洗濯機で靴を洗うネットの選び方|上履き・スニーカーの洗い方と注意点

洗濯機で靴を洗うネットの選び方|上履き・スニーカーの洗い方と注意点

靴を洗濯機で洗いたいときは、ネットを買う前に、洗濯機と靴の両方がその洗い方に対応しているかを確かめることが先です。ダイソーの「学童用上履き洗いネット」やROSY LILYの「ズックリーンネット」には衝撃を和らげる構造がありますが、ネットを使えば、どの洗濯機でも靴を洗えるわけではありません。

対応が確認できたら、上履きには上履き用、大人のスニーカーにはサイズと入れ方が合う靴用ネットを選びます。ここでは、普通のネットとの違い、ダイソーとROSY LILYの具体的な商品、洗う前の準備から乾かし方までを順に説明します。

この記事のポイント
  • ネット購入前の洗濯機・靴の対応確認
  • 上履き用とスニーカー用のサイズ・入れ方の違い
  • 泥落としと取り外せる部品の下準備
  • 洗剤・脱水・乾燥を分けた使用条件
目次

洗濯機で靴を洗う前に知りたいネットの役割と選び方

ネットに入れれば洗える?洗濯機と靴の対応を先に判断

ネットに入れれば洗える?洗濯機と靴の対応を先に判断

まず確認したいのは、使用している洗濯機の取扱説明書やメーカーFAQです。日立の公式FAQでは、靴は重く、洗濯槽内で片寄りが生じやすいことから、洗濯機での靴の洗濯をおすすめしていません。洗濯・脱水中の音や、洗濯機と靴に傷が付く可能性を理由に挙げています。

一方、ROSY LILYはズックリーンネットについて、縦型・ドラム式の両方で使えると案内しています。この「対応」はネット側の説明です。洗濯機側が靴洗いを勧めていない場合まで、使用を認める意味にはなりません。ドラム式か縦型かだけで決めず、自宅の機種についての案内を優先しましょう。

靴についても、「スニーカーだから洗える」とは限りません。ハイアールの解説では、装飾品のない布製の靴を基本とし、革靴やヒールのある靴、飾り付きの靴などを洗濯機で洗えない例に挙げています。ただし、布やメッシュという素材名だけで、個々の靴の洗濯機洗いが認められるわけではありません。

例えば、アシックスのお手入れ案内では、布・メッシュのシューズはスポンジなどで洗う方法、人工皮革は水拭きや手洗いを説明しています。

靴メーカーが案内する方法があるなら、その方法を基準にしてください。

ネットの対応素材に名前が載っていることと、手元の靴に適した洗い方であることは、分けて判断する必要があります。

普通の洗濯ネットで代用できる?靴用との違い

洗濯機と靴の対応が確認できている場合、ハイアールはクッション性のある靴用ネットを理想としています。靴同士がぶつかって傷む可能性や、洗濯槽を傷つけるおそれがあるためです。靴用ネットがなければ普通のネットでも構わないとし、その場合は目が細かく、少し厚手のものを案内しています。

靴用ネットを選ぶときは、単に袋に入るかだけでなく、クッション・内側の生地・仕切り・留め具を見ます。例えば、ダイソーの上履き用は、表面のクッションメッシュと内側片面のブラシメッシュを組み合わせ、中央に仕切りを設けています。包む部分と、汚れに触れる部分の構造が説明されている商品です。

ズックリーンネットは、内側の毛足が靴の表面をこすり、厚みが衝撃を和らげるという説明です。靴ひも用のポケットや、チャックを止めるボタンも備えています。専用品を検討するなら、こうした構造が自分の洗う靴や、外した部品の扱いに合うかを比較しましょう。どのネットでも同じ洗い上がりになる、とまではいえません。

ダイソーの「学童用上履き洗いネット」は25cmまでの上履き向け

ダイソーの「学童用上履き洗いネット」は、上履きを洗濯機で洗うための商品です。本体サイズは22×30×1.7cm、内容量は1個。洗える上履きの目安は25cmまで、1足とされています。「25cm」は対応する上履きの目安で、本体の長さではありません。

洗濯機のミカタ

学童用上履き洗いネット を探す

中央の仕切りは上履きの偏りを防ぐための構造で、1つのネットに左右を入れて使うタイプです。ただし、小さい上履きなら多く入れられるわけではなく、2足以上を入れて洗わないよう指定されています。また、25cm以下でも、上履きのデザインによっては入らない場合があります。

公式ページには、2槽式・ドラム式の両方で使用でき、洗濯から脱水まで使えるとの記載があります。一方、水洗いできない上履きには使用できず、漂白剤と乾燥機・乾燥機能も使用不可です。学校用の上履きに候補を絞りたい人には検討しやすい商品ですが、一般のスニーカー用として適合範囲を広げて考えないようにしましょう。

