルター関連は、C16なら糸くずフィルター・異物トラップの取り付け状態を確認します。C17は目詰まり時の案内に加え、一定回数運転後のお手入れ目安としての案内もあるため、型式別の取扱説明書で表示条件を確認してください。

糸くず汚れを取り除き、掃除をしても表示が残ったときは、フィルターの外れや緩みがないか取り付け状態も見直しましょう。

槽に水が残ったまま、糸くずフィルターを外さないでください。 取り付け口から水があふれます。ドラム式の公式手入れ案内では、脱水のみを1分間運転して残水を排水し、水受けを用意して、電源を切ってから外します。排水できない場合は、先に点検を相談してください。

形状や取り付け方は機種で異なります。公式のドラム式糸くずフィルター手入れ案内と型番別の説明書に沿って作業しましょう。差込口の奥へ手を入れるとけがのおそれがあります。また、ゴムパッキンの潤滑剤を洗い流すと取り付けにくくなり、強い力で締めるとひびや故障の原因になります。

C17は、フィルターの手入れ後も表示される場合、槽や排水経路の洗浄で改善する可能性があります。それでも改善しない場合は点検の相談へ。排水口自体の詰まりが解消しない場合は、水道会社や清掃業者への相談が公式に案内されています。

C04・C4の片寄りとC18・Chの泡を分けて対処

C04・C4は、脱水時の洗濯物の片寄りが疑われる表示です。洗濯機は自動で補正しますが、片寄りが解消されないと、衣類や本体を保護するため一時停止します。C18・Chは多量の泡が残って脱水できない表示なので、同じ「脱水で止まった」場合でも対処は異なります。

C04では「スタート/一時停止」で止め、水が抜けていることを確認してから衣類を取り出します。水分で周囲をぬらさないよう、下にタオルなどを敷いてゆっくり取り出し、衣類を広げて均一に入れ直してください。タテ型ではドーナツ状に入れます。

綿など水を含んで重くなる衣類が一か所に固まっている場合は、見た目が均一でもバランスが悪くなります。

入れ直したら「スタート/一時停止」で脱水を再開します。電源を切った場合は、脱水のみを個別にやり直す案内です。ドラム式の「スムーズモード」は搭載機種に限られ、片寄りによる中断を少なくできる一方、振動や音が大きくなる場合があります。

レインコートなど防水性の高い物や、カーペット・足ふきマットなど水を通しにくい物は、洗濯・脱水をしないよう日立が注意しています。排水不良や異常振動の原因になるため、片寄りを直して再開する対象に含めないでください。

C18・Chで洗剤の入れすぎによる泡が残っている場合は、電源を切り、すすぎと脱水を個別運転します。自動投入対応機種では、洗剤容器にある「水量30Lに対する使用量」が基準値として正しく設定されているかも確認してください。設定が合っていないと、洗剤が多く投入される可能性があります。

泡の表示でも排水ホースの確認が必要です。ねじれ・つぶれや途中の10cm以上の立ち上がりがあると、排水がスムーズにできず泡が残ります。対処後も脱水できない、またはC18・Chが繰り返し出る場合は、点検を相談しましょう。

C08・C8で閉まらないときとC09・C9で開かないとき

C08・C8で閉まらないときとC09・C9で開かないとき

C08・C8はふた・ドアを閉められない、またはロックできない表示。C09・C9はロックが解除できない表示です。「ドアのエラー」と一括りにせず、閉める側の問題か、開ける側の問題かを分けます。

C08では、洗濯物が挟まっていないか、入れすぎていないかを確認します。量が多ければ減らし、ロック部分やドアパッキンに付いたごみ・ほこりは取り除いてください。

ドラム式では「閉じ込め防止機能」の設定も確認します。これは、ドアが閉まっていてもロックされず、内側から開けられるようにする機能です。ドアを強制的にロックする「チャイルドロック」とは役割が異なります。C08の公式案内では、閉じ込め防止機能が設定されている場合、解除してから閉め直すよう説明しています。

設定・解除の操作はお使いの機種に合わせて行ってください。

  1. C09では、まずふた・ドアをしっかり閉め直します。ドラム式はドア中央右側、右開きの場合は中央左側を押して閉めます。
  2. 「スタート/一時停止」を押し、開くか確認します。
  3. 開かなければ電源を切り、プラグを抜いて再度差し込み、電源を入れて開くか確認します。

この手順でもC09が消えない場合、日立はお客様の操作による解除はできず、点検・修理が必要と案内しています。C08も確認後に改善しなければ、電源を切ってプラグを抜き差しし、それでも改善しない場合は点検を相談してください。

C06・C6の乾燥停止とC15・CFの取り付け確認

C06・C6は、自動の乾燥・洗乾運転で乾燥が終わらない場合の表示です。公式FAQでは、ドラム式は最大10時間、タテ型は最大6時間と説明されています。この時間は通常の乾燥時間の目安として使う数値ではなく、エラーの説明に付く条件です。

日立のC06対処案内では、ドラム式・タテ型とも、冷却用の水を使うため蛇口を開けて乾燥するよう説明しています。衣類が脱水されていなければ事前に脱水し、絡んでいる場合はほぐしてから乾燥します。タテ型の案内では、電源を切った後に対処を行う手順です。

