2人暮らしを始めるとき、洗濯機の容量選びで悩んだ経験はないでしょうか。5kgだと小さすぎる気がするし、10kgはさすがに大きすぎる——そんなふうに迷うのは自然なことです。
2人暮らしって洗濯機は何キロを選べばいいの?縦型とドラム式どっちがいいかも知りたい
加えて、縦型にするかドラム式にするか、乾燥機能は必要かどうかなど、次々と疑問が出てきますよね。洗濯機は一度購入すると10年前後使い続ける家電だからこそ、後悔のない選択をしたいところです。
この記事では、2人暮らしに適した洗濯機の容量の目安から、縦型とドラム式の特徴の違い、設置前に確認すべきサイズのポイントまで、ソースデータをもとに詳しく解説します。
- 2人暮らしの洗濯機は容量7〜8kgが基本。まとめ洗いや毛布を考慮するなら8kgがより安心
- 縦型は洗浄力が高くコスト低め、ドラム式は乾燥機能が充実し共働き世帯向き
- 購入前に防水パンのサイズ・搬入経路・水栓の高さを必ず確認する
- ヒートポンプ式乾燥とヒーター式乾燥では電気代と本体価格に大きな差がある
2人暮らしの洗濯機選びで押さえたいポイント
- 2人暮らしに必要な洗濯機の容量の目安
- 洗濯頻度とライフスタイルで変わる容量の選び方
- 縦型洗濯機とドラム式洗濯機の特徴と向いている人
- 乾燥機能が必要かどうかの判断ポイント
2人暮らしに必要な洗濯機の容量の目安(7kg・8kgの違いも解説)


洗濯機の容量を選ぶうえで基準となるのが、1人あたり1日の洗濯物量です。一般社団法人 日本電機工業会の自主基準によると、1人あたりの1日の洗濯物量は1.5kgが目安とされています。2人暮らしの場合、1日あたりの洗濯量は約3kgになる計算です。
この数字を踏まえると、2人暮らしに適した洗濯機の容量は7kg〜8kgが標準的です。7kgの容量なら2日分の洗濯物をまとめて洗える余裕があるとの報告があります。さらに8kgあれば3〜4日分の洗濯物を一度に洗えるうえ、ダブルサイズの毛布や厚手のカーテンも洗えるようになるとのことです。
多くの家庭では7〜8kgを選ぶ傾向があります。2〜3人暮らしでは容量7〜10kgの洗濯機が最適の目安です。
一方、5kgのモデルは2人分の洗濯物をためると途端に対応が難しくなります。2日分(約6kg)を一度に洗えないケースが生じるため、2人暮らしには容量不足になりやすいです。逆に10kgモデルは4人家族の1日分(約6kg)も余裕で洗えるため、2人暮らしで週末に1週間分をまとめて洗う場合でも対応できます。
容量が小さすぎると洗濯回数が増え、水道光熱費が積み重なります。一方で大きすぎると本体価格が高く、少量洗いでは効率が落ちる面もあります。洗濯機の平均使用年数は約10年とされているため、将来家族が増える可能性があるなら、現状より少し大きめの容量を選ぶことで買い替えの手間を減らせます。
2人暮らしでベーシックな使い方であれば7kgを、まとめ洗いが多い・毛布を洗いたい・将来に備えたいという場合は8kgを軸に検討するとよいでしょう。


洗濯頻度とライフスタイルで変わる容量の選び方(週3〜4回洗い・共働きのケース)