ズックリーンネットは約30cmまで・片方ずつ入れるタイプ

ズックリーンネットは約30cmまで・片方ずつ入れるタイプ

ROSY LILYの「ズックリーンネット(2枚1セット)正規品」は、約30cm程度までの靴に使えると案内されています。大人のスニーカーも含めて検討できる一方、1つの袋に入れるのは片方だけ。左右1足には2枚を使う商品です。

洗濯機のミカタ

ROSY LILY株式会社 ズックリーンネット(2枚1セット)正規品 を探す

片方ずつに分ける理由は、靴が少し動ける空間を残すためです。メーカーは、両足を1つの袋に入れて隙間がなくなると、内側のブラシがうまく作用しないと説明しています。入るだけ詰め込む使い方ではなく、靴とネットの間に適度な空間を確保する設計です。

比較する点学童用上履き洗いネットズックリーンネット
主な用途・対象学童用の上履き上履き、スニーカーなど
靴のサイズ目安25cmまで。デザインにより入らない場合あり約30cm程度まで
左右1足の入れ方仕切り付きのネット1個に入れる片方ずつ、ネット2枚に分ける
内側の構造片面にブラシメッシュ毛足のあるマイクロファイバー
素材などの制限水洗いできない上履きには使用不可本革・エナメルは不適合
個別に確認したい点漂白剤・乾燥機能は使用不可靴の素材と洗濯方法の適合

素材については慎重に見たいところです。ズックリーンネットの公式FAQはスウェードも適した素材に挙げていますが、アシックスは天然皮革の裏革・起毛革について、ブラシで汚れを取り除く手入れを案内しています。素材名だけで洗濯機洗いへ進まず、手元の靴メーカーの方法に合わせてください。

本革・エナメルは、ズックリーンネット側でも適さないとしています。

洗濯機で靴用ネットを使う手順と脱水・乾燥の注意点

ネットに入れる前に泥・小石を落とし、外せる部品を分ける

ここからの手順は、洗濯機・靴・ネットの条件を満たす場合の説明です。最初に、ブラシで泥や小石を落とします。ハイアールは、先に落としておくことで洗濯槽の汚れを抑え、小石などによる傷を防ぐと説明しています。ネットに入れる工程の前に行う準備です。

ダイソーの上履き用ネットにも、靴底に付いた粘土・泥・土・ゴミなどは必ず落とすよう明記されています。そのまま洗うと洗濯機の故障の原因になるためです。ネットは汚れた靴を包む道具ですが、底に付いた固形の汚れまで、下処理なしで任せるためのものではありません。

次に、取り外せる中敷きや靴ひもを外します。ハイアールは、付けたままだと細かい部分の汚れが落ちにくくなるため、分けて洗うよう案内しています。ただし、一緒に洗う対象になるのは、それぞれが洗える素材の場合。靴本体が洗えても、中敷きまで同じ扱いにしてよいとは限りません。

例えば、アシックスの差し込み式中敷きは、原則として洗わず、においが気になるときに陰干しする程度という案内です。どうしても汚れが気になる場合の水洗いにも、シューシャンプーを使わないなどの条件があります。外した部品は、靴本体と分けて手入れ方法を判断しましょう。

左右の入れ方とポケットはネットごとの指定に合わせる

靴の入れ方には、全商品に共通する「1ネットに1足」という決まりはありません。前の表のとおり、ダイソーの上履き用とズックリーンネットでは左右の分け方が違います。使う商品の説明に従い、仕切りのある袋なのか、片方ずつ入れる袋なのかを確かめてから入れましょう。

ズックリーンネットには、靴ひも用のシューレースポケットと、ソール用のポケットがあります。メーカーは、靴ひもへの毛玉の付着や、ソール表面の剥がれという課題に対応するために設けたと説明しています。部品も洗える場合は、袋の中へまとめて放り込まず、それぞれの収納部を使う設計を確認してください。

同商品には、チャックを止めるボタンもあります。また、初めて使う前は、ネットだけを裏返し、柔軟剤を使わずに洗濯して乾かす方法が公式FAQで案内されています。初回の毛くずへの対処も兼ねた説明です。購入直後の準備と、毎回の靴の入れ方を分けて読んでおくと、必要な工程を取り違えずに済みます。

洗剤・コースはどうする?漂白剤と衣類の混洗にも注意

洗剤・コースはどうする?漂白剤と衣類の混洗にも注意

ハイアールの靴洗い解説では、ネットに入れた後は通常コースで洗い、粉末洗剤の溶け残りを避けるため、液体洗剤をすすめています。傷みが心配な場合には、おしゃれ着コースなどの弱水流も選択肢としています。ただし、これは靴の洗濯機洗いができる場合の案内で、非対応の機種で試すための設定ではありません。

ズックリーンネットのFAQでは、市販の洗剤でも洗えるとし、柔軟剤は使わない方がよいと案内しています。専用洗剤の同時購入が必須という説明ではありません。

洗剤を選ぶときも、ネット側の案内だけでなく、靴に指定された洗剤や洗い方との適合を見てください。

漂白剤を使うかどうかは、ネットによって条件が異なります。ハイアールの一般的な手順には酸素系漂白剤でのつけ置きがありますが、ダイソーの「学童用上履き洗いネット」は漂白剤を使用しないよう指定されています。一般的な靴洗いの手順を、そのまま個別商品の使い方へ当てはめないことが大切です。