ドラム式で乾燥フィルターを搭載している機種は、フィルターや差込口の目詰まりを確認します。目詰まりは乾燥時間が長くなったり、乾燥むらが起きたりする原因です。乾燥フィルターを搭載していない機種には、この確認をそのまま当てはめません。

公式案内では、乾燥後の槽洗い・槽洗浄15分コースについて、機種の説明書を確認するよう案内されています。

ドラム式のC06案内には、排水口・排水トラップや排水ホースの確認もあります。排水がスムーズにできないと乾きが悪くなるためです。ホースを調整する際は、脱水を完了して排水された状態にし、排水口から外れないよう注意してください。手入れや設置の確認後も改善しなければ、点検を相談する案内です。

一方、C15・CFは乾燥フィルターの取り付け不備です。「スタート/一時停止」で止めて、フィルターを差込口の奥まで取り付け、同じボタンで再開します。形状は機種によって異なるため、取り付け方は型番別の説明書で確認してください。

正しく付けても繰り返し出る場合は点検が必要です。C19は乾燥容量オーバーなので、C06やC15とは確認する内容が変わります。

リセットの方法と修理を依頼する目安

リセットの方法と修理を依頼する目安

電源プラグの抜き差しで改善する表示はありますが、待ち時間や手順はコード別の案内に従います。C07・C7とC21の公式FAQでは、プラグを抜いて10分ほど置き、再度差し込んで運転できるか確認するよう説明しています。放電とリセットで改善する可能性がある、という案内であり、必ず直る手順ではありません。

A1・A01・F1・F01の個別FAQにも、プラグの抜き差しで改善する場合があると記載されています。

また、公式一覧にないA・Fの表示でも抜き差しが案内され、改善しない場合や番号が頻繁に出る場合は点検・修理の相談が必要です。

C07の「10分ほど」を、すべてのエラーに共通する待ち時間として使わないようにしましょう。

相談前には、製品の型式、発生している症状や箇所、エラー番号または点滅回数、販売店の延長保証への加入の有無をそろえます。日立の出張修理案内では、購入店、Web、電話・FAXからの申し込みが案内されています。販売店の延長保証を利用する場合は、必ず購入店へ相談・依頼してください。

修理が無料になるかは、エラー番号だけでは決まりません。日立の出張修理案内では、保証期間は購入日から1年間で、保証書の規定に従って修理すると説明しています。保証期間中でも無料修理規定の対象外なら有料で、保証期間経過後も有料です。

2026年10月7日確認の公式案内では、担当者が訪問して見積もり後に修理をキャンセルした場合、診断料と出張料の合計5,830円(税込)がかかります。修理を伴わない点検・説明での対応も同額です。担当者が訪問する前にキャンセルした場合は修理料金が無料と案内されています。

依頼先と保証の条件を確かめてから申し込みましょう。

日立の洗濯機エラーコード一覧と対処のまとめ

この記事のまとめです。

  • Cで始まる表示にも内部部品の不具合があるため、英字だけで自己対処できると判断しない
  • NW-R706は型番別説明書の案内を参照。操作パネルにお知らせ表示がないタテ型機種は、ランプの点滅で確認
  • A・Fは本体不具合の可能性があり、Dは日立の使いかた窓口への連絡が公式案内
  • C01・C1は蛇口、断水・凍結、ふた・ドア、運転設定、給水フィルターを確認
  • C02・C2は脱水のみで排水を確認。排水できない場合は点検を相談
  • C16は取り付けを確認。C17は目詰まりや外れ・緩みを確認し、一定回数運転後のお手入れ目安としての案内もあるため、型式別説明書で表示条件を確認。糸くずフィルターは残水を排水してから外す
  • C04・C4は排水後に衣類の片寄りを直す。防水性が高い物や水を通しにくい物は洗濯・脱水しない
  • C18・Chは泡への対処。すすぎ・脱水、自動投入対応機種の基準値、排水ホースを確認
  • C08は閉められない側、C09はロック解除できない側の問題。C09が公式手順で消えなければ点検・修理
  • C06は乾燥が終わらない表示、C15・CFは乾燥フィルターの取り付け不備、C19は乾燥容量オーバー
  • リセットはコード別の手順に従い、改善しない場合や頻繁に再表示される場合は点検を相談
  • 販売店の延長保証を使う場合は購入店へ依頼。修理担当者が訪問し、見積もりの結果として修理をキャンセルした場合や、修理を伴わない点検・説明での対応となった場合は、診断料と出張料が発生
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この記事を書いた人

こんにちは!
「洗濯機のミカタ」を運営している ミカちゃん先生 です。

家電量販店での勤務経験と、洗濯機オタクな日常から得た知識を活かして、
「どの洗濯機を選べばいいの?」「この機能って何?」といった疑問に
やさしく、分かりやすくお答えしていきます。

ドラム式か縦型か、メーカーの違い、実際の使用感など、
洗濯機にまつわる情報をたっぷりお届けしていきますので、
あなたの洗濯機選びに、少しでもお役に立てればうれしいです♪

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