日立のドラム式洗濯機はどれを選ぶ?ビッグドラム5機種の違いと購入前の確認点

日立のドラム式洗濯機はどれを選ぶ?ビッグドラム5機種の違いと購入前の確認点

日立のドラム式洗濯機を選ぶなら、まず「一度に何kgまで乾燥したいか」で候補を分けましょう。洗濯から乾燥まで7kgならBD-STX130P・BD-SX130P、6kgならBD-SVX120P。コンパクトな機種を検討するなら、5.5kgのBD-CX100P、4.5kgのBD-CG80Pが候補です。

同じビッグドラムでも、乾燥方式や温水洗浄、操作画面には違いがあります。また、「乾燥フィルターがない」ことと「掃除がいらない」ことは別です。この記事では、2026年9月時点の日立公式ラインアップをもとに、容量・機能の選び方から、使い始めてからの手入れ、購入前の設置確認まで順に見ていきます。

この記事のポイント
  • 乾燥容量と使いたい機能による5機種の選び分け
  • 乾燥方式・風アイロンの違いと仕上がりの条件
  • らくメンテと自動投入に残る定期的なお手入れ
  • 購入前に押さえる設置条件と運転コスト
目次

日立のドラム式洗濯機を比較|容量と機能で選ぶ

現行5機種はどんな家庭の候補になる?

現行5機種はどんな家庭の候補になる?

現行の5機種には、いずれも「らくメンテ」が搭載されています。違いをつかむには、共通する機能より、乾燥容量・乾燥方式・毎日使う操作機能に注目するのが近道です。次の表は、購入候補を絞るための比較です。

機種洗濯・脱水/洗濯~乾燥・乾燥容量乾燥方式候補にする目安
ビッグドラム BD-STX130P13kg/7kgヒートポンプ式7kg乾燥に加え、大きな液晶画面で操作したい
ビッグドラム BD-SX130P13kg/7kgヒートポンプ式7kg乾燥と温水洗浄、スマートフォン連携を重視
ビッグドラム BD-SVX120P12kg/6kgヒートポンプ式6kg乾燥と液体洗剤・柔軟剤の自動投入を使いたい
ビッグドラム BD-CX100P10kg/5.5kg低温ヒート式コンパクトな機種で自動投入も使いたい
ビッグドラム BD-CG80P8kg/4.5kg低温ヒート式コンパクトさを重視し、4.5kg乾燥が用途に合う

BD-STX130PとBD-SX130Pで迷ったら、操作画面にどこまで求めるかが一つの分かれ目です。BD-STX130Pのワイドカラー液晶タッチパネルでは、よく使うコースをホーム画面から選べるほか、お手入れ方法やサポート情報をイラスト付きで表示できます。

容量だけなら両機種とも同じなので、画面上で説明を見ながら操作したいかを考えてみてください。

ビッグドラム BD-CX100Pを楽天市場で見る

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洗濯容量より先に、乾燥する量を考える

「洗濯13kg」の表示を見て、13kgをそのまま乾燥まで任せられると思わないようにしましょう。BD-STX130P・BD-SX130Pは、洗濯・脱水が13kg、洗濯から乾燥までが7kgです。洗う量と乾かす量には、それぞれ別の上限があります。

毎回まとめて乾燥まで終わらせたい家庭では、乾燥容量を基準に候補を絞ると、使い方とのずれを防げます。一方、洗濯後に干す衣類と乾燥する衣類を分けるなら、洗濯容量と乾燥容量の両方が判断材料。家族の人数だけで決めず、普段どこまで機械に任せたいかを先に決めるのがおすすめです。

さらに、特殊なコースでは容量が小さくなることがあります。たとえばBD-STX130Pで説明されている温水洗浄は、60℃や40℃つけおきでは上限2kg。大容量の機種を選んでも、すべてのコースで同じ量を洗えるわけではありません。普段のまとめ洗いと、黄ばみなどが気になる衣類の少量洗いは分けて考えましょう。

乾燥方式と風アイロンは何が違う?

乾燥方式と風アイロンは何が違う?

BD-STX130P・BD-SX130P・BD-SVX120Pは、ヒートポンプ式の「らくはや 風アイロン」。BD-CX100P・BD-CG80Pは、低温ヒート式の「風アイロン」です。乾燥をよく使うなら、仕上がりの機能名だけでなく、洗濯から乾燥までの使用水量・消費電力量・時間も比較したいところです。

低温ヒート式の2機種は、水冷除湿方式を採用しています。湿気を水に変えて除湿し、本体に排気口がなく、部屋が結露しにくいと日立は説明しています。ただし、乾燥時にも水道水を使う方式です。メーカーは乾燥時に水栓を閉めないよう案内しています。

風アイロンは、衣類のシワを低減する機能です。「らくはや 風アイロン」は高速風と大風量を使って仕上げますが、アイロンでプレスしたような効果まではなく、シワが完全になくなるわけでもありません。衣類の量や素材、一緒に乾燥するものによって仕上がりが変わります。