衣類もまとめて洗いたくなりますが、ハイアールは靴だけで洗うよう案内しています。硬い靴底が服を傷つけたり、衣類が巻き付いて靴が型崩れしたり、巻き付いた部分の汚れが落ちなかったりすることがあるためです。ネットを使う場合も、服との混洗を前提にしないようにしましょう。

脱水後に水が残ることもある|乾燥機能は別に判断

脱水まで対応するネットでも、靴の水が十分に抜けるとは限りません。ダイソーは、上履きの底の特性によって十分に脱水できない場合があるとしています。ズックリーンネットのFAQにも、脱水・排水ができない靴では、脱水後に水が多少残るとの説明があります。

水残りだけで、ネットが使えなかったと判断する必要はありません。

ダイソーの上履き用では、水が残った際に取り出すときに水を切るか、入れる向きを変えて再度脱水するよう案内しています。これは同商品の説明です。別のネットや機種にも使える共通手順として、脱水時間を延ばしたり、同じ操作を繰り返したりする案内には置き換えないでください。

洗った靴は、基本の乾かし方として日陰干しを考えます。ハイアールは天日干しによる色落ちのリスクを説明し、回転する家庭用乾燥機は型崩れの原因になるとして使用を避けるよう案内しています。ダイソーのネットも乾燥機・乾燥機能は使用不可です。

ネットの「洗濯・脱水対応」を「乾燥まで対応」と読み替えないようにしましょう。

なお、乾燥に限っては例外もあります。日立は、静止乾燥・消臭除菌・除菌清潔の各コースを搭載している場合に、靴の乾燥ができると案内しています。ドラム式の静止乾燥は、ドラムの回転とヒーターを止め、風で乾かす方式です。ただし、靴の乾燥機対応などの事前確認が必要で、靴を洗濯できるという意味でもありません。

汚れが残ったら?ネットだけで新品同様になるとは限らない

汚れが残ったら?ネットだけで新品同様になるとは限らない

靴用ネットを使っても、すべての汚れを落とせるわけではありません。ハイアールは、染み付いた汚れは落ちにくく、新品同様にはなかなか戻らないと説明しています。ズックリーンネットのFAQも、洗剤の溶液で落とす汚れと、ブラシなどの摩擦が必要な付着汚れを分けています。

洗えることと、汚れが完全に落ちることは別の話です。

汚れが残った場合は、靴メーカーが案内する手入れへ戻りましょう。例えばアシックスは、布・メッシュのシューズをスポンジなどで洗う方法を示し、ブラシで力強くこすると素材を傷める場合があるとしています。「もっと強くこすれば落ちる」と決めず、素材に合う方法で扱うことが大切です。

洗濯機で靴を洗うネットの選び方と使い方のまとめ

この記事のまとめです。

  • 靴用ネットの対応表示だけで判断せず、洗濯機と靴メーカーの洗い方案内を先に確認する
  • ハイアールはクッション性のある靴用ネットを理想とし、普通のネットなら目が細かく少し厚手のものを案内
  • ダイソーの学童用上履き洗いネットは25cmまでの上履き1足が目安で、形によって入らない場合もある
  • ズックリーンネットは約30cm程度までが目安で、片方ずつ入れ、左右1足に2枚を使用する
  • 本革・エナメルはズックリーンネットに不適合。ほかの素材も靴メーカーの手入れ方法を優先する
  • 泥や小石は先に落とし、外せる中敷き・靴ひもはそれぞれの洗える条件を確かめて分ける
  • ネットの仕切り・ポケット・留め具は、使う商品の指定に合わせて扱う
  • 洗剤や漂白剤の条件は商品ごとに確認。ダイソーの上履き用ネットは漂白剤を使用できない
  • 脱水・排水ができない靴では、脱水後に多少水が残ることがある。洗濯・脱水対応でも、乾燥機能まで使えるとは限らない
  • 日立の一部コースには靴の乾燥案内があるが、搭載機能と靴の対応確認が必要で、洗濯対応とは別
  • ネットを使っても染み付いた汚れがすべて落ちるとは限らず、残った汚れは素材に合う手入れで扱う
参考にした情報
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この記事を書いた人

こんにちは!
「洗濯機のミカタ」を運営している ミカちゃん先生 です。

家電量販店での勤務経験と、洗濯機オタクな日常から得た知識を活かして、
「どの洗濯機を選べばいいの?」「この機能って何?」といった疑問に
やさしく、分かりやすくお答えしていきます。

ドラム式か縦型か、メーカーの違い、実際の使用感など、
洗濯機にまつわる情報をたっぷりお届けしていきますので、
あなたの洗濯機選びに、少しでもお役に立てればうれしいです♪

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