同じ2人暮らしでも、洗濯の頻度やライフスタイルによって最適な容量は変わります。毎日洗濯する場合は7kg程度の容量で対応できます。一方、週3〜4回まとめ洗いをする場合は2人暮らしで8〜9kgが適しているとの報告があります。
共働きで週末にまとめて洗う場合や、雨天時に洗濯物をためがちな場合は、3〜4日分を一度に洗える容量が必要です。スポーツをしていて毎日汗をかいたウェアを洗う場合は通常より洗濯物が多くなるため、8kg以上があると安心です。逆に、在宅ワーク中心でほとんど外出しないカップルなら洗濯物が少なく、7kgでも十分快適に使えるとの報告があります。
乾燥機能を使う場合は注意が必要で、乾燥できる容量は洗濯容量の5〜6割程度が上限になります。例えば洗濯容量10kgの洗濯機では、乾燥は5〜6kg程度が限界で、いっぱいまで入れると生乾きになる場合があります。2人暮らしで毎日乾燥まで使いたい場合は洗濯容量8kg以上のモデルが適しているとのことです。
縦型洗濯機とドラム式洗濯機の特徴と向いている人


縦型洗濯機とドラム式洗濯機は、洗い方の仕組みから異なります。縦型洗濯機はたっぷりの水と強力な水流で衣類を回転させながら洗う方式で、洗浄力が高いのが特徴です。泥汚れや皮脂汚れなど日常的な汚れに適しており、1回の水使用量は80〜120リットル、1回の水道代は20〜30円程度との報告があります。
一方、ドラム式は少ない水量で「たたき洗い」と「こすり洗い」を組み合わせた方式で、衣類へのダメージを抑えられます。1回の水使用量は50〜70リットル、水道代は10〜15円程度とのことです。縦型より節水できます。洗濯から乾燥まで一度で完結できるため、共働き世帯や夜間に洗濯することが多い家庭に適しています。
縦型の本体価格は乾燥機能なしで6万円前後から、乾燥機能付きで14万円前後。ドラム式は15万円〜35万円前後と高額で、ヒートポンプ式の上位機種は30万円を超えます。
設置スペースについても違いがあります。縦型は設置スペースが幅60cm前後で済むため、脱衣所が狭い住宅でも設置しやすいです。ドラム式は設置に幅65cm以上が必要なうえ、前方50cmの扉開閉スペースが必要です。縦型の乾燥機能は送風によるもので、十分に乾かすには外干しや浴室乾燥との併用が必要な場合があります。
なお、ドラム式の洗浄力に不満があって縦型洗濯機に戻す方もいるとの報告があります。購入前に自分のライフスタイルと優先事項を整理しておくことをおすすめします。


乾燥機能が必要かどうかの判断ポイント(ヒートポンプ式・ヒーター式の違い)


洗濯機に乾燥機能が必要かどうかは、生活パターンによって判断が変わります。共働きで帰宅が夜遅い場合や早朝に洗濯する習慣がある場合は、乾燥機能があると干す手間が省けます。花粉症やハウスダストのアレルギーがある場合は外干しを避けられる点もメリットです。梅雨時期や冬場など外干しが難しい季節に洗濯物が乾かず困る経験が多い場合も、乾燥機能は有効です。
一方、浴室乾燥機や除湿機を既に使っている場合は、洗濯機の乾燥機能と重複するため高額なドラム式を選ぶ必要性は低くなります。縦型洗濯機の送風乾燥はしっかり乾かすというより干し時間を短縮する目的で使われます。
ドラム式の乾燥方式にはヒートポンプ式とヒーター式の2種類があります。ヒートポンプ式は空気中の熱を利用するため、1回の乾燥で15〜20円程度の電気代との報告があります。ただし本体価格は20万円以上です。ヒーター式は電熱線で温風を作るため、1回30〜40円程度の電気代がかかるとのことです。本体価格は15万円前後です。
初期費用と長期的なランニングコストのバランスで選ぶとよいでしょう。なお、乾燥機能を使うとフィルターに糸くずやほこりがたまるため、毎回の掃除が必要です。
2人暮らしに向いている洗濯機の種類と設置前の確認事項
- 縦型洗濯機とドラム式洗濯機の機能・コスト比較
- 2人暮らし向け縦型洗濯機の選び方と注目機能
- 2人暮らし向けドラム式洗濯機の選び方と注目機能
- 設置前に確認すべきサイズと搬入経路のチェック事項
縦型とドラム式の機能・コスト比較(2人暮らしの洗濯機を選ぶ際の判断基準)