乾いた服のシワを伸ばしたいときは、通常の乾燥運転と専用コースを区別しましょう。BD-STX130P・BD-SX130Pの「スチームアイロン」は乾いた衣類1kg以下、BD-SVX120Pの「シワシャキ」も乾いた衣類1kg以下。

BD-CX100P・BD-CG80Pの「スチームアイロン」は乾いた衣類0.5kg以下です。生乾きや乾いた衣類に通常の乾燥運転だけを行っても、シワを取ることはできないとされています。

布傷みへの配慮と温水洗浄は、分けて選ぶ

BD-STX130P・BD-SX130P・BD-SVX120Pには「衣類長もち高濃度洗浄」が搭載されています。高濃度洗浄は、洗い始めに少ない水で洗剤を溶かし、濃い洗剤液を衣類に浸透させる仕組みです。

衣類が少ないときには、シャワーで汚れを洗い流す時間を増やして、たたき洗いの回数を減らし、色あせや毛玉などの布傷みを抑えます。

布傷みを抑える効果は、衣類の量や素材、洗剤、コースなどによって異なります。日立の比較試験は、BD-STX130MとBD-STX130Pを、洗濯2kg・標準コース50回運転で比べたものです。「衣類長もち」という名称から、どんな衣類も同じ設定で洗えると受け取らないことが大切です。

黄ばみやニオイへの温水洗浄を重視するなら、BD-STX130P・BD-SX130Pが候補になります。「温水高濃度洗浄」は目的に応じて水温を選ぶ機能で、30℃は念入りに洗いたい普段着やおしゃれ着、40℃つけおきは黄ばみやニオイがついた衣類向けの設定です。

ただし、すべての黄ばみやニオイを除去できるわけではなく、日光などで変色した黄ばみは落ちません。

温水洗浄は衣類の取扱絵表示に従い、傷みが気になる衣類は洗わないようメーカーが案内しています。色柄物と白物も分け洗いが必要です。容量や洗剤の条件も通常とは異なり、40℃つけおきでは粉末合成洗剤を通常の2倍使います。温水機能の有無だけでなく、洗いたい衣類がそのコースの条件に合うかまで見て選びましょう。

日立のドラム式洗濯機を買う前に|手入れ・設置・費用の確認

らくメンテでも、糸くずフィルターと槽洗浄は必要

らくメンテの魅力は、乾燥フィルターをなくし、ホコリや糸くずを本体下部の大容量糸くずフィルターに集めることです。洗濯槽・乾燥経路・ドアパッキンの3つの自動おそうじ機能で洗い流すため、乾燥のたびに乾燥フィルターを掃除する手間がありません。一方、集まったごみを取り除く作業は残ります。

糸くずフィルターの「約2週間」という目安には条件があります。BD-STX130Pの説明では洗濯~乾燥7kgを1日1回、BD-CX100Pの説明では5.5kgを1日1回運転した日立の調査によるものです。衣類の量・種類により異なるため、全機種・すべての使い方で同じ頻度になるという保証ではありません。

また、自動おそうじは乾燥のみの運転や一部のコースでは作動しません。乾燥のみを続ける場合や、使用間隔が空く場合には、洗濯槽クリーナーを使わず汚れや糸くずを流す「槽洗浄15分」コースが案内されています。洗濯槽自動おそうじを使っていても、クリーナーを使う槽洗浄は3~4か月に1回が目安です。

「らくメンテ洗浄」は、洗濯槽・乾燥経路・ドアパッキンを洗浄する槽洗浄4時間のコース。使用状況に応じて操作パネルがお知らせします。洗濯槽用または衣類用の塩素系漂白剤を使う指定があり、すべての乾燥機能が改善するわけではありません。

手入れの負担は減らせますが、乾燥の不調を必ず解決できる機能とは考えないようにしましょう。

自動投入は便利さとタンクの手入れをセットで考える

自動投入は便利さとタンクの手入れをセットで考える

液体洗剤・柔軟剤の自動投入を使いたいなら、BD-STX130P・BD-SX130P・BD-SVX120P・BD-CX100Pが候補です。毎回洗剤を量る作業を減らしたいかどうかは、容量とは別の選択基準になります。

BD-STX130P・BD-SX130P・BD-SVX120Pの自動投入は、工場出荷時にはオフ設定です。投入量は「多め」「少なめ」に調整でき、残量が少なくなると操作部で知らせます。BD-STX130Pは液晶画面のアイコン、BD-SX130P・BD-SVX120PはLEDの点滅という違いがあります。

BD-STX130Pでは、アプリで設定した洗剤の銘柄をタッチパネルでも確認できます。

この3機種では、おしゃれ着用液体洗剤・漂白剤・粉末洗剤は自動投入に対応せず、手動投入口を使います。自動投入のお手入れは2~3か月に1回が目安。洗剤や柔軟剤の種類を変えるとき、タンクに残したまま1か月以上自動投入を使わなかったときも必要です。