縦型とドラム式を比較する際は、洗浄力・節水性・乾燥性能・コスト・設置サイズの5つの観点で整理すると判断しやすくなります。
洗浄力では縦型がドラム式より高い評価を受けており、泥汚れや皮脂汚れなど日常的な汚れへの対応力に優れています。ただし、ドラム式の最新モデルは泡洗浄や温水洗浄機能を搭載し、泥汚れにも対応できるようになっています。
節水性ではドラム式が優位です。週5回洗濯する場合の年間水道代は縦型で約6,500円、ドラム式で約3,000円という差があります。乾燥性能についてはドラム式が圧倒的に優れており、洗濯〜乾燥まで自動で1日30分前後の時短になるとされています。
縦型の費用相場は乾燥機能なし5〜8万円、乾燥機能付き8〜12万円、ハイエンドモデル12万円以上。ドラム式の洗濯容量は8kgからのものが多く、本体価格の下限も高くなります。
縦型は2人暮らしの初期費用を抑えたい場合や、作業着・スポーツウェアの洗濯が多い場合に向いています。ドラム式は乾燥まで一気に終わらせたい場合や夜間・早朝に洗濯することが多い場合、外干しできない住環境の方に向いています。縦型のメリットとして、洗濯中にフタを開けて洗濯物を追加できる点も挙げられます。


2人暮らし向け縦型洗濯機の選び方と注目機能


縦型洗濯機を選ぶ際は、洗浄力・静音性・槽の清潔さ・使い勝手の4点を確認するとよいでしょう。
洗浄力の面では、日立「ビートウォッシュ BW-V80M」(8kg)がナイアガラビート洗浄で衣類8kgを約28分で洗い上げる高い洗浄力を持つモデルとして挙げられるとの報告があります。日立のAIお洗濯機能は洗剤の種類・布質・汚れの量・水の硬度などを検知して自動で最適な制御を行います。
静音性の面では、東芝AW-8VH4の低騒音設計(洗い約26dB、脱水約37dB、乾燥約45dB)やパナソニックNA-JFA8K2(洗濯時32dB、脱水時41dBの静音設計)が参考になります。インバーター搭載モデルは高速回転時でも運転音を抑えられるため、夜間洗濯に向いているとのことです。
槽の清潔さについては、シャープの「穴なし槽」が注目されています。洗濯槽の外側・底裏についた黒カビや汚れが槽内へ侵入するのを防ぐ構造で、節水性能も実現しています。シャープES-GV9J(9kg)は穴なし槽とインバーター搭載で静音性が高く、夜間洗濯に向いているとの利用者の声があるとの報告があります。
縦型洗濯機の自動投入機能は液体洗剤や柔軟剤をタンクに入れておくと洗濯物の量を自動感知して適量を投入します。また、糸くずフィルターのゴミが捨てやすい設計かどうかも日々の使い勝手に大きく影響するため、事前に確認することをおすすめします。
縦型でも温水洗浄機能付きのモデルがあり、黄ばみや菌の除去に効果的なものもあります。洗濯槽自動おそうじ機能で槽内を清潔に保ち、黒カビの発生を抑えられるモデルもあります。
2人暮らし向けドラム式洗濯機の選び方と注目機能


ドラム式洗濯機を選ぶ際は、乾燥方式・電気代・設置サイズ・ドア開閉方向を確認するのがポイントです。
アクア「まっ直ぐドラム AQW-SD8A-L(W)」(洗濯8kg/乾燥4kg、ヒートポンプ乾燥)は、電気代1回41.48円との報告があります。東芝ZABOON TW-84GS4L(H)(8kg/4kg、ヒーター乾燥)は標準コースでどの汚れも落とせ、電気代は1回61.38円、年間22,404円とのことです。運転音は洗濯時32dB、脱水時42dB、乾燥時46dBです。
パナソニック NA-SD10UAL(10kg/5kg)は衣類にやさしくシワを抑える設計で、コンパクト設計で設置しやすい点が特徴です。シャープES7S1(7kg/3.5kg)は幅64cmのコンパクト設計で一般的な防水パンにすっきり設置できるとの報告があります。DDインバーター搭載で静音性が高いモデルです。
ヒートポンプ乾燥はヒーター乾燥と比べて電気代を大幅に抑えられます。アクアAQW-SD8A-L(W)の洗濯乾燥時消費電力量は1,338Whとのことです。
乾燥フィルターレス設計のモデルは毎回のお手入れが不要で家事の負担を軽減します。液体洗剤・柔軟剤の自動投入機能は計量の手間を省き洗剤の使いすぎを防ぎます。ドラム式のドア開閉は右開き・左開きがあるため、設置場所に合わせて事前に確認が必要です。なお、乾燥使用時に厚手の衣類が乾き切らない場合があるとの報告があります。量を調整するなどの工夫を行うことをおすすめします。