タンクは取り外して分解・水洗いができるので、計量の手間と定期的な手入れをあわせて検討しましょう。

設置場所だけでなく、ドアと搬入経路も確認する

コンパクトなBD-CX100P・BD-CG80Pでも、置き場に本体が収まれば設置できるとは限りません。日立は本体の寸法と設置寸法を区別し、使用環境によって設置できない場合があると案内しています。本体周囲の必要な隙間に加え、ドアを開けて衣類を出し入れする空間が必要です。

  • 設置場所:本体周囲の隙間と、ドアを開けたときの作業スペース
  • 水栓:据付面からの高さと、給水ホース取付部との位置関係
  • 屋内の搬入経路:玄関・室内ドアの幅と高さ、廊下の曲がり角
  • 屋外の搬入経路:エレベーター、階段、踊り場、途中の狭い場所

今回の5機種には左開き・右開きが用意されています。たとえばBD-STX130Pでは、左開きがBD-STX130PL、右開きがBD-STX130PRです。購入画面ではシリーズ名だけでなく末尾まで照合し、設置後の出し入れに合う向きを選びましょう。寸法も、購入する型番のものを使って判断します。

設置台にも注意が必要です。日立は、キャスター付きの設置台や不安定な場所には据え付けないよう警告しています。運転中の振動で移動・転倒し、けがにつながるおそれがあるためです。水栓が低い場合も、単に高さを足せばよいとは限りません。採寸した結果をもとに、設置方法は販売店へ相談してください。

価格は本体と運転コストを分けて比較する

価格は本体と運転コストを分けて比較する

5機種のメーカー希望小売価格は、いずれもオープン価格です。そのうちBD-CX100Pは取り扱い先が限定され、原則としてメーカー指定価格で販売されると案内されています。

本体価格は購入先の見積もりで比較し、乾燥を頻繁に使うなら運転コストも別に見ましょう。

機種比較時の洗濯~乾燥量消費電力量/回標準使用水量/回洗濯~乾燥時間
BD-STX130P・BD-SX130P7kg約1,150Wh約65L約93分
BD-SVX120P6kg約990Wh約64L約85分
BD-CX100P5.5kg約1,590Wh約90L約145分

表は日立が掲載する標準コースの目安です。各データは日本電機工業会の自主基準「洗濯機性能評価基準(2025年12月22日時点)」によるもので、室温・水温、水道水圧、設置・排水条件、衣類の量や種類、片寄りなどで増減します。特に、機種ごとに処理する衣類量が異なる点は見落とせません。

同じ量を洗って乾かした比較ではありません。

この条件で見ると、ヒートポンプ式の3機種は、BD-CX100Pより多い量を処理しながら使用水量・消費電力量が少なく、運転時間も短い目安です。乾燥を日常的に使う家庭では、本体価格だけで決めず、この差を検討する意味があります。

ただし、自宅の電気代・水道代は契約内容や使用状況で変わるため、本体の価格差を何年で回収できるかまでは一律に言えません。

候補を最後まで絞れないときは、必要な乾燥容量、温水洗浄や操作画面への希望、設置条件の順に戻ってみてください。7kg乾燥の2機種で迷うなら画面の使い方を、コンパクトな機種を検討するなら容量と自動投入への希望を比べると、追加の機能に払う価値を判断できます。

日立のドラム式洗濯機選びのまとめ

この記事のまとめです。

  • 7kg乾燥ならBD-STX130P・BD-SX130P、6kg乾燥ならBD-SVX120Pが候補
  • コンパクトなBD-CX100Pは5.5kg乾燥、BD-CG80Pは4.5kg乾燥
  • BD-STX130Pは、液晶画面でコースや手入れ方法を確認したい人向け
  • 洗濯容量と乾燥容量は別で、温水などのコースには個別の容量上限がある
  • 風アイロンはシワを低減する機能で、プレスしたような仕上がりやシワの完全除去は保証されない
  • 温水洗浄を重視するならBD-STX130P・BD-SX130P。衣類表示やコースの条件に従う
  • らくメンテでも糸くずフィルターの掃除と槽洗浄は必要。「約2週間」は運転条件付きの目安
  • BD-STX130P・BD-SX130P・BD-SVX120Pの自動投入は、洗剤の種類に制限があり定期的な手入れも必要
  • 設置は本体寸法だけで判断せず、ドアの開く空間、水栓、搬入経路まで確認する
  • 本体価格と運転コストを分けて比較。公式の水量・電力量・時間は機種ごとの容量で測定した目安
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この記事を書いた人

こんにちは!
「洗濯機のミカタ」を運営している ミカちゃん先生 です。

家電量販店での勤務経験と、洗濯機オタクな日常から得た知識を活かして、
「どの洗濯機を選べばいいの?」「この機能って何?」といった疑問に
やさしく、分かりやすくお答えしていきます。

ドラム式か縦型か、メーカーの違い、実際の使用感など、
洗濯機にまつわる情報をたっぷりお届けしていきますので、
あなたの洗濯機選びに、少しでもお役に立てればうれしいです♪

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