設置前に確認すべきサイズと搬入経路のチェック事項


洗濯機を購入する前に、設置場所と搬入経路のサイズ確認は欠かせません。当日に搬入できないと返品や交換が必要になるケースもあるため、事前の計測が重要です。
まず防水パンのサイズ確認が必須です。多くの防水パンのサイズは640×640mmとの報告がありますが、740×640mmや840×640mmのより大きいサイズもあります。購入予定の機種がどのサイズの防水パンに対応しているかを、事前に確認してください。防水パンの測り方を事前に確認しておくことが推奨されます。
搬入経路については、玄関・廊下・脱衣所の入口の幅が本体幅+10cm以上ないと搬入できません。階段や曲がり角がある搬入経路の場合はさらに余裕が必要です。ドラム式洗濯機の使用を諦める理由の第二位が「搬入できなかった」との報告があるほど、見落とされやすいポイントです。
縦型の容量5〜7kgは幅48〜55cm・奥行52〜56cm・高さ83〜95cm。8〜10kgは幅55〜60cm・奥行63〜66cm・高さ90〜105cm。ドラム式の8〜10kgは幅59〜61cm・奥行65〜68cm・高さ90〜107cmが目安です。(上記はあくまで目安で、メーカーにより異なります。購入前に事前確認を推奨します。)
水栓の高さが洗濯機より低いと専用器具が必要になる場合があるとの報告があります。水栓が洗濯機と近いと蓋を開けた際に蛇口が当たる場合もあるため、水栓の位置と洗濯機の高さの関係も事前に確認しておきましょう。縦型は上部に10cm程度の余裕があれば問題ないですが、ドラム式は前面に50cm以上のスペースが必要です。ドラム式の右開き・左開きも確認してから購入することを推奨します。


2人暮らしの洗濯機選びと活用ポイントまとめ
この記事のまとめです。
- 2人暮らしの洗濯物量は1日約3kg(1人あたり1.5kg)が目安(一般社団法人 日本電機工業会 自主基準)
- 基本的な容量の目安は7〜8kg。まとめ洗いが多い場合や将来を見据えるなら8kgがより安心
- 毎日洗濯する場合は7kgで対応可能。週3〜4回まとめ洗いなら8〜9kgが推奨
- 乾燥機能を日常的に使うなら、洗濯容量ではなく乾燥容量を基準に選ぶ
- 縦型洗濯機は洗浄力が高く本体価格が安め。泥汚れや皮脂汚れに強い
- ドラム式洗濯機は洗濯〜乾燥まで一度で完結。共働き世帯や夜間洗濯が多い方に向いている
- 縦型の1回の水道代は20〜30円程度。ドラム式は10〜15円程度
- ドラム式の乾燥方式はヒートポンプ式(1回15〜20円)とヒーター式(1回30〜40円)の2種類がある
- 購入前に防水パンのサイズを確認する。多くは640×640mmだが異なるサイズもある
- 搬入経路の幅が本体幅+10cm以上あるかどうかを事前に必ず測っておく
- ドラム式は前面に50cm以上の扉開閉スペースと、右開き・左開きの確認が必要
- 夜間に洗濯することが多い場合はインバーター搭載モデルが静音面で有利








